18年にもなりますか

感じた事、出来事、いろんなこと書き綴ってます。

いま、会いに行きます

2006-01-22 09:14:42 | 映画
 1年以上も前の映画の話だけども、ロードショーの時に見ていなかったのでご勘弁を。邦画って映画館でなかなか見ないので・・・。

 さてこの映画、原作は読んでいないので改めて読みたいのだけども、やっぱり映画のすごさを感じさせるなぁと関心した。たった2時間ほどの時間の中で訴えかけるものがあって・・・。映画作りに携わられている方々のすごさには感動します。

 竹内結子と中村獅堂が主演のこの映画、普通の家族愛を描いただけではなくて、一つの”人生の選択”を描いたものとも言える。それは生き方と言い換えても良いのかも知れない。

 食べるものにも不自由がなく、水や電気、ガスがあたりまえに使えて、お金も普通にある一件豊かな世の中で、みんなが見失っているもう一つの豊かさ、”人生を自らの手で選択する”という事をこの映画で感じ取ることが出来た。

 竹内結子が大学生の時に、交通事故に遭い、病院で目覚める間に”夢で見てしまった、28歳で死んでしまう自分の人生”。中途半端なままの秋穂巧(中村獅堂)との恋愛感情を背負ったままな澪(竹内結子)が、その秋穂巧とその子供との幸せそうな家庭を持っている夢。そして自分が先に逝ってしまう受け入れがたい夢。自分が秋穂に会いに行けば、まちがいなく28歳で死んでしまうという”人生の選択”。秋穂に再び会いに行かなければ、もしかしたらもっと人生をながく生きられるのかもしれない。

 澪は28年という短い人生を選んだ。

その短い人生の中でとことん家族との時間を大切にし、家族を愛し、愛されてゆくことを決意した。

 なんとも言えない、けっして古くさくない、純愛だ。

巧から見た澪、澪から見た巧がそれぞれ上手く構成されて、映画を見る者を惹きつけてしまう。澪が自ら巧に電話をかけてひまわり畑で再会するシーンが2度出てくるが、2度目のシーンの説得力にまたまた関心させられる。

 この映画の公式サイトの書き込みにも、再上映希望や何度でも見たというのがあったが本当にそういう映画だとおもう。映画というもののおもしろさ、映画だから描けたというおもしろさと、脚本のおもしろさがちょうど良い感じである。”心が温かくなる”映画の一つだろう。

主演:竹内結子、中村獅堂

ここのところ映画に関する記事が、邦画ばっかりになっているが、洋画も結構見ているのでまた洋画についての感想はいずれ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする