18年にもなりますか

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日本の歴史

2005-09-19 20:27:39 | 風景
 9月18日にフジテレビ系で放映された「日本の歴史」。全体感を把握するには結構良いと思ったが、もともと4時間でできる物ではない。そういう意味からはかなり挑戦的だし、フジテレビとしてはかなり神経を使ったに違いないと思われる。

 こういう番組を通じて改めて思うのは、歴史を何のために学ぶのかと言うことだ。ただ単にこの時代にこういうことが起こったということだけを記憶していればいいのであれば、それはそれで単純な記憶があればいいし、これでテストの点数が良ければOKというのならちょとどうかと思ってしまう。

 歴史を学び、国の成り立ちや、どのようにして時代が変るのか、大きな視点で”歴史に学ぶ”ことをしないと、やっぱり同じ過ちを繰り返してしまう。それは明らかに愚かしいことであるということを学ぶべきではないか?
 
 古代史ならばロマンに浸っているのもいいのかもしれない。しかし中世あたりからの歴史からは、人間のエゴや国家観や世界観。天下統一を夢見る事に対する別の視点が必要だと言わざるを得ない。そうでないと歴史を学ぶことの意義が失われてしまう。

 奈良県の明日香村に出かけた時に見た酒船石や、石舞台などは古代のロマンの領域だが、聖徳太子が十七条憲法を制定したあたりからその背景となった日本の社会構造に目を向ける必要があるのではないかと思う。

 もう一度、歴史は何のために学ぶのか?を親子で会話してみるべきではないか?単なる興味で終わらせるのも良いが、もっと深く抉ってみると単なる勉強の領域だけではまかない切れないだろう。

 歴史を学ぶこと。それは将来を作る事につながるべきである。