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18年にもなりますか

感じた事、出来事、いろんなこと書き綴ってます。

医療はタダか? Tomorrow

2008-07-13 22:01:33 | ドラマ
 7月から始まった日曜ドラマ、「陽はまたのぼる」久しぶりの竹野内豊。1回目は見逃したが、2回目の放送では、テーマが「命を金で買うとき」

 タイトルはドラマなので衝撃的な表現になっているが、考えるまでもなくかぜ薬を買う為にはお金がいるし、怪我をした絆創膏だってお金がいる。お金がいるのが分っているから入院保険なるものがあるし、がん保険がある。子どもを産むのだってお金がいる。

 結論だけ言えば、命をお金で買うのだ。

 一方で、ではお金がないなら死ねというのか?という感情論がある。だから医療保障制度や保険が必要となるのだ。保険組合が互助の精神にもとづいて制度を作り、みんなが豊かで安心できるようにするのだ。


 しかしいま問題も起こっている。いわゆる医療費の踏み倒し。確信犯的にお金を払わない一部の人達がいる。

 
 産まれそうになって担ぎ込まれた妊婦を目の前にして、産婦人科医は無視することもできない。そして分娩。場合によっては帝王切開もある。母子の命を預かる医療行為に対して、当たり前の顔で、お金がないから払えないというのもあるそうだ。


 医療は無料が当たり前、安いのが当たり前というのは互助の精神に反する大きな誤解だ。働けない人の為に社会保障がある。働けない人に、働ける人が助けるのは当たり前だという考え方が無くなってきている。働けなかった人が、働けるようになったら、また今度は働けない人に返す。そういう精神が前提に互助がある。


 戦中戦後のものの無かった時代、多くの人達が貧しかった時代には助け合いがあった。味噌や醤油を借りたりすることも珍しくなかった。

 

 それがいつのまにかどこかへ消えてしまった。



 医療にはお金がかかる。だから社会保障がある。社会保障の精神は互助である。互助とは、お互いに助け合うということ。助ける人は自分自身が助けることができる立場に感謝し、助けてもらう立場の人はそれを当然とは思わずに、きちんと感謝し、いずれ返そうと考える気持を持ち行動すること。

  
 医療費はタダではないのだから。国にどうしろこうしろ!ではなくて、自らが少しずつでも無料医療を受けることを少なくしていけばお互いに助かるはずだ。感情論を先行させることなく、きちんと考えて行けば医療制度は崩壊せずに済む。崩壊してしまって真っ先に困るのは、本当に助けてもらわなければならなくなった場合の私たちなのだから。

陽はまたのぼるの公式ページは---> http://www.tbs.co.jp/Tomorrow2008/



ハチワンダイバー

2008-05-18 09:21:14 | ドラマ
土曜の深夜11時10分から、フジテレビ系で放送のドラマがこの「ハチワンダイバー」。

深夜ドラマは昔からいろいろあって観ているが、独特のテンポと脚本で展開する、深夜ならではの宇宙観がある。

古くは、仲間由紀恵と阿部寛の「トリック」、釈由美子の「スカイハイ」、最近では高橋克典の「特命係長 只野仁」を始めいろいろある。

最近で面白いとおもったのは、「SP 警視庁警備部警護課第四係」、「ロス・タイム・ライフ」そしてこの「ハチワンダイバー」だ。

これらのドラマは何故かこの深夜時間帯だから成立するという不思議さがある。これは観ている側の問題なのだろうかもしれないが、どの番組も深夜に観るにはちょうど面白い内容のものばかり。


深夜ドラマに強いのは、何故かテレビ朝日系列とフジテレビ系列である。興味のあるかたはチェックを。



ホカベン

2008-05-01 07:29:25 | ドラマ
 日テレ系列でのドラマ、ホカベン。昨日はじめて見たが、すごく引きこまれた。犯罪加害者と被害者、そして弁護士の間に生まれる、駆け引き、損得、欲望、悲哀、ことばで表現できない緊迫感や絶望。

 生きることに対する、なまなましい現実をドロドロになりすぎずにドラマの中で展開されていて圧倒される。

 主役の新人弁護士に上戸彩を使っていることで、軽いノリの新人弁護士奮闘記と思っていたが、いやいや、内容は本当に濃い。まさに、事件の加害者と被害者間の怨念の応酬の間を、司法の限界の中で、理想に燃える上戸彩が、必死になっているというストーリーである。


 裁判員制度が平成21年からスタートするが、それに向けてのドラマだと思うが、大変考えさせられるドラマだと思う。途中からでも楽しめると思うので、見逃した方は、チェックすることをお勧めする。

公式サイトはこちら→http://www.ntv.co.jp/hokaben/




ごくせん

2007-01-05 01:53:08 | ドラマ
 お正月をどう過ごすか?家の中で寝てばっかりというのも気分がすっきりするものではないし、だからといってどこかへ旅行するようなお金も無い。そういうときは、映画に限る!

 毎年年末の大晦日に朝一番で映画を見ていたのが、今年はサンタクロースが届けてくれたWiiのおかげで映画に行かずに済んだ。本当は映画代の方が安いのだが、Wiiはサンタが届けてくれた(事になっている)のでここは仕方ないところだ。

 もちろんWiiばっかりやっているわけにも行かず、初詣を済ませてレンタルDVDでドラマを借りてくる。家族でドラマ好きなので、DVDを借りてみることには不平不満は一切ないので大変助かる。

 今回借りたのは、「ごくせん」の初回版である。松本潤君の出てる「白金学園」編である。

 この「ごくせん」は中高生向けに作られているのだろうが、その中で出てくるエピソードや、ヤンクミの台詞には、そのまま社会人にだって十分通用するものが多い。ある回での松本潤君が早稲田も慶応も合格しているのに進路を決めていないというのがあった。彼の仲間は、ラーメン屋を中華料理屋にしたいとか、デザインを勉強して自分のブランドを持ちたいとか、建築の勉強したいなど、夢をもってその為に進んでいるが、松本潤君演じる沢田は、なにも目標が無いことに悩んでいるという話だ。

 「ごくせん」の良いところはあまり説教臭く無いところだし、押しつけがましいところがないところだが、この回のこの彼の悩みは殆ど多くの中学生や高校生が持っている悩みなのではないかと思う。もしかしたら大学生でも、やりたいことが決まらない人が多いのではないだろうか?

 悩むことはいいことなのでどうこう言いたくは無いが、やりたいことが決まらない人には幾つかのタイプがあって、やりたいこととお金を儲けることと自分が出来そうなことが、ぐるぐると頭のなかで回っている場合と、まったくやりたいことが無い場合があるように思う。3つの事がぐるぐる回っている人に対するアドバイスは、自分のやりたいことではお金が儲からないのか?ということと、やりたいことの為に何を犠牲にできるか?と言うことを考えなさいということである。それからの選択は自分自身がすればいい。天秤に掛けるというのではない、まず中心に据えることができるものを持って考えなさいと言うことである。

 もうひとつの本当にやりたいことが無いのであれば、まずは何か行動する事をオススメする。その行動はできれば人と関わるような種類のものがいい。ボランティアでおじいちゃん、おばあちゃんの話し相手になるだとか、養護施設に預けられた子ども達と遊んでみるとかである。もちろん無償であるが、まずやってみる事である。できれば2~3ヶ月続けてみる。そうして生身の人間がそれぞれの事情を抱えながらもどうやって生きているのか、どうやって夢の実現に向けて進んでいるのか、それに触れることができて、考えるきっかけを持つことが大切だ。

 そこに立ち止まったままではなく、前向きに考えて生きることの大切さを「ごくせん」では話を通じてメッセージを出していた。2007年は、ドラマの中の3-Dの連中に負けないように、顔をあげて前を向いて行ければと思う。

 2007年。すべての人に良い年でありますように。

格好悪い?

2005-02-13 19:14:22 | ドラマ
 日本テレビ系で「87% 私の5年生存率」というドラマがそこそこ話題になっている。第一話から観ているわけではないのだが、第5話のあるシーンが大変印象に残った。

 登場人物の背景が分らないとちょっと説明しずらいので、ドラマの全容の詳細は日テレのホムページを観てもらいたいが、おおよそこんな具合である。

 主人公と主人公の元男の間に男の子ができたが、元男は認知も養育費も払わないままでいる。主人公は完全な母子家庭で日々暮らしている。その主人公が乳ガンになることからこのドラマが始まっている。印象に残ったシーンはその主人公と、元男の現妻とのやりとり、現妻は、主人公が養育費を毎月要求していると思いこんで、200万円の手切れ金を申し出た後のことである。


 それは、一旦「要らない!」と啖呵を切って突き返した手切れ金を200万円を「やはりください」というシーンだ。

 いったんは「要らない」といった手切れ金を、やはり「ほしい」というかっこわるさに悪態をつく現妻。それを見かねた杉田かおる扮する、主人公の会社の同僚が、「生きるために必死なんだ、プライド捨てて何が悪い、人間格好悪いことがかっこいいんだ!」と涙ながらに怒るシーンがある。

 本当に生きること、子供を育てることは大変だ。どれほど格好悪いことでもやらなきゃ生きていけない。ウチが狭いだの、人が呼べないだの、インテリアがいいだの悪いだの。そんなこと一切言ってられないのだ。安売りのお店で買い物をするし、給料日前は我慢もしなきゃならない。お米が無いときだってある。そんなものだ。それを格好悪いというのは簡単。そういう生活が嫌だというのも簡単だ。しかし、それでもなお頑張り続けることのほうが、とちゅうで逃げ出すよりも遙かにカッコイイ。

 自分の子供はそういう価値観を持った子供に育てたい。