ツークラ関東GUMI

ツーリングクラブ関東GUMI

バイク好き、ボルティー好きの仲間が集まって作ってます。
元Volty関東組

うれしい時間

2016年05月13日 | けんたの部屋

うれしい時間





素人の決意というのは、どうしてこうもウツロウのか。


右肩のチタンプレートを外すために手術をし、
それまでしていた「ランニング」と「筋トレ」を中断して早2年近く。
世間一般的には痩せている部類に入る僕だけれど、
お腹の肥大化はひどいものだ。
術前と比べ、体脂肪3%増だし。
昔の絵で言うと、「餓鬼」の様だよ。(ノ∀`)アチャー




4月。
年度が替わって、何かを始めるには良い時期だ。
やりたいコトもできたし、お腹を引っ込めるために、トレーニングの再開だよっ!(・∀・)ヤルヨ!
まずは走るだけだけれどね。(∀`*)ゞイヤァ




そんなに「ゴリゴリ」と強力にするつもりはない。
ゆるーく行かないと、体が壊れちゃうから。
ペースは1週間に2~3回。






そんなゆるい中でも、何かと理由をつけては、サボる方へと心が傾く。
そんな心を殴りつけて走りにでる。








その日は、何となく体調が悪い気がした。
「無理して走ってもなぁ」
と、悪い方へ思考が流れる。

「まぁ、緩くやるのが続ける秘訣かな」
なんて思い、サボりが決定したよ。



しばらくして、出かけているちび子から電話が。
「今日、パパ走る?走るなら私も行く!」ヾ(´∀`*)ノ ハシルヨー




その前の週。
走る準備をしている僕に、
「私も行く!」
と言って、連れ立って出たのは良いけれど、
数十メートルで走るのをやめ、少し遠目の公園でブランコに耽り
その後はそこら辺をブラブラしてその日を終わらせた前科があった。
ちなみに、ブランコを押すのは「パパの義務」とは彼女の持論。(´・ω・`)



でも、走り出すには良い口実だ。
「じゃあ、待ってるから」
と電話を切る。



ちび子が帰ってきて着替えている間に準備運動を始める。
家から出てきたちび子は、自転車の方へ。

(゜A゜ )?ハシラナイノ?


「私、自転車で行くよ」
と、自転車を引っ張り出してくる。
僕は大体30分以上走るから、丁度よいかも。

自転車ちび子とトレーニング開始だよ!





しばらくすると、
「ピッピ!ピッピ!ピッピ!ピッピ!」
と、笛がないから口真似で笛の真似を始めるちび子。
走りづらいこと、この上ない。


僕は4歩で息を吐き、4歩で吸う。
でたらめに笛もどきが聞こえるので、ペースが守れないよ。

「ねぇちび子、それ止めない?走れないよ」
「何言ってるの?走ると言えばこれでしょ」
「そんなのどこで覚えたの?」
「小説に書いてあったよ。これでみんな頑張るんだよ」
「でも止めて」



僕のお願いなんて、彼女は聞く気はない。
しゃーなしなので、自分の歩数に集中するよ。




「ピッピ!ピッピ!ピッピ!ピッピ!ワンワン!ワンワン!
ニャーニャー!ニャーニャー!ブンブン!ブンブン!

「うるせーよっ!!」ヽ(`Д´#)ノ
。゜(゜^∀^゜)゜。ギャーハッハッハッハッハッハハッハッハッハッハッハ!!

僕の怒りは全く効かない。





その後も雑音に耐えながら走り続ける。
土手沿いのランニングコースに入ると、
「遅い! そんなコトでドラフト3位が取れると思うの?!! もっとペースを上げて!!」(゜Д゜)ゴルァ!!
突然の喝。
なんで3位?
それより、ドラフト指名なんて受けるワケないよっ!
大体、ちび子は野球なんて見たコトないでしょ。


「とーちゃん、ドラフト指名なんて受けないよ」
「そんなの分からないでしょ! テレビで「けんた」って言われるかもしれないよ!」
「とーちゃんは野球なんてしたコトないよ…」

しゃべると呼吸が…。


しばらく「静かだなぁ」と思っていると





「気合いだ!気合いだ!気合いだー!」




周りのヒト達の視線が痛い。


「どうしたの?」
「パパ、気合が足りないよ」
「ハイ…」。・゜・(ノ∀`)・゜・。





その後もこんな感じが続き、とてもじゃないがいつもの時間分は走れず、2/3程度の時間で終了しました。








家の近くに来てから、
「パパ汗かいた?」
「うん」
「私は汗かいてない。汗かきたかったなー。パパのペースが遅いからだよ

(´ω`)トホホ…






トレーニングとしてはイマイチだったけれど、
これはこれでうれしい時間だった。
でも、どうやったら彼女も走るようになるだろう?
でも、まぁいいか。











押すと気合が入る。かな?
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