9月29日(土)
休日出勤。
朝からザンザン降ってる。
気象庁は明日も降るって言ってる。
気温も低い。
仕事を定時で上がり、明日の準備をする。
8時にレンタカー屋へ行く頃には雨は落ちてきていなかった。
少しだけ明日晴れる(曇りでも可)コトを祈りながら積み込みをし、筑波へと向かう。
宿に入ってもやっぱり寒い。
しかもこの部屋、鎧とか変な仏像とか置いてあって、夜中寝ぼけて見たら叫びそうなグッズがいっぱい置いてある。
少し遅れてOさんも宿に入ってきた。
一緒に「貸しガレージが空いているらしい」と耳寄り情報も持ってきた。
貸しガレージとは筑波にある有料ピットのこと。
中の施設から遠いこともあり借りたことは無いのだけれど、雨が降るなら屋根があるほうが楽。
場所も分かっているから、朝行ったら取り合えずバイクを突っ込み、事務所が開いたら申し込むことにする。
いくらテントがあると言っても、雨が降ったらキツイもんね。
少し安心。
Oさんは寒い寒いと言いつつ、ビールを飲んでる。
僕も飲みたかったけれど、寒いから断念。
ビール飲み終わったから布団に入った。
布団の中は暖かいね。
9月30日(日)
前日からの祈りもむなしく、めちゃくちゃドンヨリした空だ。
かろうじて雨が落ちてこないだけ。
少しでもきっかけがあると降ってくるだろう。
筑波は近くだから今朝はらくチン。
次回もこの宿を利用したい。と言うよりする。(←次回があればだけれど)
それにしても雨が落ちてきたら走りたくないなぁ。
ガレージ前にOさんのトランポをつけ2人のバイクを入れて、
いかにも「最初から予約してましたよ」みたいな顔をして、事務所が開くのを今か今かと待っていた。もっとも、誰かが今日以前に予約していたらアウトだけれど。
幸いにもガレージは空いていて、無事に雨をしのぐ場所を確保したのでした。
と同時に空から水の粒が落ちてきた。
やっぱりね…。
期待したらいけないと、覚悟しなければいけないと思っていても、今日1日雨が降らないといいなぁなんて思ってた。
降り始めてしばらくして、手伝いに来てくれたサブウェイさん(以下Sさん)ご一行、さん太さん、fukuさん、たぬきさんが到着。
予選前。
雨脚が更に増してきた。
ここで選択しなければいけないことが一つ。
タイヤだ。
今はいているTT900はいかにも「雨の日は滑るよ」と言わんばかりのパターン。
目の前にはTT100をはいたさん太号がある。
交換するなら今しかないんだよね。
さん太さんも「今なら作業しても間に合う」って言ってるし。
TT100で雨のサーキットは走ったことがるので、大体の感じは知っている。
なので当初、予選はTT900で走り、あまりにも滑って仕方ないようならTT100にコンバートするつもりだったけれど、あまりの雨にビビッて交換を決意。
さん太さんに交換をお願いする。
同時にOさんもレインタイヤに交換し始める。
雨脚は弱まるどころか強くなってる。
fukuさんから雨具を借りた。
予選は3周しないとコントロールタワーでの計測が始まらないから、最低でも4周しないと予選を走ったことにならない。
なので5周くらい走ったらやめることにして予選に挑む。
時間が来て各車コースへ入る。
このグラトラクラスの予選は先導車が付いて、慣熟するまで好きに走らせてはくれない。
雨降ってるから早く終了したいのに…。
2周目。
雨具を着ているから体は平気だけれど、ブーツのチャックから水が入ってきてるよ。
覚悟はしていたけれど、早いなぁ。
何周回っただろう?
やっと先導が外れた。
さあこれから目を三角にして気合を入れるぞ!
ってな訳にはいかない。
滑るから。
サーキットの路面は喰いつきがいいイメージがあるのに、スピードを出しているせいか、一般道並みに滑る気がする。
特に第1ヘアピン。
ある程度までバンクさせると一気にグリップをなくす。
当然コケたくないから、傍から見ると「バイクは倒れていないのに、人間だけエラク内側へ入って気張った感じがする」走りになる。
カッコが悪いけれど仕方ない。
出るときOさんに言われたのは
「雨の日のタイムの目安は、ドライの5~6秒落ちだよ」。
すみません、ぜんぜん届きませんよ。
がんばって走るのだけれど、38秒台が目いっぱい。
初めてボルティで筑波を走ったときより10秒以上遅いよ。
もう少し速く、もう少し縮めたいと思いながら、結局時間いっぱい走っちゃった。
結果は38秒台前半の予選5位。
トップとは7秒差。
かなり厳しい現実だ。
僕が終わってOさんの予選開始。
fukuさん雨具を着込んでOさん出撃。
僕がタイムを計測して、Sさんがサインボードを出す。
Oさんは意外にも、レインタイヤをはいて走るのは初めてなんだそうな。
無事を祈り、ピットロードを出て行くOさんを見送る。
1周して来たから、計測を始める。
あれ…?
おかしい。
1分30秒過ぎても戻ってこないよ。
Sさんと顔を見合わせ、
「やっちゃたかな?」とお互い思う。
2分過ぎて確信したけれど、どこでやったか分からない。
探しに行こうとした時、隣のピットの人が、
「Oさん第1ヘアピンでコケてるよ」と教えてくれた。
Sさんとヘアピンへ走る。
Oさんは第1ヘアピン手前のS字のとこのクッションパットの上に座ってた。
人間はあまり痛いところはなさそう。
良かったよ。
手を振るとOさんも手を振り返してくる。
意識もしっかりしていそう。
で、バイクの方はと言うと、
遠目で見てもかなり痛そう。
Sさんと「ハイサイドだねー」と意見を交わす。
目の前にいた警備のにーちゃんに
「どんな風にコケ?」
と聞くと、
「クッションパットに張り付きながら走ってきた」とのこと。
よく解らないなぁ。
予選が終わり、Oさんがマーシャルと一緒に戻ってくる。
バイクはまぁ想像通りと言うかなんと言うか…。
修理費が「もう少しお金を足せば新車買えるじゃん!」てなくらいかかりそう。
幸い見た目ではメインフレームは曲がっていなさそう。
Oさんは直すつもりみたい。
早く直ると良いね。
丁度大将も筑波へ着いた。(大将はお子様達の運動会が実施される可能性があったから、中止が決まるまで自宅待機だったのだ)
気を取り直して泊まった宿へお昼を食べに行く。
思ったより混んでいて、意外と時間がかかってしまい、食べるのを早々に切り上げピットへ向かう。
ツナギに着替えて準備する。
ブリーフィングを受けてコースへ出る。
久しぶりだなぁ。グリッドへ着くのは。
前回は1列目スタートだったけれど、今回は2列目アウト側からのスタートだよ。
スタート1分前。
大将が励ましの言葉を掛けてコースから出る。
さて、待望のスタートだ。
旗が振り下ろされ各車一斉にクラッチを繋ぐ。
スタートは得意なんだよね。
発進してすぐに1台抜く。
そのまま第1コーナーへ。
ドライならもう1台くらい抜くのに!
滑るのが怖いから、おっかなびっくり走る。
前にいる連中はチャッチャと走っていく。
レースなんだから、もっと思いっきり良く行かなきゃなんだけれど、中々踏ん切りがつかないよ。
じわじわと離されている上に、スタートで抜いた人に4周目で抜かされた。
キー!!悔しいー!!と思っても技量の差だから仕方ない。
これで予選と同じ5位だ。
それでも1位以外は視界に入っている。
チャンスはあるよ。
抜いたヤツに付いていっているからか、全体的にペースが落ちているからか分からないけれど、2位から5位の僕まで団子になってきた。
チャンス キター(°∀°)-ッ!!
タイムも予選より3秒以上速くなってるし。
7周目。
第2ヘアピンを立ち上がると、それぞれのテールは手に届きそうだ。
バックストレート勝負。
雨という状況は嫌だけれど、気温が低いのは今回のキャブセッティングとばっちり合ったみたい。
最高速はほぼ希望通りに出た。
最終手前で1台パスする。
「やったー!!」と大喜びしながら抜いた相手を見て、視線を前に戻すともう最終入り口。というよりもう曲がってる。
ドライなら全開で入るのだけれど、今日は雨が降っているから1速落として入っていた。
当然オーバースピードだ。
とっさに「曲がり切れない」と思いフロントブレーキを速度調整のために軽く当てる。
途端にウォブル発生。
車体はコントロールできずにグラベル一直線。
今思えば、そのままアクセルオフにして我慢すればよかったと思う。
実況の「けんた選手コースアウトだー!!」って声が聞こえてるよ。
車体を傾けたり、フロントブレーキを握るとコケちゃうから、とにかく頑張って何もしないでおく。
黙っていればグラベルの抵抗で自然に止まるからね。
だけどアクセル全閉にしているつもりなのに、雨に濡れたグローブが引っかかって、ハーフスロットルになってるよ。
右へ左へとリアが出る。
必死にコントロールしてコケずに済んだ。
後ろを振り返る。
まだ後続は来ていない。
大分離れていたんだなぁ。
ドリフトしながら大急ぎでコースへ戻る。
草刈正雄ならここから奇跡の大逆転なんだけれどねぇ。←汚れた英雄参照
コースへ戻るものの、前には誰もいなくなってる。
がっかりしていると、後ろのヤツに追い抜かれるかもしれないので頑張って走る。
残り2周してチェッカーを受ける。
無事に10周乗り切れました。
順位は予選と同じく5位。
雨の中、コケずに走れたから良しとせねば。
fukuさんは負傷して来年1年は出場できないだろうし、僕もお嫁様から「今年でレースは辞めなさい」と言われているので、ボルティ関東組プロジェクトTTはこれで解散です。
長いような短いような時間でしたが、応援、ご協力ありがとうございました。
みなさんも楽しんでいただけたでしょうか?
いつかまた次回、走れる日が来ましたら、また懲りずに応援お願いします。
ありがとうございました。
追伸。
レースが終わって家に帰って話をしていたら、お嫁様が「雨降って全力で走れなかったの?後悔されても困るから、来年も走って良いよ」と言ったですよ!
という訳で、来年から「ボルティ関東組新生プロジェクトTT」が始まります。
財政的にも苦しいので練習はかなり限定されますが、また頑張って行きたいと思います。
応援ヨロシクね!!
休日出勤。
朝からザンザン降ってる。
気象庁は明日も降るって言ってる。
気温も低い。
仕事を定時で上がり、明日の準備をする。
8時にレンタカー屋へ行く頃には雨は落ちてきていなかった。
少しだけ明日晴れる(曇りでも可)コトを祈りながら積み込みをし、筑波へと向かう。
宿に入ってもやっぱり寒い。
しかもこの部屋、鎧とか変な仏像とか置いてあって、夜中寝ぼけて見たら叫びそうなグッズがいっぱい置いてある。
少し遅れてOさんも宿に入ってきた。
一緒に「貸しガレージが空いているらしい」と耳寄り情報も持ってきた。
貸しガレージとは筑波にある有料ピットのこと。
中の施設から遠いこともあり借りたことは無いのだけれど、雨が降るなら屋根があるほうが楽。
場所も分かっているから、朝行ったら取り合えずバイクを突っ込み、事務所が開いたら申し込むことにする。
いくらテントがあると言っても、雨が降ったらキツイもんね。
少し安心。
Oさんは寒い寒いと言いつつ、ビールを飲んでる。
僕も飲みたかったけれど、寒いから断念。
ビール飲み終わったから布団に入った。
布団の中は暖かいね。
9月30日(日)
前日からの祈りもむなしく、めちゃくちゃドンヨリした空だ。
かろうじて雨が落ちてこないだけ。
少しでもきっかけがあると降ってくるだろう。
筑波は近くだから今朝はらくチン。
次回もこの宿を利用したい。と言うよりする。(←次回があればだけれど)
それにしても雨が落ちてきたら走りたくないなぁ。
ガレージ前にOさんのトランポをつけ2人のバイクを入れて、
いかにも「最初から予約してましたよ」みたいな顔をして、事務所が開くのを今か今かと待っていた。もっとも、誰かが今日以前に予約していたらアウトだけれど。
幸いにもガレージは空いていて、無事に雨をしのぐ場所を確保したのでした。
と同時に空から水の粒が落ちてきた。
やっぱりね…。
期待したらいけないと、覚悟しなければいけないと思っていても、今日1日雨が降らないといいなぁなんて思ってた。
降り始めてしばらくして、手伝いに来てくれたサブウェイさん(以下Sさん)ご一行、さん太さん、fukuさん、たぬきさんが到着。
予選前。
雨脚が更に増してきた。
ここで選択しなければいけないことが一つ。
タイヤだ。
今はいているTT900はいかにも「雨の日は滑るよ」と言わんばかりのパターン。
目の前にはTT100をはいたさん太号がある。
交換するなら今しかないんだよね。
さん太さんも「今なら作業しても間に合う」って言ってるし。
TT100で雨のサーキットは走ったことがるので、大体の感じは知っている。
なので当初、予選はTT900で走り、あまりにも滑って仕方ないようならTT100にコンバートするつもりだったけれど、あまりの雨にビビッて交換を決意。
さん太さんに交換をお願いする。
同時にOさんもレインタイヤに交換し始める。
雨脚は弱まるどころか強くなってる。
fukuさんから雨具を借りた。
予選は3周しないとコントロールタワーでの計測が始まらないから、最低でも4周しないと予選を走ったことにならない。
なので5周くらい走ったらやめることにして予選に挑む。
時間が来て各車コースへ入る。
このグラトラクラスの予選は先導車が付いて、慣熟するまで好きに走らせてはくれない。
雨降ってるから早く終了したいのに…。
2周目。
雨具を着ているから体は平気だけれど、ブーツのチャックから水が入ってきてるよ。
覚悟はしていたけれど、早いなぁ。
何周回っただろう?
やっと先導が外れた。
さあこれから目を三角にして気合を入れるぞ!
ってな訳にはいかない。
滑るから。
サーキットの路面は喰いつきがいいイメージがあるのに、スピードを出しているせいか、一般道並みに滑る気がする。
特に第1ヘアピン。
ある程度までバンクさせると一気にグリップをなくす。
当然コケたくないから、傍から見ると「バイクは倒れていないのに、人間だけエラク内側へ入って気張った感じがする」走りになる。
カッコが悪いけれど仕方ない。
出るときOさんに言われたのは
「雨の日のタイムの目安は、ドライの5~6秒落ちだよ」。
すみません、ぜんぜん届きませんよ。
がんばって走るのだけれど、38秒台が目いっぱい。
初めてボルティで筑波を走ったときより10秒以上遅いよ。
もう少し速く、もう少し縮めたいと思いながら、結局時間いっぱい走っちゃった。
結果は38秒台前半の予選5位。
トップとは7秒差。
かなり厳しい現実だ。
僕が終わってOさんの予選開始。
fukuさん雨具を着込んでOさん出撃。
僕がタイムを計測して、Sさんがサインボードを出す。
Oさんは意外にも、レインタイヤをはいて走るのは初めてなんだそうな。
無事を祈り、ピットロードを出て行くOさんを見送る。
1周して来たから、計測を始める。
あれ…?
おかしい。
1分30秒過ぎても戻ってこないよ。
Sさんと顔を見合わせ、
「やっちゃたかな?」とお互い思う。
2分過ぎて確信したけれど、どこでやったか分からない。
探しに行こうとした時、隣のピットの人が、
「Oさん第1ヘアピンでコケてるよ」と教えてくれた。
Sさんとヘアピンへ走る。
Oさんは第1ヘアピン手前のS字のとこのクッションパットの上に座ってた。
人間はあまり痛いところはなさそう。
良かったよ。
手を振るとOさんも手を振り返してくる。
意識もしっかりしていそう。
で、バイクの方はと言うと、
遠目で見てもかなり痛そう。
Sさんと「ハイサイドだねー」と意見を交わす。
目の前にいた警備のにーちゃんに
「どんな風にコケ?」
と聞くと、
「クッションパットに張り付きながら走ってきた」とのこと。
よく解らないなぁ。
予選が終わり、Oさんがマーシャルと一緒に戻ってくる。
バイクはまぁ想像通りと言うかなんと言うか…。
修理費が「もう少しお金を足せば新車買えるじゃん!」てなくらいかかりそう。
幸い見た目ではメインフレームは曲がっていなさそう。
Oさんは直すつもりみたい。
早く直ると良いね。
丁度大将も筑波へ着いた。(大将はお子様達の運動会が実施される可能性があったから、中止が決まるまで自宅待機だったのだ)
気を取り直して泊まった宿へお昼を食べに行く。
思ったより混んでいて、意外と時間がかかってしまい、食べるのを早々に切り上げピットへ向かう。
ツナギに着替えて準備する。
ブリーフィングを受けてコースへ出る。
久しぶりだなぁ。グリッドへ着くのは。
前回は1列目スタートだったけれど、今回は2列目アウト側からのスタートだよ。
スタート1分前。
大将が励ましの言葉を掛けてコースから出る。
さて、待望のスタートだ。
旗が振り下ろされ各車一斉にクラッチを繋ぐ。
スタートは得意なんだよね。
発進してすぐに1台抜く。
そのまま第1コーナーへ。
ドライならもう1台くらい抜くのに!
滑るのが怖いから、おっかなびっくり走る。
前にいる連中はチャッチャと走っていく。
レースなんだから、もっと思いっきり良く行かなきゃなんだけれど、中々踏ん切りがつかないよ。
じわじわと離されている上に、スタートで抜いた人に4周目で抜かされた。
キー!!悔しいー!!と思っても技量の差だから仕方ない。
これで予選と同じ5位だ。
それでも1位以外は視界に入っている。
チャンスはあるよ。
抜いたヤツに付いていっているからか、全体的にペースが落ちているからか分からないけれど、2位から5位の僕まで団子になってきた。
チャンス キター(°∀°)-ッ!!
タイムも予選より3秒以上速くなってるし。
7周目。
第2ヘアピンを立ち上がると、それぞれのテールは手に届きそうだ。
バックストレート勝負。
雨という状況は嫌だけれど、気温が低いのは今回のキャブセッティングとばっちり合ったみたい。
最高速はほぼ希望通りに出た。
最終手前で1台パスする。
「やったー!!」と大喜びしながら抜いた相手を見て、視線を前に戻すともう最終入り口。というよりもう曲がってる。
ドライなら全開で入るのだけれど、今日は雨が降っているから1速落として入っていた。
当然オーバースピードだ。
とっさに「曲がり切れない」と思いフロントブレーキを速度調整のために軽く当てる。
途端にウォブル発生。
車体はコントロールできずにグラベル一直線。
今思えば、そのままアクセルオフにして我慢すればよかったと思う。
実況の「けんた選手コースアウトだー!!」って声が聞こえてるよ。
車体を傾けたり、フロントブレーキを握るとコケちゃうから、とにかく頑張って何もしないでおく。
黙っていればグラベルの抵抗で自然に止まるからね。
だけどアクセル全閉にしているつもりなのに、雨に濡れたグローブが引っかかって、ハーフスロットルになってるよ。
右へ左へとリアが出る。
必死にコントロールしてコケずに済んだ。
後ろを振り返る。
まだ後続は来ていない。
大分離れていたんだなぁ。
ドリフトしながら大急ぎでコースへ戻る。
草刈正雄ならここから奇跡の大逆転なんだけれどねぇ。←汚れた英雄参照
コースへ戻るものの、前には誰もいなくなってる。
がっかりしていると、後ろのヤツに追い抜かれるかもしれないので頑張って走る。
残り2周してチェッカーを受ける。
無事に10周乗り切れました。
順位は予選と同じく5位。
雨の中、コケずに走れたから良しとせねば。
fukuさんは負傷して来年1年は出場できないだろうし、僕もお嫁様から「今年でレースは辞めなさい」と言われているので、ボルティ関東組プロジェクトTTはこれで解散です。
長いような短いような時間でしたが、応援、ご協力ありがとうございました。
みなさんも楽しんでいただけたでしょうか?
いつかまた次回、走れる日が来ましたら、また懲りずに応援お願いします。
ありがとうございました。
追伸。
レースが終わって家に帰って話をしていたら、お嫁様が「雨降って全力で走れなかったの?後悔されても困るから、来年も走って良いよ」と言ったですよ!
という訳で、来年から「ボルティ関東組新生プロジェクトTT」が始まります。
財政的にも苦しいので練習はかなり限定されますが、また頑張って行きたいと思います。
応援ヨロシクね!!