声を磨くのは芸術の仕事の一部と思う。
私の声のトレーニング法を高みに導いたのは、2人の存在だ。
一人はメタルバンドのボーカル。
30代前半で入会を希望してきた。
お断りしたが彼の大学教授から私を紹介されたを思い出し、その教授に失礼と思い、電話して教えることになった。
しかしメタルバンドは俗にシャウトという、声帯破壊的歌だ。
一筋縄では行かない。文字道理実験の連続だ。
一方、文学座の女優さんも10年以上、在籍していたのに、納得の行く結果が出ない。「私でもだめか」。
メタルバンドの歌手は10年すぎに攻略法を発見した。この方法は他のすべての生徒の役にたっている。しかし文学座の女優は例外だった。
彼女は15年在籍し、海外留学を機会に現れなくなった。
最近、復活したが納得の結果が出ない。2日前に他の人ではやったことのない方法が、一瞬、閃いた。
超がつくほど成功した。
もうないのではと思っていたのに、新しい方法があるとは驚嘆だ。
2日過ぎ彼女の声を電話で聞いたが、すこぶる良い。
決論から言えばこの二人がいたから、私の今の方法はあると言える。
つまり世界の誰も知らない方法に押し上げてくれたのは、この二人の生徒だ。感謝・かんしゃ