スタジオでyoutube用のお話をしている。
上手く運ばない。
昔は話の名人と言われていた。
80歳になったのでダメになったと諦めていた。
だから編集者に苦労をかけている。
ぶつ切れでつなぎ合わせていただいている。
話していて次の言葉が出てこないのだ。
年齢的に仕方がないことだと諦めていた。
ところが今日多摩川の草むらの中で、カメラ用三脚を立てて、時々、土手の上を歩く、走るの人を気にしながら、カメラに向かって話した。
淀みなく話が出てくる。
十二分に自分の中にある話をスムーズにしゃべりたい。
それが出来なかったのだ。
ところが今日、昔の感覚が蘇ってきた。
恐らく編集者の仕事が楽になったと思う。
80才の中には皆さんにお知らせしたい問題が五万とある。
話だけではつまらないので、スタジオで間に入れる物を撮り、見やすくしていこう。
大げさに言うと天にも上る嬉しさがある。
死んだ自分が生返った感じだ。
不思議、信じられない気分があふれている。