私の生徒の一人が京都で年末の行事、第九ソロ歌を努めた。
たまたまテレビで他の第九を見た。
確かBS放送であった。
声を出す歌手にとっては大変な曲だ。しかも時間が長い。
人間の声帯にとっては過酷すぎる。
その本番が終わった後、生徒の声は傷んでいなかった。
3ケ月以上私のトレーニンから遠ざかっているのに、むしろいい状態だ。
彼女自身も声が持ったのは私のおかげと感謝した。
55年を越えて私は大変なところまで来たものだと思った。
自慢ととられても事実なのだから、ありのままに述べさせていただく。
彼女がイタリアの本場で活躍することを密かに願う。