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想定外で全ては許されるのか

2011年06月09日 21時06分01秒 | Weblog

 東日本大震災は想定外の超Aランクの予想外の大きさであったと関係者は逃げる。

 責任者、関連者のすべては「想定外で仕方がない」で全てを済ませている。

 行政責任者はこの想定外は魔法の助け舟だ。日ごろから想定している、つまりシュミレーションは十分行っているとすべての行政責任者は述べる。

 例え裁判にかけられても罪を問われることはない。しかし税金から収入を得ている人は日々低下、堕落する傾向がある。この様なレベルが低い状態のシュミレーションは価値があるのか。実際の災害に対応できるのか。

 阪神淡路大震災の時、テレビを通じて当時の責任者、兵庫県知事のボケ具合に私は驚いた。適切、迅速な処理・指示が出せないのだ。日々緩んだ脳細胞は大震災でも最高時の働きができないのだ。本来は行政の長は「船底一枚下は地獄」の意識で采配しなければならない。そんな人は日本国には一人もいないのではないか。菅総理も昔の厚生大臣の時の頭の働きはない。年齢からか、ぬるま湯に長くつかりすぎたからか。

 宮城県大川小の責任者も態々1階レベルの体育館に全員を集めて40分以上議論していた。3階の教室にいれば、あるいは屋上に逃れれば、死者の数は10分の一以下かもしれない。おおくの小学生や父兄を死なせずに済んだのだ。

 今、我々が真剣に考えなくてはならないのは、想定、想定・・・・シュミレーション、シュミレーションがどのレベル、つまり船底一枚下は地獄のレベルから厳しく準備されたか否かにある。このためには税金で暮らす人の責任追及、刑を厳しく科すに切り替える必要がある。現在の状態でどんなに厳しさを求めても、カエルの面にしょんべんだ。

 端的にいうと、カエルの面にしょんべんの人間に想定させるのが間違いだ。確か高村薫女子は「地震国日本で原発は大変危険ではないか」と自著に記されている。つまり今回の福島原発の恐ろしさを予言されていたのだ。電気のコストについても原子力は一度事故を起こせば何兆円の損害賠償額になる。安全性においても二重三重の費用をかけなくてはならない。一重の安全性でコスト計算をするから、火力、水力よりも安いと算出されたのだ。

 福島原発はこの一重も十分にされていなかったのではないか。想定も建設も三分の一重レベルではなかったのか。これは完全に犯罪と私は判断する。