日本人は自分の中に埋もれている声と言う宝物を、一度も表に現さないで死んでいく人種か?
例えばテレビを見る。声を商売にしているアナウンサー、キャスター、コメンテイターのあごの下を見てください。のど仏の周りに筋が走る、酷い人は気持ちが悪くなるほど筋張ている。あるいはのど仏が上に上がっている。これは声の出し方が悪い証拠である。
歌手にも多くみられる。一生自分の本当に声を知らないで死んでいく日本人が多すぎる。
俗におなかから声が出ると言う表現がある。
例えば小高い山の頂上から、遠くへ「ヤッホー」と叫ぶ。のど声の人は声が遠くに届かない。いや、のどが痛くなり、続けると声がかれる。
しかし私の生徒のほとんどは思い切り叫び、快感を得る。
お腹から思い切り声を出せる。これは何物にも替えがたい幸せである。
この幸せを95%以上の日本人は知らない・体感しないで死んでいる。プロと言われる人も。