日本1周軽キャン車旅30日目、北海道12日目、5月18日。本州ではさわやか5月だがここではまだ寒く、雪模様とは日本も広い。8時、とりあえずは上湧別チューリップ公園にでかける。車で10分足らず。開園準備中でひともまばらだが虹色のチューリップの花々は美しく風車がゆっくりまわりヨーロッパをおもわせる風景。外から十数枚撮影。
9時半、サロマ湖道の駅につく。どこから海でどこから湖かわからないほど広大な湖。しかしこうして大北海道を走っていると国のインフラというのは道と車、電気と上下水道、これらが根幹であることを痛感する。さすがに日本は国土の隅々までインフラが整備されている。たいしたものだ。もっとも戦後69年、あらゆるところでメンテナンスが必要にはなっているがね。
道の駅の元気なおばさんにすすめられ100円也の稚貝の味噌汁、うまかった。孫へ土産を買い網走にむかう。知床は朝10センチほど雪が積もったらしい。12時半、「流氷街道網走」道の駅に着く。風もあり寒々しい。
1時、網走刑務所博物館訪問。北国開発で受刑者が網走に集められたのが発端らしい。現在の網走刑務所は網走川河畔にある。小清水原生花園のある葉菜野花小清水道の駅をへて15時道の駅しゃりに着く。もう知床である。ウトロの雪の状況をたずねる。問い合わせてもらうと道路の雪はとけて多分、ノーマルタイヤでもいけるでしょうという情報。途中、オシンコシンの滝という有名な景勝地を見て、16時半、ウトロシリエトク(最果てを意味するらしい)道の駅に無事到着
2005年に世界自然遺産に指定された知床、まさに日本の秘境。ほんとによくぞここまで来たものだと自分ながら感心。しかし雪や凍結で知床峠が凍結、通行止め。開通めどがたたないとのこと。羅臼へは半島横断でいけないね。50年前のった知床半島観光船も波高く運行されていない。知床五湖への道も雪で通行止め。そしてヒグマ出没情報。どうしようもないね。道の駅の案内嬢に日帰り温泉情報聞く。どこも1000円なり。知床グランドホテルに行く。立派なホテル。8Fの展望大浴場。湯面に知床の夕闇が映えて超きれい。最高のお湯。結構でした。
道の駅に戻る途中、交差点にキタキツネの姿を発見、知床だ!豪華なホテルから一転、寒々とした軽キャンの一畳の空間にもどる。SさんやHさんから電話。知床、雪情報みました、大丈夫ですかと気遣ってくれる電話。ありがたいですね。人のぬくもりで暖かくなって弁当とカップ酒の夕食。がんらいグルメ志向ではないので弁当でも意外と平気な自分である。さあ、明日はどうするかね?