ゴールデン・リタイアーズ

S20年生、後期高齢ゾーン、人生最終コーナー「遊行期」の
徒然残日写真録

140812 純米吟醸酒、「山呼万歳声」

2014年08月12日 | 辛口ひとりごと

先般息子が帰福した折、結婚披露の宴を催した料亭「一扇」からいただいた祝い酒をもってきてくれた。冷やしていただいたが大変おいしかったのだがラベルの文字をみて何かなとふと思い調べてみた。「さんこばんざいのこえ」と書いてある。地元の酒造メーカーに依頼して特別につくってもらったようである。

ネットで調べてみると、昔、中国の後漢の武帝が宗山に登って国民の安泰を願った。同行した臣下が武帝をたたえて万歳をしたところが、連山が呼応して万歳、万歳、万歳と響き渡ったという故事に山呼万歳声という禅語ができたという。爾来、めでたい席でこの言葉が使われるようになったらしい。

「一扇」の店主の料理への思い入れ、お客への思い入れ、おもてなしの心が伝わってくるお酒である。ことほどさように経営の理念は戦略、利益に優先する経営の大原則である。己が儲けさえすれば客が病気になろうが死のうが知ったことではないとうそぶいている中国の食品偽装問題、残念ながら政治家、官僚の汚職問題などをふくめてこのあたりの理念教育は半世紀はおくれているのではないか。もっとも最近の日本の県会議員の官費乱用のていたらくはあまりえらそうに中国云々はいえないかもしれないがね

しかし日本の輸入食材の半分が中国製というからほんとにそら恐ろしい。よほど吟味して食べるものを選ばないといけなくなっている。

コメント
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