一戸建て、マンションなどのトラブル相談窓口に「住まいるダイヤル(0570-016-100)というのがあるらしい。そこに寄せられるトラブルの1位が屋根や壁面の塗装工事、塗りなおしリフォーム。知識、技術不足のリフォーム業者や下請け職人が安売り受注をしたおかげでどうしても手抜き工事をせざるを得ない。コストダウンは材料費節減、仮設足場のレンタル料(日数)、人件費ということになる。
1、通常戸建て住宅は新築後10年を経過すると外壁や屋根の塗り替えが必要になってくる。リフォーム業者は外観をみて戸別にチラシをいれたり営業をかけてくる。施主は自分の住まいの敷地面積や建坪は知っているが壁面や屋根の面積を知らない。ハウスメーカーの図面集をみても明記されていない。チラシに30~40坪100万円、40~50坪130万といった床面積での価格表示しているのが多いが実は30坪の家を40坪に増築しても外壁、屋根面積はほとんど増えない。だからリフォーム業者に見積もり前にこの塗装面積をしっかり出させることが重要。屋根も勾配係数によって面積がかわってくる。
2、使用する塗料の量を明確にして、その必要量が確実に使用されているか、缶数のチェックをすること、塗装職人に作業終了後空き缶を持ち帰らせないことが大事。どのメーカーのどの塗料が何缶塗られたかを押さえる。
1缶で何平米と缶には明示されている。たとえば塗装面積が200平米なら缶・50平米の塗料なら4缶必要。これが下塗り、上塗りそれぞれ明確にされ3回塗りしますという見積もりならそれに対応した塗料の量が必要になる。最近の塗料はよくなっているので伸びがいいらしい。悪徳職人は水を混ぜたりして2缶ですませたりしてごまかす。見た目は塗ったようになっている。
3、重ね塗りするまでの必要な乾燥時間(インターバル)が塗料によって決まっている。これを守らないと規定の品質がでない、耐久性が出ないことになる。安値受注すると業者は工期を短縮すべくこの乾燥時間を守らない。以上をふまえた工程計画書になっているかの確認が必要というわけだ。
業者の信用判定はリフォーム実績、施主の声、一級塗装技能士など資格保有者の有無などのチェックがいるが
まずは事前診断を提案して塗装面積確認、現状の不具合をビデオで撮影してもらいそのうえで見積もりをしてもらう。見積書にはメーカー名、品名、使用缶数、面積を明示してもらう。法令を遵守した契約書、工事保証、アフターなどの明記。業者保証とメーカー保証の明記。工事中のコミュニケーション、作業結果の明確化などが重要なポイントになる。約2時間のセミナーだったが納得の内容であった。塗装面積の把握など無料(社団法人市民講座運営委員会負担)診断を依頼することにした。
アクロス地下のそじ坊でざるそばを食して地下鉄で福岡市美術館へ移動。西日本フォトコンテストの入賞入選作の写真展をみる。どうやら審査員の評価基準は、撮り手のメッセージが感じられるか、見る人にほのぼの共感をあじわせる写真か、構図、被写体がじっくり計算されているかなどが評価のポイントのようですね。
14時、大濠公園を歩いていると雨が降り出した。夕方から大雨の予想がでていた。蒸し暑い。帰路を急ぐ。15時帰宅。今日は久しぶりの納得のセミナーでした。昔を思い出す・・・