ゴールデン・リタイアーズ

S20年生、後期高齢ゾーン、人生最終コーナー「遊行期」の
徒然残日写真録

170329 桜開花すれど満開は4月にずれこみそう!高校野球、福岡勢敗退!

2017年03月29日 | 趣味と交遊

東京、福岡と開花宣言はだされたものの、近辺はつぼみふくらみ、数輪ちらほら状況で満開は4月にづれこみそう。

住宅団地周辺。

ウオーキングがてら宝満川沿いの桜をチェック。ここも3~5輪の開花。

 NHKの満開予測は福岡4月4日、熊本4月10日。妻の熊本女子会は10~11日、ぴったりだったようだ。明日から孫をつれての恒例の温泉1泊ドライブだが桜はだめだね。大牟田市動物園よこの延命公園で桜のつぼみをみながらのお弁当、その後は動物園。今年はメインが動物園になりそう、当然わたしの被写体も動物たち。明日は晴れ予測で1~2分くらい咲いてくれればいいのだがとかく予測というのは桜に限らずあたらない。

 泊は船小屋温泉郷。いつも原鶴だったので今年は変更。九州新幹線の新駅やソフトバンクホークスの2軍球場などできたがあまり人気があるとは思えないが昭和天皇がかつてとまられたホテルとかでものは試しといったところ。

 昨夜はサッカー日本代表がタイを4-0で撃破、こんな試合をしてくれると溜飲がさがる。まだ難敵サウジやオーストラリアのゲームを残しているがロシアワールドカップの切符は手に入れそうだね。

 高校野球は久しぶりに福岡勢が準準決勝に2校進出、しかし福大大濠が報徳学園に、東海大福岡が大阪桐蔭にいずれも強豪校に敗退。しかし福大大濠の三浦投手は滋賀学園との延長15回と再試合で326球も投げ切ったのだから脅威だね。メジャーがみたらオーマイゴッドだ。さすがに今日はベンチにいたが負けてしまった。エースの存在は大きい。サッカーの久保選手はまさにハリルジャパンのエースだね

 

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170327 稀勢の里、奇跡の逆転連続優勝、国民の期待に応えた! 久留米市美展、写真部門ギャラリートーク!

2017年03月27日 | 趣味と交遊

昨日は柳川の三柱神社で桜祭りと流鏑馬神事。社務所に確認、桜も未開花、雨予測で行くのをやめて、14時久留米市美術館着。

雨がぽつりぽつり。今回、写真部門は134人の出品で入選入賞は85人、入選率は6割強で結構、審査員も9人、厳選された写真が展示されているのだろう。

  小一時間見ているとフロアにざわつき。審査員によるギャラリートークが予定より30分早く始まりそう。K審査員がずばずば、歯に衣を着せず指摘してゆく。85の内14作品が入賞、どこが違うのかね

 

市長賞を撮った作品。「晩秋」という作品。わずかに残った柿と老婆の残りの歳月が微妙に響き合っていると審査員が感じたのだろうか。バックを消した静かな画調が秀作と評価された。要するに写真に物語が想起できること。

特選の作品。「ヒヨの舞」プラス2くらいに補正してハイキーな画面作り、南天の赤とヒヨの羽が格調を高めた仕上げになっているとの評。

久留米市教育委員会賞。絶妙のシャッターチャンスをとらえた作品。シマウマ2頭が口をあけて漫才をしているような写真。THE MANZAE。

久留米市美術館賞。「大寒の祈願」タイトルが十分表現されているという評。正面から撮ればもっとよかったとK審査員。

特選。「白煙の戯れ」3枚組写真。線香の煙の変化を組み写真で表現、単写真では入選もしなかったのではないかという評。

要するに誰も撮れない、誰も撮れなかった、誰も撮ろうとしなかったような写真、画像から見えない何かを想起させるような写真を撮らないと入賞は難しいということか。16時半から撤収。

帰り道、筑後平野、菜の花と暗雲、雲の影から光芒。コンビニにとめてコーヒをのみ。カメラに収める。

 

 18時前、TVをつけるとなんと稀勢の里が本割で照ノ富士を右引き落としで撃破、同点優勝決定戦に持ち込む。痛めた左肩をかばっての捨て身の勝利。決定戦までの20分、支度部屋で稀勢の里は泰然としていた。決定戦、これももろ差しを許し押し込まれるも、元気な足をつかって周りこみ、捨て身の右小手投げで照ノ富士を撃破してしまった。見えざる力が働いたと稀勢の里の弁。綱をしめて土俵入りをするようになるとおのずと今までとは違う腹がまえができるようになるのだろう。先場所、横綱に昇進するまでは散々国民の期待を裏切ってきた稀勢の里が22年ぶりの新横綱優勝の偉業をなしとげ国民の期待に応え、感動をあたえ泣かせてしまった。まさに相撲史に残る勝負だったね。

 よかったよかった。まあ150キロを超える力士がぶつかるパワーは素人にはわからないがものすごいエネルギーなのだろうね。普段、感情をおもてに出さないことを信条としてきた稀勢の里があれだけ苦悶の表情をするのだから二頭筋断裂やらなにやらわからないにしても相当なダメージだったのだろうがよく戦ったものだ。しかし稀勢の里も反省すべきは日馬富士に土俵の外まで一気に持ってゆかれるような相撲はやってはいけないということだ。やや13日目は気の張らせ方が足りなかったのかもしれないね。来場所完治させて、奮起の白鵬や照ノ富士と名勝負をやってもらいたいものだ

 

 

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170325 春分の次候、「桜始めて開く」頃。死んだらおしまいよ!日本人の死生観。神棚を祭る企業、好業績?

2017年03月25日 | 旧暦のある暮らし

東京や福岡で開花宣言。宇美公園でも桜が咲いていた。

24節気では春分の次候、25~29日、「桜はじめて開く」頃となってい入る。ソメイヨシノは江戸時代につくられ、それ以前は山桜であったとか。吉野山のヤマザクラは素晴らしいようだ。さくらえび、桜餅、アスパラガス、こぶし、吉野花会式などが季節のキーワード。

(宇美公園)

 新聞に「成功している人はなぜ神社にいくのか?」という本が25万部突破したとか、ほんとかね。日本人は神仏の存在を肯定する人はすくなかろうが正月は神社に参詣し、お盆には墓参りし、葬儀はほとんどが仏式、クリスマスは大いににぎわい、まったく宗教へのこだわりがない。しかし家に神棚や仏壇があるのは2割くらいだとか。

 アメリカ人は信仰をもっている人が85%、神のために死ねるというのが70%、毎週教会にいくというのが2割、神の存在を90%は信じているとか。大統領就任式では聖書に手をおいて誓いを立てる。進化論は半数が否定、人は神がつくりたもうたというわけだ。日本の首相は般若心経に手をおいて就任式などしないね。天皇に出席していただいてそこで認証式をやっているのが日本人だ

 さて、表題の神社まいりや神棚の件だがあらゆる失敗や問題の根源は人間の執着やこだわり、思い上がり、欲望など煩悩のなせる業。したがって社内に神棚を置くということが

1. 会社の中にパワースポットができる
2.
自分(社長)よりも上の存在ができ、どれだけ成功しても謙虚になれる
3.
銀行や取引先など、他者からも信頼される
4.
感謝の念が増え、仕事の効率がよくなる
5.
社員の意識も高くなる    という理屈になる

 神棚は、昔は学校や役場、各家庭どこにでもあり、普通に日本人の生活に馴染んでいた。
しかし戦後GHQの「公的機関の神棚の禁止」令により、役所や学校、そして家庭からも神棚はどんどん消えていった。

 経営の神様といわれた松下幸之助さんは学校に行ってなかったので、分からないことは何でも聞き、病弱だったので体力のある人に頼り、工場に行くと工員に何をやっているのか尋ねたそうだ。
尋ねられた本人はチェックを入れられていると緊張し、空気が張り詰めたと言う。
 しかし、本当に何をやっているのか知りたくて聞いていただけだったという。また、有名な「水道哲学」ができるまでは理念もなく、ただ儲かる事だけに集中していた。また、企業は人なりということで、人と人との結びつきについて学ぶために、様々な宗教団体へ足を運び学んだという。しかし、実家は浄土真宗だったが、どの宗教団体にも入信しなかったそうだ。

 どうであろう?日本を代表する経営者が宗教団体にも足を運び学ぶ姿勢。これこそが日本人が無意識に身につけている仏教思想である。多くの人は知らないことを知ってるふりしてやり過ごす。しかし、松下幸之助は知らない事は知らないと多くの人の知恵を借りたそうた。つまり、知らないことは知らないと素直に認め、まずは受け入れるそして耳を傾け学ぶ。これは日本人が対立することなく様々な宗教や文化を受け入れ、発展を遂げて来たことそのものである。松下幸之助さんを経営の神様と言う人がいるが、まさに神の道を歩んでいた人なのかもしれない

  正しい宗教というものは、人間の幸せに資するものでなくてはならない。過去に幾多見られた宗教戦争のように、宗教のために人間同士が争い、人間が犠牲になるというようなことでは、宗教の意義はない。宗教は永遠の真理に立脚し、しかもその時代時代にふさわしい説き方、教え方がなされなければならないだろう。

 さて前のブログで無明、煩悩のない浄土の世界にゆくには普段どのような心掛けでいるべきと瀬戸内寂聴さんが述べているのかということに触れた。

 先般、梅宮辰夫さんは盟友、松方弘樹さんの死に直面、如何に豪快な人生を送ろうが死んでしまえば骨となって骨壺に収まってしまう。人間、死んだらおしまいだね、今、懸命に生きるだけだとご本人も去年12時間のがん手術で生き延びた実感から述懐されたようだ。ではどんな生きざまをするのかということになる。

 今時の日本人、死んだらどうなるのかや、浄土とやらにいきたい、地獄にはいきたくない、ではどうしたらよいかなど考える人間はほとんどいないだろう。食わんがため、生きんがために、日々追われ、過ごしている。自らを謙虚にさせる対象、信ずるものをもてていないということだろう。この件についてはまた次回・・・・

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170323 WBC準決勝、アメリカに惜敗、辣腕変則投手からは日米ともに打てない!勝敗は日米年俸の差か?!

2017年03月23日 | 辛口ひとりごと

 昨日は自転車のアサヒに折り畳み自転車ルイガノを10時持ち込み、総点検。

(庭のモクレン満開)

 ドジャースタジアムでは野茂秀樹がラソーダ元監督と並んで始球式、さぞなつかしいことだろう。メジャーパイオニアの野茂さん、トルネード投法で天下の宝刀フォークボールを駆使、三振の山を築き、ノーヒットノーランを2回もやり遂げたのだからすごい。日本人は溜飲をさげた。始球式では大暴投だったのがおなぐさみ。いずれにしてもパイオニアは素晴らしい。苦難の数倍の創業者利益、感動感激をもたらしてくれる。雨の中、試合は投手戦。いい投手からはいかに強打者でも打てない。先発菅野はアメリカの強打者相手に6回2安打に封じ込んだ。まさにメジャー並みかそれ以上の快投。

 しかし雨や天然芝、敵地、すべての環境変化の中で名手菊池がエラーで先取点をアメリカに献上。菊池はホームランで同点に戻したが松田のサード弾丸ライナーを処理、ゲッツウに仕留めたかと思いきや二塁ベースを踏まずに1塁送球、ビデオ判定で2塁ランナーを活かすミスを・・。8回2,3塁でサードゴロを松田がハンブル、ホーム封殺をできず勝ち越し点を献上。考えられないことが野球にはおこる。小久保監督はエラーは責められないと言ったが1点差をあらそう緊迫ゲームではミスが命取りになる。7回から菅野の後を千賀がひきつぎ圧巻の4連続三振、すごかった。しかし8回、ボール半分ほどのコントロールミスが2連打を誘発、逆転を許した。

 東京ドームでは筒香、中田がほんとに欲しい時に一発逆転のホームランを打ってくれたが、日本の投手以上に手元で微妙に揺らぐ球をなげる米投手陣の前にゴロや凡打の山、結局4安打しか打てず悲願の優勝奪回はならなかった。日米ともにいかに強力打線でも名投手の前には打てない。

 結局年俸の差だね。アメリカの先発オーダーの総年俸が134億円、日本は34億円。100億円の差が僅差の勝負に負けたということだね。

 オートバックス太宰府店に立ち寄り、冬タイヤを夏タイヤに履き替え。阿蘇周辺などの撮影にそなえ、毎年12月にスタッドレスに履き替えるが今年も雪中や凍結のなかでの撮影、運行はなし。準備ばかりして実行しなければだめだね。スタッドレスは柔らかいので通常走行では摩耗が早い。30分ほどで交換終了、2160円なり。ここまで来たので春日公園に足を伸ばす。1時間ばかり滞在そたがヤツガシラやカワセミ、アリスイには遭遇できず。なじみの野鳥さんばかり。

ノバトかな、ステップを踏んでくれた

 14時帰宅、冬タイヤを物置にしまいこんで今日の仕事は終了。プロ野球各チームの主力選手の皆さん、お疲れ様でした。アメリカチームの有力選手がけがをしたらしいがこんなリスクをかえりみず、日の丸を背負って戦ってくれ、日本人や子供たちを楽しませてくれましたね。被災地のかたがたも少しは気晴らしになったでしょう、ありがとさんでした。

 

 

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170321 ボランティア事前全体研修終了、有意義な4日間でした!

2017年03月21日 | アフターセブンティ

 昨日帰宅時、折り畳み自転車ルイガノのチェーンが外れ、幸い下り坂が多かったので割と楽に帰還できた。シフトダウンやシフトアップを坂道を下りながらやっていたらストンとパダルが空回り、外からチェーンが外れた場所がすぐわからずとりあえず帰宅。夕食をすませ購入店に連絡、安心保障3年のサイクルメイトの期限が4月15日で切れる。とりあえず持ってきてくださいと言われ、そうすることにして取説を引っ張り出す。ペダルをこぎながら変速をしてくださいと注意書き。これだ。下り坂で逆にペダルを動かしたあとスコンと空回りし始めた。

 

 事前全体研修最終回の朝、ガレージで自転車をチェック。外れた個所が確認でき、簡単に修復成功。朝一でかける手間がなくなってよかった。いずれにしても天気予報では昼から雨予測だったのでルイガノはあとでゆっくり点検をかねて整備してもらうことにする。機械類は使用原則を外してはダメであることを再確認。

九博のホームページで駐車場の空き情報を確認(これはあり難いサービス)、インスタントラーメンの昼食を済ませ車で出かける。12時着。IDカード用の写真撮り。4月9日以降は館内通行に必ずこのカードがいる。3年間個人責任保管とか。

第九講、館長登場。開館12年目、第二ステージ、あたらしい風を目指していろんなアイデア、構想を持って奮闘しておられる様子が伝わってくる。講義はいままでの総まとめ的内容であったがボランティアメンバーへの期待が大きい。九博の思い入れが人間にも野鳥にも伝わらないことが起こる。あまりに自然に溶け込んでいるがゆえに毎年数十羽の野鳥がガラス壁に激突死する。鷹匠を招いたイベントの後は野鳥がピタッと来なくなったらしい。

しかし、しばらくすると元の木阿弥で野鳥もよく追突するらしい。鷹の鳴き声を定期的にならそうかという案も出たりする。

文化財にとっては強力な光はだめ。来場者に暗いと言われる。結局、公報、教育普及の積極化や地道な来場者とのコミュニケーションが必要となる。

 2月末までの累計入館者が1462万人に達したとか。他の博物館は通常、入館チケットを購入して入るが九博は自由に入館できてアジッパだけ訪問する来館者もカウントされるので3~4Fの有料入館者数とは違ってくるようだ。まあさらなる館の魅力アップのためのアイデア募集と言ったところか。

 最終講は「九州国立博物館振興財団について」S事務局長の講話。九博誘致の大きなカギは太宰府天満宮が14万平米の用地を寄贈してくれたこと、そして全九州の企業や個人からの募金活動で42億円集まったこと。建設費の約1割がこれら浄財で賄われた。そのため福岡国立博物館ではなく九州国立博物館になったということ。そしてその資金をベースに財団が作られ、常時安定ベースで100万人のお客様が来ていただけるような魅力ある九博になるようもろもろの支援活動をこの財団が引き受けてくれているということを知った。写真で追っかけている博多芸妓衆もこの財団が博多券番と折衝して実現してくれているとか。

 今日で事前研修4回がおわり次回は4月8日のIPMシンポジウム、9日の発会式、12日の部門オリエンテーションをへて、いよいよボランティア活動が始まる。

 久方ぶりの研修、教える側だった現役時代から、教えられる側に立っての研修会、なかなか充実した4回ではありました・・・・

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170320 春分、ボランティア全体研修、今日が4回目最終日。カネなしに人を動かす極意は?

2017年03月20日 | アフターセブンティ

 今日は24節気では言わずと知れた春分の日、祝日。サラリーマンは3連休。暑さ寒さも彼岸までというわけ。太陽が真東からのぼり真西に沈む。昼と夜が同じ長さになる24節気ではおおきな節目。月末、桜の開花をまちながら一気に活動期をむかえる。春分の初候、「雀始めて巣くう」頃とあり20日から24日あたり。旬のキーワードは暁と曙、蕗、ホタテ貝、関東タンポポ、ひばりなどが「日本の72候を楽しむ」に紹介されている。

春はあけぼの。ようよう白くなりゆく、山ぎは少しあかりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。

清少納言、枕草子。第一段より・・・なつかしい文章だ

 昨日はボランティア事前全体研修の3回目。博物館科学課長Kさんの話があり文化財保存と公開は表裏一体というお話。震災でドロドロになった文化財が避難場所に運ばれたときの避難住民の反応はどうか。そのときはいやな顔をされても癒しの場として美術館や博物館の早期再開をのぞむ声が多いらしいが文化財は大切という市民の共通認識がどれほど醸成されているかは疑問。

 このセクションは文化財の永遠の保存を目的に科学的アプローチをしている部門。九博はうえの写真の喫茶コーナー以外一切の飲食物の持ち込み、飲食が禁じられており、4Fの文化交流展示室など薄暗くて来館者が不満の声をもらすこともあるらしい。

 文化財の永遠保存を阻害する要因は何か。天変地変以外に光や湿度や害虫ということになる。金属文化財は50%、紙は55%、うるしなどは60%に湿度コントロールがされているとのこと。大変だね。古文書などの紙の文化財の敵はシバンムシやクロゴキブリとのこと。食べかすは彼らの一番の温床。だから飲食コーナーは上の写真の一角に厳しく限定されているとのこと。

 エックス線CTや科学の粋をあつめて文化財をチェック分析し対応している九博の文化財保護姿勢とスキルは他の博物館からも注目されているレベルにあるとのこと。4月から、この使命の一端にかかわることになる。

 ゲスト講話で「こども光プロジェクト」代表のSさんの話があった。勤務経験も専門知識もなかった普通の主婦が息子さんが通っていた「ひとと自然の博物館」との縁をチャンスにママの目線で「子供と自然と博物館の専門家をつなぐ」というコラボに果敢にチャレンジ、金も人脈もないところから持ち前の熱意と誠意創意で共感してくれるミュージアムや企業をふやし全国レベルでボラんてぃや活動を展開しているお話。かわりものが多い専門家相手に一主婦がここまでできる。立派ですね。札束で政治家のほっぺたをたたき動かさんとする輩が多いご時世に実に立派な女性でした・・・

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170318 前橋地裁、原道子裁判長立派、福島原発事故、東電&国に責任あり! ヒメリュウキンカ咲く!

2017年03月18日 | 辛口ひとりごと

 このニュースを聞いた時、一瞬やってくれましたねと思った。原発再稼働論議で福島原発事故の真因分析、すなわち電源装置総喪失がなぜおこったかの論議なしに避難対策がどうのこうのばかりマスコミも報道していたのにイラ立ちを覚えていたいたからだ。巨大津波は予見できたとして福島第一原発事故への避難者訴訟で前橋地裁の原道子裁判長は東京電力と国に対して有罪判決を下した。

  2002年、政府が「福島沖を含む日本海溝沿いでM8級の津波地震が30年以内に20%の確率で発生する」と発表、それをうけて東電は08年に津波高さを試算して実際に予見していた。一番浸水に問題な地下配電網を放置、原発上部に設置しようとせず監督すべき国も何ら指導しなった罪は大きいとして東電、国にたいして損害賠償の支払いを命じた。

 東芝がアメリカのウエスチングハウス原子力発電事業部を8000億円で買収したが事業がとん挫、それが今季の東芝大赤字の現況、上場廃止に追い込まれている。いまや原発事業は電力会社にとって間尺に合わない事業となっているのにまだ再稼働に躍起になっている。政府もアメリカの顔色もうかがいながら原発ノウハウでまだ一儲けを企んでいる。これは大変なミスジャッジ。原道子裁判長は一石を投じてくれた、立派ですね。同じ女性でも防衛大臣や首相夫人はもたもたしているがね・・・・

 わが家の庭にめずらしいヒメキンリュウカが咲いた。被爆地福島にいくら政府や知事が帰れるようになりましたと説いたところで帰ろうとする人がいない現実をしっかり為政者は自己分析をしなければならない・・・

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170317 彼岸の入り、墓参。庭のモクレン開花寸前!瀬戸内寂聴仏教塾、お彼岸とは?

2017年03月17日 | 瀬戸内寂聴

庭の木々が芽吹き、ハクモクレンが開花寸前。

今日はお彼岸の入り。霊園まで20分、車を走らせ墓掃除、墓参

3~4台車が止まっていた。彼岸や、お盆、正月前などきちっと墓参りする家庭はどのくらいあるのだろうか。ほったらかしのような墓もここかしこにみられる。墓参代行業などがでるご時世だからいかんともしがたいがね。

そもそもお彼岸とは何か。「第四章 彼岸への細い道」で寂聴さんはこう説明する

 1、仏教では穢れた苦の多いこの世を穢土といい、苦も煩悩もない理想郷を浄土という。また現生のことを娑婆(サハ忍耐)ともいい、四苦八苦のこの世を耐え忍んでいかねばなりません。釈迦のおっしゃる八正道を実践すれば無明がなくなり浄土に行けるというのが仏教の教えです。

2、浄土は別名、彼岸といい日本では春分秋分の日の前後1週間をお彼岸と言って先祖供養する仏教行事になっています。しかし仏教の発祥地、インドにも中国にもこの習慣はない。もともと日本は「豊葦原の瑞穂の国」という農業国、太陽に対する信仰があり特に春分秋分時には田植えがうまくいき、秋には収穫をねがう農業神事だった。

3、1300年前、奈良時代、中国の善導大師が浄土は西にある(西方浄土)と著述し浄土教を大成させた。その話が日本に伝わり太陽の沈むさらに西方に浄土があると信じられるようになり農業神事が仏教神事となり先祖をうやまい供養する日となった。ほんとなら毎日先祖に手を合わせねばならないが現代の凡夫の為に年2回は墓参りしなさいということでお彼岸の行事ができた

4、お盆はお経に由来する行事で中国にもある。釈迦の弟子の目連は神通力をつかってなくなった母の姿をみたが地獄の苦しみをしている。生前人の為になることをしなかったからと釈迦にいわれる。母親の罪を償うにはお前が夏安吾の終わった僧侶たちに布施をしなさいというのが「盂蘭盆経」に記されている。夏におこなわれる僧の修業である夏安吾のあと、目連は僧たちにたっぷり布施をして母親の地獄を救ったとある。

5、母親の地獄で受けていた罰を「ウランバナ」といい逆さづりの苦しみという意味。ということでお盆は正式には「盂蘭盆会」といい、亡くなった人がどうか極楽浄土に行けますようにと祈願する仏事ということになる

6、さて、われわれは浄土にいけるのか?先の善導大師が「観経疏」かんぎょうそのなかで「二河白道」というたとえ話で説明している。ある若い僧が西方浄土をめざし西へ西へといくと15センチほどの細い白い道にでくわす。南側は燃え盛る火の川、北は濁流の水の川で白い道に襲い掛かってくる。背後には悪獣がおしよせ進退窮まる。背後からは「釈尊が恐れず進めと、西方からは阿弥陀様が一心に仏を祈って走ってきなさい」嫉妬の火の海、欲望の洪水をやっと若い僧はのがられて浄土にたどりつく

7、このように修行僧でも彼岸に渡るのは大変、凡夫の我々はなおさらむつかしい。が死ねば仏さまになって彼岸に行ける。刑事映画で死人を仏さまとよんで手を合わしている。しかし浄土に行くためには先の善導大師は南無阿弥陀仏と一心に唱えながら彼岸への道を渡らねばならないと説く。南無阿弥陀仏・・身も心も阿弥陀様にお任せします!ひたすらナンマンダととなえれば浄土に行けると中世日本人に説いたのが法然や親鸞であった。南無阿弥陀仏は彼岸へのパスポートというわけ。

8、問題は現代人というか日本人はいざというときには神頼みをするくせに普段は眼に見えないものは信じることができなくなってしまったことにある。アメリカや中東ではどうか?キリスト教やイスラム教への信心はどうか・・・また次回のテーマにしよう!

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170316 侍ジャパン、よく勝ちましたね!稀勢の里も横綱の貫禄。孫の卒園式、宇美公園はや桜!

2017年03月16日 | 趣味と交遊

 なんやかや言いながら侍ジャパンは6戦全勝で準決勝に進出、たいしたもんではあるね。国歌がなりひびくと選手たちは異常にアレドナリンが湧き出して持てる以上の力を発揮する。これはキューバやオランダ、イスラエルとて同じだろうが結果を残す日本人はたいしたものである。最初はやさおとこでバンドすらできないのかと思っていた捕手の小林がラッキーボーイ、大活躍。打つべき4,5番がホームランをうち、期待の山田もやっと1試合2発、千賀がきっちり5回をおさえマキタが締めくくってくれる。巨体外人のパワーにいつ撃たれるかひやひやしながらではあるがこんな試合を見せてくれるなら年俸を億以上とっていても納得がいく。ほんとに世界1を奪回するかもしれない勢いではある。

 新横綱稀勢の里も188センチ177Kgの体でなんだか負ける気がしない安定ぶりだね。昔から地位が人間をつくると言われてきたがそんな感じ。白鵬2勝2敗で休場。昨日、勢いに正面からずずーっと押し込まれたのをみてなんだか軽くなってしまった感じ。偉大な記録を達成してしまってさらなる上昇意欲に陰りが見えてきているのかもしれないね。場所まえは稀勢の里を練習にひきこみ気合が入っている感じだったが・・・。稀勢の里、新横綱、全勝優勝やるかもね!

 孫息子が幼稚園をきょう卒園。4月から新1年生。しっかりしたもんだ!玄関前で親子そろった写真を撮りに留守番をかねて宇美町まででかける。姉が家の黒板におめでとうと書いている

孫が卒園式に親とでかけたあと近くの宇美公園、宇美神社に出かける。あるいて15分。近くにこんないいところがあるとは思わなかった。桜がきれいに咲きメジロがわんさか。それをヒヨドリがオッかける。

2000分の1の高速シャッターにしているが飛び出しの瞬撮はできず。むつかしい。

宇美神社に向かう。

近くの園児がお散歩中。

宇美神社。ハトが数十羽。客のまく餌に飛び回っている

2時間ほど散策。いい天気の中ゆったりした時間をすごした。昼、娘宅にもどる。撮ってきたビデオを見せてもらう。3年間ともに過ごしてきた仲間たち、小さいながらも感慨にふけっていることだろう。卒園証書を園長からひとりづつ園児がもらっている。まず右手で賞状の右側をもち次に左手をそえてお辞儀しながらもらっている。みんな教え込まれるのだろうね。

少子化の中、貴重な日本の宝、しっかり元気に育ってもらいたいものだ。

 

 

 

 

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170313 東日本大震災から6年、復興なお遠し。人生いろいろだがあまりに彼我の差がおおきい!!

2017年03月13日 | 辛口ひとりごと

 東日本大震災、福島第一原発事故から6年、避難なお12万人を超えまだ仮設住宅にる人が3万4000人。結局、死者15893人、行方不明2553人、震災関連死3523人。マグニチュード9、最大震度7の大災害。原発事故の後始末に何十年という年月と処理作業に苦労する人たち、それ以上に被害にあった人たちの心痛は計り知れない。政府は東北の復興なしに日本の再生はあり合えないといった。道路や鉄道の復旧や公営住宅などインフラ整備で着々復興は進んでいるというがとんでもない。

 宮城県石巻の佐藤さん。「あの悲しみを忘れません。あのつらさを忘れません。あの無力さを忘れません。あの寒さを忘れません」こういう人たちがいまだたくさんおられるのであろう。岩手、宮城、福島各県の知事や国のリーダーたちも東北エリアの人たちに明確な明るいグランドビジョンを提示できないままでいる。復興は最低10年スパンで考える必要があるとするなら2020年の東京オリンピックなど誘致すべきでなかった。人口減少、人出不足が見えている中でオリンピック関連で人手や資材が東北に十分いきわたらなくなることは想定できたのではないか。

 あの何十兆円もかけて20M近い防潮堤工事はほんとに必要だったのか、そこに巨額のカネと人手を投入するくらいなら仮設でない公営住宅の建設など重点集中的にすすめるべきでなかったか。田中角栄がいたら圧倒的なリーダーシップで推し進めたかもしれない。

 昨夜は真夜中までWBCの激闘、小久保監督は死闘と言ってあとはなにも言えなかったが東京ドームの観客を代表者として日本国民の期待に押しつぶされそうになったのではないか。大活躍の救世主中田はあっけらかんとしていたが。こんな人たちは東日本大地震被災者のこと、原発被災者のことなどは完全に失念していただろう。わたしもその一人だ。もっともTVのまえで5時間もじっとみているほど忍耐力はないがね。人生いろいろだがあまりにも彼我の差は大きい!!

 なぜ原発事故は防げなかったのか。想定外の大自然の驚異はこれからも起こる。どんな想定外でも絶対に全電源喪失などは発生させない、かならず止めることができるということが今、確認できているのだろうか。起こった時の避難の仕方を考えるより先に考えるべきことだ。ここらの論点が今、すっかり忘れ去られている・・・日本はノー天気な国だ!

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