ゴールデン・リタイアーズ

S20年生、後期高齢ゾーン、人生最終コーナー「遊行期」の
徒然残日写真録

140810 俳句と写真の共通点。日本一周車旅回想15日目、米沢上杉祭りから月山湖、庄内へ

2014年08月10日 | 趣味と交遊

 俳句テキストを1年半ぶりに見直してみる。俳句については今一その面白さを体感できないでいる。季節の風物、移ろいをじっと見つめたり、耳を澄ましたりして四季のある日本の良さを再発見したりしながら、何らかの感動、心の動きを季語をいれて、5、7、5の韻文、定型詩にしたのが俳句。それを聞いたり見たりした人が自分なりに解釈、共感したりしあうのが俳句の世界か。定型詩にするかわりに画像化して表現するのが写真ということか。さらに俳句には切字をいれることで句を完結させ主題を明確にするとある。写真の場合も何を撮ったのか、撮りたかったのか、撮ってみる人に訴求したかったのか主題を明確にすることで作品となる。というのが理屈の世界。

 古池や 蛙とびこむ 水の音・・やが切字、主題は古池。季語は蛙で春。古池に感動をもってみていた芭蕉、そこに蛙が飛び込んで水の音がぽちゃんと聞こえたよ。写真表現では古池のかたすみに蛙が飛び込んであがった水しぶきを副題として撮るということか

作句:1、空蝉や あるじなきとて なおいきる 2、あじさいや 雨をもらひて 藍を増し どうでしょうか?

 車旅15日目、5月3日。初めてのコンビニ(セブンイレブン林泉寺店)での車中泊、これからもコンビニにはお世話になりそうな予感。100円コーヒーを飲んだ後ルイガノを引っ張り出し早朝自転車散策。上杉神社が近くにあり、祭り関係者が準備を始めていた。なつかしの上杉鷹山公の銅像が立っている。なせばなる なさなばならぬ なにごとも なさぬは ひとのなさぬなりけり!上杉謙信が上杉神社に、上杉鷹山がすぐ近くの松崎神社に祀られている。心洗という手水鉢が七色に苔むしていたのをパチリ。いったんコンビニに戻って8時半、上杉会館の無料駐車場に車をとめて祭り見物。参道には出店がずらり。稚児や女子高生や謙信の銃砲部隊の服装をした男たちや祭りの定番部隊をとる。

 2時間ばかり祭り見物をして月山にむかう。あの芭蕉の句で有名な最上川がとうとうと流れていた。桜とマッチして絵になる風景。  さみだれを あつめてはやし もがみがわ(芭蕉)

12時、セブンで休憩、高菜めんたいご飯の昼食。なんだか安直にコンビニだのみの食状況になっているがわざわざグルメ探訪ということになっていない。雨模様の中、二時過ぎ月山湖につく。土曜日のせいか結構、人が多い。対岸の山にはまだ雪が残っている。アナウンスがあり大噴水、水のセレモニーが始まるとか。なんと湖の真ん中から噴水が勢いよく出始めた。2~30Mくらい上がっている感じでいろいろな噴水絵模様が展開されている。

 16時、道の駅月山につく。月山ワインを売りにしている感じの道の駅。17時、山形、庄内の道の駅、庄内みかわに着く。暗雲がたれこみ雨が降ってきた。隣接のスーパーで豚生姜焼きと巻きずしをかって夕食。しばし1畳部屋で休憩。秋田のMさんに電話。「車旅で福岡から来たって!ヒマだね!」ひとそれぞれの受け止めかたで面白いね。このかたは70歳なかばで、コンサルタント現役、1~2社長い長いつきあいの顧問先をもっておられる。年に1回、福ビル屋上ビアガーデンでお会いしている天衣無縫の大人物。ものごとに動じず悠々と人生を生きておられる。とりあえず明日、おちあうことに。18時、隣接の「でんでん湯」にはいりにゆく。車中泊、温泉、クリーニング、食事と車旅の基本要素はクリアできている感じではあるね。寝るまでの時間をどうするかのノウハウが必要だね。この時間が結構ある。

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