ゴールデン・リタイアーズ

S20年生、後期高齢ゾーン、人生最終コーナー「遊行期」の
徒然残日写真録

140131 わが家の梅、開く。神国ニッポン、古事記、流し読み、おもしろい

2014年01月31日 | 旧暦のある暮らし

   梅一輪 一輪ほどの 暖かさ

今日は旧暦では晦日正月というらしい。新年正月がきれいさっぱり今日で終わり。大寒の末候で「鶏始めて乳す」とあり鶏が卵を産み始める頃とある。朝からあたたかい。和室の前の紅梅の木につぼみがいっぱいでていたがそのうちの一つが開花した。カイガラムシやアブラムシ対策はするがこれら樹木はたいしたもので時期になればつぼみをつけ、そして一斉に開花してくれる。

神国ニッポン、神々が創造した日本、神話の国。最初の歴史書が古事記と日本書紀。年末、高千穂に車旅ででかけ夜神楽をみて天岩戸が開かれる場面をみたがそのあたりの経緯をあからさまに描いてある。最初の男神イザナキ(兄)と女神イザナミ(妹)、今でいうと近親相姦だがつぎつぎと神を産みだし日本の国土をつくりだしてゆく。愛する妻がなくなり黄泉の国にいってしまう。見てはならないものをみてしまったイザナキがみそぎをする。左眼からアマテラス、右眼からツクヨミ、鼻からタケハヤスサノオがうまれ、アマテラスに天上界、ツクヨミに闇の世界、海をスサノオに統治せよと命じる。

 さる24日に田主丸に三夜さま(月読神社大祭)に孫をつれていってきたが月読(ツクヨミ)が古事記にでてきて驚いた。日本唯一の眼の神様らしい。眼病とか先を読むとか、いろいろお祓いしてくれる神さんとのこと。1500年前の口承歴史書にきさいされ綿々と現代に伝わっているのはじつにおもしろい。伊勢、出雲と神国日本への日本人の関心が高まっているが古事記や日本書紀をあらためて読んでみたらいろんな発見がありそうだ。

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140128 浅田次郎の「ハッピーリタイアメント」を読む

2014年01月28日 | 辛口ひとりごと

久しぶりに図書館に行き、「浅見光彦シリーズ」の内田康夫や「月下の恋人」の浅田次郎や五木寛之の本などをさがす。浅田次郎のハッピーリタイアメント、内田康夫の坊ちゃん殺人事件、三浦佑之の口語訳古事記の3冊を借りる。ハッピーリタイアメントを読む。65歳で完全リタイアした自分がハッピーであったのかとの自問もあったのでこの本を借りたがこれはおもしろく書かれた小説だと判明。自衛隊と財務省をそれなりのポジションまでいったがノンキャリアゆえ55歳で定年、上司の計らいと称してまったく仕事をしなくとも高給とまた60歳で退職金をもらえる全国中小企業振興会という保障会社に天下る。そこで理事長の秘書と3人で時効となった不良債権の回収を債務者の良心に訴えることで3億5000万円を回収、外資系銀行口座に隠して、ハワイに逃避、3分割して「ハッピーリタイヤメント」と叫び乾杯して終わる話。まじめなリタイア後の生き方ノウハウ書ではない。自衛隊や、官庁の実態、この組織が財閥解体した後のベンチャー支援のためマッカーサーが作ったとか浅田次郎一流の視点から描かれており面白かった。保証人がいないと銀行は金を貸さない。借金が返済不能となった時に債務者にかわってこの保証会社が肩代わりして銀行に返済する。だから銀行は安心して起業家に金を貸した。私の親父もこの保障会社をよく利用したものだ。しかしながら小説家の構想力は大したものだね。浅田次郎自身が若いころ借金して事業に失敗、そのご小説家として成功、時効になった借金の返済を道義的責任でもって実行するエピローグが実話であるかのような錯覚を覚える。

今は年金暮らしの自分だが病気で通院しているわけではないし、趣味の生活ができてはいる。くそったれの組織のしがらみもない。だからハッピーリタイアメントか?70歳近くなって苦しんでいる、苦労している、そんな人々を身近にみないから感じないのかもしれないがね。昨日のNHKクローズアップ現代で10代、20代の女性就労者の半分が年収110万円以下の貧困状態にあり200万人くらいいるという。シングルマザーの経済事情は悲惨だね。女性が活躍する日本をつくると安倍総理は力説するが実態はひどそうだ。男は家庭を支えるべく外で働き、女は家をまもり子育てをする。安易にこの考えを否定する思想に女性は振り回されてはならないと思うがね。

今は左手指の関節の痛みくらいだからハッピーと感じないといけないのだろうね。感謝、感謝!

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140127 大宰府天満宮、消火訓練。企業のそれより真剣!!

2014年01月27日 | 趣味と交遊

昨日と日付を間違えた太宰府天満宮の消火訓練にでかけた。8時半、徒歩で出発、9時過ぎ着、すでに消防署がきて準備をしていた。近くの幼稚園児も見学にきている

予定の9時半、天満宮の宮司が火事だと大声でいいながら駆け出す。たかれた発煙筒の煙であたりが見えないくらいになる。

ヘルメットをかぶった巫女さんたちが消火器の栓をぬこうとしている

同時にホースが引っ張り出され、バケツリレーがはじまる。

なかなか連携よくチームプレイでしっかりしている。現役時代、企業内でも避難訓練などやったがおざなりだったね。天満宮もかつて火災事故を経験しており、国でも文化財防火デイ(昨日)などきめてそれぞれ、防火意識をたかめているのだろうが結構、貴重な文化財が火災で喪失しているようだ。

消防署隊員も鍛えられた普段の訓練を軸にきびきびした模擬消火訓練はさすがだ。

訓練は1時間弱で終了、全員が整列しての式典。

ふらちな人間の多発する日本ではあるので普段からの備えが必要。近くの幼稚園児が火災防止の法被をきて参道をパレードしていた。

写真なかまのYさんとしばしコーヒー休憩。周辺エリアの行事情報パンフをみるとほんとにいろいろやっているもんだね。サラリーマンは企業にしばられて参加できないし知らないだけだね。あらためて地元をよく知ることの必要性を感じる。参道近くの寿司やでランチをとり、ぶらぶら帰る。しょうぶ池にアオサギが悠々と羽づくろいをしていた。

するどい眼光で何をみているのか。天気予報では寒くなると言っていたが歩いてると暑いくらいの陽気だ。もっとも着ぶくれのきらいはあるがね。月曜日は九州国立博物館は休みだ。だれもいないエスカレーターでうえにあがり帰路につく。

 

 

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140123 今朝は霧と氷結、なんと自然は多彩であることよ。マー君年棒23億円!!!

2014年01月23日 | 趣味と交遊

昨日の雪がまだ残っている時に朝から濃霧、ナンテンの葉などは氷結している。大自然はどんどん表情を変え、多彩である。人間世界は楽天マー君がヤンキース入り決まり、150億円、7年契約、年俸23億円という途方もない契約。どえらい大金を25歳の青年が手にする。この大金とニューヨークがマー君の人生をどう変えるか。TV報道では月家賃300万円ほどの超高層高級マンションにはいるとか。よほどしっかりしたアドバイザーがいないと金が人間をおかしくするね、若い夫婦に人をみる判断力が求められる。それはともかく最低15勝はしないとブーイングだろうね。ニュウヨークは厳しい。8時、カメラをもって霧と氷結を撮りにでる

昼から暖かくなると言っていたが冷えるね

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140122 一面の銀世界、鳥たちは食事探しに忙しい

2014年01月22日 | 趣味と交遊

6時、トイレに起き上がり外を見ると庭は真っ白、一面の銀世界。天満宮は赤と白のコントラストでさぞ美しかろうと思うが今日は行く元気がない。家の前の道路を早朝出勤の車がノロノロ走っている。7時朝食、窓をあけると木々の枝に雪が2~3センチ載っている。ヒヨドリがバタバタと羽音高くやってきてつるしてあるミカンのそばに留まった。メジロ用に置いているのを一気に食ってしまう。

窓際の方の木にメジちゃんがやってきてついばむ。ほんの1M先でかわいい姿を見せてくれる。

エサ台の真ん中の雪をとりのぞき餌を露出させてやる。ものの5分とかからずわが家のスズメたちが飛んでくる。まるで見張り番がいるように一気にやってくる。

えさ台はただいま満席、着地できない

えさ代はしっちゃかめっちゃか、我先にとと首を突っ込み食べている

わあ、わしの頭に足をのせてるやつは誰だ!!

わあ、落ちる落ちる!と言っても羽があるからどおってことはないのだが

まあしかし、数が多いと生存競争は大変だね。こちらも生きんがために食べるとするか・・

 

 

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140121 雪だ、チャンスだ、レッツゴー撮影!太宰府天満宮へ。

2014年01月21日 | 趣味と交遊

メールをチェックしていたら9時過ぎ、本降りの雪となった。雪国の人には雪かきなどうらめしい雪だろうが私のエリアでは年2~3回の積雪。写真趣味人にとってはいつもと違う被写体ということで家でヌクヌクしていたら遅れをとることになる。タイヤもスタッドレスに変えたことだし勇躍出発、しかし相当冷えている。毛糸のキャップにネックウオーマー、カイロの袋をカットしてポケットにしのばせ太宰府天満宮にむかう。駐車場、500円なり奮発してとめ、カメラバッグ、三脚をもち傘をさして参道を歩く。

結構観光客が多い。声高に韓国語が聞こえてくる。元気な集団。本殿の屋根は白くなっている。

飛び梅もこの寒さでちじこまっている。三脚をすえ、撮影場所をきめる。後幕ストロボをためして雪をとってみる。

シャッタースピードが遅すぎたのか白い雨みたいになってしまった。失敗!しばし三脚をいどうさせながらバチバチ。防滴仕様になってはいるが傘を持っての撮影は煩わしい。学生たちが元気に会話をかわしている。若いっていうのはいいもんだ

身体が冷えてくる。茶店に入り梅が枝もち1つとあついお茶で休憩。ちょうど座った場所から雪煙でかすむ宝満山がみえる。店内からワンショット。

まあ勢い込んで出かけていったが作品レベルは撮れずだね。梅が枝もちを土産に買って帰路につく。

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140120 探鳥ウオーキング1時間、野鳥との出会い!イベント投資法やいかに!!

2014年01月20日 | 趣味と交遊

今日は旧暦、24節季72候でいう大寒。しかし凍てつく地の下では春の支度が進む。蕗の薹の花が咲き始めるとある。着々と春への準備ということか。こちとらは年金生活、年末ジャンボも予定通り外れ、株式投資も簡単には月5万円稼げない。イベント投資法というのがあり、優待株の株価上昇を狙うやり方。吉野家ホールディング、2月26日に100株所有の株主に300円×10枚の食事券の権利が確定する。これら人気優待株は1~2か月前から株価が上がり始める。1月14日に株価1329円で100株購入、終値1369円、15日1423円、16日には1452円まで株価が上昇、売却。売買手数料を差し引いて11000円くらいの売買益。8%くらいの利回りだったがこんな優待株を5銘柄くらい研究発掘できればよいのだがそうは簡単にはいかないし、去年5月の高値圏で買ってしまって損切りできなかた株式の含み損はけた違いで残っている。原則はチャートや時系列データで底値ゾーンにあるのを買うのが原則。みんなが悲鳴を上げ始めたら買い、歓喜の声を上げ始めたら売るのが大原則ではある。

ということで生活の大原則は「入るを量って出を制す」をまもること。ということは外出するととかくお金というのは羽がはえたように飛んでゆくので家でじっと本でもよむか、図書館にいりびたるか、イオンモールあたりでウインドウショッピングせずにエアコンの効いたところでひがなぼけっとしているかである。元気な人は毎日近くの低山に山登りしておれば健康にもよい。

とはいえ家でごろごろしているとうっとおしくなってきて気分転換したくなる。カメラをぶらさげて宝満川沿いをウオーキング。鷺やらカモが寒中、水辺で泳いだりたむろしている。ふとみると背黒セキレイが尻尾をピョコピョコさせながら河原の岩場で動いている。FZ200を構えてじっと観察、600ミリをこえている。F2.8でシャッタースピード1000分の1、AF5枚連写でセット。流れのなかに降りて行った。餌をさがしてるのか水浴びしようとしているのか

ばっと飛び出した

石の上で水けをおとしているようだ

そこにカラフルな小鳥が飛んできた。一瞬、カワセミを期待したがどうやらジョウビタキのようではある。

あちらこちら場所をかえて何を探しているのか。でもオレンジと黒と白、あでやかな小鳥だ

こんなのがどんどん目の前にでてくれたら気分が晴れるね。さきほどのセグロセキレイが水の流れの中で夕日をあびていた。清流と夕日と野鳥、大自然のありがたいプレゼント。羽を広げた姿が美しい。気分よく帰路についた次第であります。

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140115 陶芸初稽古、総会、梅の花自然庵で新年会、カラオケ、忘れ物大損!

2014年01月16日 | 趣味と交遊

今日は陶芸同好会の初稽古。午前の部と午後の部、両方とも10名の陣容。昼、新年度総会。会計報告と役員体制、役割分担(全員)の確認、30分で終了。ロクロが11台ゆえ、午前、午後各1名募集中。13時から初稽古。皆さん元気そうでさわやか。最近はわが家の食器はつくらず他のグループの要望で作陶。角の長皿3、茶碗大1、小2、コーヒカップ1、その他は私自身のクルマ旅時の友人へのお土産用ぐい飲みを制作。ということで初稽古は早めに終了、それぞれ帰宅。19時、新年会場に集合。去年は企画担当ということで会場選び、運営は私の仕事。数件あたったが結局去年と同じ場所にする。飲み放題の相場はほぼ5000円。ここは社員紹介ということで2割引き。司会も私の担当。若いころはセミナーの事務局や講演会の司会をよくやったものだ。セミナーの成果は講師以上に事務局の姿勢段取りが重要とよく言われたものだ。幹事からの諸案内、料理内容や飲み放題の中身、部屋の名前、トイレの確認、終了予定など確認して新会長のあいさつ、乾杯と進行。

しばし幹事業務休止で同じテーブルの女性たちと歓談しながら飲食。ビールのあとは日本酒。こういう場だと普段聞けない話がいろいろでてきて興味深い。20時に陶芸の先生のバースデイケーキと花の贈呈がある。前の若い女性の提案でサプライズしましょうということになりケーキにローソクをたて部屋に入ってきてもらい灯りを消す、そして皆でハッピーバスデイを歌い祝う。結局私が独唱してことがすすむ。先生のローソク吹き消しも一発成功、拍手喝采、会場が盛り上がる。

先生は2代目、あとをつがれたときにつくられた「陶(つち)の詩」を私が朗読。なかなか感動の詩である。ギャラリーに飾ってあるが意外とメンバーは見ていない、知らない。これは被写体を常に探し求めている写真家の眼ということになるかもしれない。まあ私が中心に取り仕切ってしまったということになる。まあこの方が楽だからついこうしてしまう悪い癖だね。21時記念写真を店のスタッフが撮ってくれた。9時半写真ができあがってお開きのあいさつで幹事。皆、喜んでくれた。会長の繰り返しの勧めがあり行く予定でなかったカラオケに同行。皆をバスで最寄駅におくったあとカラオケ店前で下車。男4、女1でくりこむ。

10時ごろから2時間、例によってガンガンうたいこむ。参加メンバーも皆持ち歌をもってなかなかのもの。帰宅零時半。ここでカメラのはいったカバンを忘れてきたことがわかる。店の名前などまったく頭に残っていない。会長に電話、おなじく酔ってもいるし店名わからない。まあ、明日の昼の開店まで待つか、会長のアドバイスでタクシーを呼んで店に戻る。なかったですよと言われればどうしようもないがタクシーを待たせ店に駆け込む。よかった!フロントに保管されていた。エントリーした時の別のメンバーに電話していてくれたらしいが。結局タクシー代のダブル出費は大損だったがいやはや新年から酒がらみのトラブル続出。大事故に至っていないから良しと考えるべきか、あらためてお祓いでもしてもらうかだね。3日以降、夕食時のアルコールはとっていないが外で酒を飲む時は要注意だね。必ず忘れ物はないか、調子のって言わずもがなのことを言っていないか要注意。

翌日、去年の会長から名幹事のお蔭で楽しい時間を過ごさせていただきました。感謝!というメールが入ってきた。

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140113 秋月、林流抱え大筒初打ち、30Kgの手持ち大砲、轟音!!

2014年01月13日 | 趣味と交遊

秋月に唯一残っている手持ち大筒の初打ちを撮りに行く。長野の知り合いと呼子で食事会をする妻を駅に送ってその足で秋月に向かう。明治初めには10くらいの流派があったらしいが今は林流のみとか。年に4回秋月城址、秋月中学裏の梅林公園で行われる。成人式とあわせて今日初打ちが行われる。駐車場に車を300円也でとめて参道を歩いていると前に同好の士、声をかけて場所を聞いたり撮影ポイントを聞く。9時40分ごろだったがこの時間では三脚を立てるところはありませんよというわけ。トイレをすませ行ってみるとずらり三脚の列。

10時半、保存会の皆さんがやってくる。準備に30分くらい。しんしんと冷えてくる。この大筒は長さ1M、重量30Kg、一人で抱えて打てる火縄銃の限度らしい。城門を破壊すべく使ったらしい。11時前、一列に整列、挨拶ののち始まる。一人目が打つ、轟音、すごい音、そして煙がわっと立ち上る。2~3回来ている人いわく、シャッタースピードは60分の1から30分の1、煙と筒先から出る火炎をとるためらしい。しかし打ち手が反動で後ろにぶれるのではとおもったがトライアル。

最初2人で、あと1人づつ3人、最後に5人で連続射撃だった。とにかくなんとか見れそうなのは上の写真のみ。「最初に最良なし」とは言うけれどなかなか難しいね。次は春の桜のシーズンらしい。再チャレンジしよう。純木造の秋月中学校、めずらしい建物らしい

身体が冷え切った。下の通りの食事どころでぜんざいをオーダー。親切そうな爺さんがホールの担当、秋月のこといろいろ教えてくれる。15分くらいでその爺さんがぜんざいを持ってきた。やめときゃよかったのに上の写真を爺さんに魅せようとしたらぜんざいがトレイから滑り落ち、テーブルの上へ。おいていた別のカメラが被害。なんということ。爺さんをどやしてもしかたない、己の性格からでた不始末とあきらめる。今年はおみくじは小吉だったがチョンボは今日で3回目。気をつけなくっちゃね・・・。冷えびえとして客もまばらな秋月を後にして帰路につく。大筒以外これという被写体発見できず。成人式の晴れ着姿の女性とも会えずじまい。どこで成人式をやるのかノンチェックであった。だめですね・・・・・

 

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140112 「遊行(ゆぎょう)の門」五木寛之、鬱の時代の生き方!

2014年01月12日 | アフターセブンティ

五木寛之という福岡県出身の作家、皆さんはどれほど知っておられるだろうか。今、全国の地方紙に「親鸞しんらん」を連載中、完結篇で190回を数えている。いずれ上下巻で出版されるだろう。私の新聞切抜きは2センチくらいの厚みになっている。NHK深夜便では「歌の旅びと」で各県別の歌曲をとりあげうんちくを傾けている。私の好きな作家だといえる。1932年生まれ、82歳だ。400字詰め原稿用紙を毎日約3枚づっと書き続ける。毎日書くのか、ためて書くのか聞いてみないとわからないが小説の構想、展開はどう考えるのかね。大したものだ

13歳の時に日本の占領下にあった北朝鮮の平壌(ピョンアン)で終戦をむかえ、占領国から敗戦国という劇的変換、支配するほうから支配されるほうに一夜で変わってしまう。日本の紙幣が紙くずになる。大人の醜さ、支配階級のずるがしこさを骨の髄まで体験した作家。暗い作家といわれるらしいが時代の今と先を読む目は鋭い。私が信奉するゆえんである。

いつかこのブログで「林住期(りんじゅうき)」おなじく五木寛之さんの本を紹介した記憶があるが「遊行期」は死にむかう人生の最後のクウオーターである。60歳は還暦、70歳は古稀といわれる。数え年で言うらしいから私は今年満69歳、かぞえで70歳、古稀である。「人生七十古来希」なりと中国唐代の詩人、杜甫の詩にあるらしい。これは人生50年時代の感覚である。いまや男の平均寿命は80歳だ。そこで人生のピークはいつかという命題がでてくる。

古代インドでは四住期という考えがあったらしい。25歳までを学生期(がくしょうき)要は人様の助けで学び体力をつける時期。そのあと50歳までが家住期(かじゅうき)。自らの力で働き、結婚し、家をもち、子を育て、税金を納める、他のために頑張る時期。次の75歳までが林住期(りんじゅうき)、仕事、会社、家族、近所などあらゆる束縛から自由になり、みずからのために生きる期間。五木さんは50歳で作家の仕事を休止して京都龍谷大学にはいり仏教を学んだようだね。そして最後の25年は遊行期(ゆぎょうき)。死に向かって、すなわち生の原点に還る時期、人様の世話で生きはじめた赤子に戻ってゆく時期。

50歳までの価値観はすべて捨て去ることが肝要。青壮年期の体力が続くと思うな、落ちて当たり前。50歳当時の権限がいつまでも続くと思うな、余計なプライドは捨てよ。75を過ぎて介護される、下の世話をしてもらう。感謝の気持ちをもちながら堂々とまかせよ、赤子に向かってゆくのだからあたりまえ。日本も戦後50年、躁の時代(私の現役時代)から失われた10年をへて今や鬱の時代に入っている。それにふさわしい国のかじ取りが必要になっている。鬱は悪いことではなく力を秘めた時代だ。

さしずめ私などは耐用期間をすぎた心身をいたわりつつ、楽しんでくらしていい時代ということになる。そのためには今まで身についた価値観を「放下」ほうげすることが重要となる。つまらぬことで自らの主張をつづけるとストレスのもととなる。二日の家での宴席、6日の趣味の会での宴席で言わずもがなのことを言ってしまって、妻の顰蹙や宴席を白けさせてしまった。すべてはわが身から出るということである。心底自由になるのはむつかしい。

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