ゴールデン・リタイアーズ

S20年生、後期高齢ゾーン、人生最終コーナー「遊行期」の
徒然残日写真録

ゴールデングローブ賞受賞映画、「ソーシャルネットワーク」を観た

2011年01月30日 | 辛口ひとりごと

 ゴールデングローブ賞の監督、作品、脚本、音楽部門の受賞作、「ソーシャルネットワーク」をみた。
 昨今、日本の大学生の就職内定率が7割くらいで就職氷河期と騒がれているが、親も本人も知名度のある大企業ばかり受けるから内定がとれないのであり、中堅中小企業なら3~4倍の求人会社がある。ソニー、ホンダ、パナソニックもスタート時は皆、中小零細企業。私も40数年前、たまたま親父が鉄工所をしていたので、関連の社員100人くらいの中小企業にインターンをへて就職。社長は作業着で製造現場に入っているような会社だったが今や東証1部上場の従業員1000名をこえる世界シェア40%の優秀企業に成長している。もっとも入社6年くらいで私も中小コンサルタント会社に転職してしまったがこれまた創業30年で上場を果たした。お陰で仕事はシビアであったが社員持ち株会にはいっていたお陰でマイホームも3回買い替えることができた。だから学生もしっかり、企業の経営理念やオリジナリティをチェックし中堅中小企業でがんばればよい。

 前置きが長くなったがアメリカの優秀な学生は日本のように大企業を志向しないで起業家を目指す。世界1の大富豪ビルゲーツやヤフー、グーグルなどシリコンバレーヅリームを夢見、実行する。まさにこの映画も世界に5億人の会員がいるという会員制交流サイト、フェイスブックの創業者のハーバードの学生時代から億万長者に至る半生、起業家の光と影を描いた映画である。
 いきなり機関銃のような早口で主人公とガールフレンドが会話している場面からはじまるが性格が悪いと言われ振られてしまう。学生寮に帰り、ブログに誹謗記事を書き込こんだり、女子学生の格付けをしようとして、大学各部の女子学生個人情報データをハッカーしランク分けデータを公開してしまう。一晩で万をこえるアクセスがあり大学のコンピュータがパンクしそうになり、大学から訓告処分をうける。ハーバードの学生は付き合い相手として注目度が高く、さらに今付き合っている相手がいるかどうかが知りたい情報というわけ。このアイデアが伏線となり登録型交流サイトの立ち上げ、起業のストーリーが展開される。起業の成否を決めるのはプログラミングなどの固有技術でありそれを支える資金調達、市場展開してゆく人脈など技術、金、人である。
 この映画のポスターにある天才、裏切り者、危ないやつ、億万長者がキーワード。凡人では成功しない実態が超速テンポで展開されてゆく。創業時の親友も裏切り、訴訟に見舞われながらも億万長者になる。しかし本当に幸せになったかは?  で映画は終わる。
 平和ボケのなかでやりたい仕事も不明確な今の日本学生事情とはちがうアメリカの起業ドキュメント映画であった。
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堪能、暴走列車映画「アンストッパブル」、感動、コバケン九響。

2011年01月23日 | 趣味と交遊

 やはりナマはいい。
最後の忠臣蔵を見たときの予告編でやっていた「アンストッパブル」をみた。デンゼル・ワシントン主演の猛毒薬品を積んだ無人暴走列車を止める映画。家の42インチのテレビでDVDを見るのとやはり比べ物にならない大音響と迫力、鉄道会社のリストラとからませて、やる気のない運転手のケアレスミスが10万人死亡の大惨事につながりかねない無人暴走列車となる。よくあるストーリだがひたすら暴走する列車をポップコーンを食べるのを忘れて本気でみてしまった。ベテラン運転手に暴走列車の前を走らせドッキングして停止させるのも失敗、最後の手段の脱線器もクソ馬力の機関車にはねとばされてしまう。万策尽きるなかで主役テンゼルワシントン(25年のべテラン運転手)が追走する、後ろからドッキングして綱引きをしようとする。がブレーキがやきつき減速させきらない。爆走する列車に乗り移り、列車ごとの手動ブレーキをかけてゆく。同乗している若い車掌が並走追走してきた車に乗り移り、時速130キロくらいで
走る先頭機関車にのりうつり、やっと停止させるのに成功する。それぞれ娘や妻との問題をかかえている二人の問題も解決する。アメリカ映画によくあるストーリーだが100分ばかりは頭真っ白で画面にひきつけられてしまった。

九州市民大学の1月例会にでかける。今回は小林研一郎指揮の九州交響楽団の新春コンサートだ。生でクラシック音楽を聴くのは何十年ぶりだ。曲目はラフマニノフのピアノ協奏曲やビゼーのカルメンなどだがこれまた生できくクラッシックは違う。こばけんさんの長女、小林亜矢乃さんのピアノ演奏も心に響いてくる。林 麻耶さんのソプラノの透き通った声がホールに響き渡る。すごい。兎追いしかの山・・ふるさとを交響楽団をバックに全員で合唱、なかなかいい。フィナーレはヨハンシュトラウスのポルカ、全員で手拍子、ウイーンフィルのニュウイヤーコンサートばりの演出。九響は知ってはいたがどんな演奏を聞かせてくれるのかという気持ちはあったが大したものだ。指揮者というのは男のあこがれの職業だがタクト一閃でピタッと演奏がはじまるのはやはり大したものだね。CDできくばかりであったクラシック、また聞きにいこうと思った次第。
いきつけのバーでウイスキーのロックをやりながら余韻にひたる。
 
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瞳に信頼、絆。マーブルに発毛!

2011年01月18日 | 辛口ひとりごと

 我が家の家族同様のペット、ニュウヨーク郊外の牧場うまれのフェレット、マーブル。抗がん剤で抜けた毛が薬の効果で毛が生え始めた。妻が自分の子供のように、といってももう中年のペットだが、かわいがっている。写真のような持ち方をされると、どうにでもしてくださいといった風情でかわいい、安心の表情をする。

久しぶりにやってきた孫娘、妻と一緒に絵本を読んでいるがほんとになんの疑念もない安心、信頼の笑顔をしているのがわかる。接する人間の心模様を幼子ほど敏感に察するものはいない。
 仮に親が貧しくて、生活が苦しくて、すさみがちであっても子供への愛情があり抱きしめてやれば子供も感じるのではないかと思うが間違いだろうか、現実はそんななまやさしいものではないよという声が聞こえそうだが・・・
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写真同好会の1月例会、新年会、写真道を語り飲む

2011年01月15日 | 趣味と交遊

 写真を愛するシニア仲間の1月例会。去年の新年会は筑紫野天拝の郷で夕方集まり
温泉にはいり、宴会。天パイ山を望める露天はなかなかよかたっが2~3名しかはいらず。今年は会合を11時からおこない12時から昼の新年会とし、二日市の料理屋で実施。来期の役員選出や春の展示会の打ち合わせ。役員は50音順で3人選出する仕組みにしている。この同好会はできて7年、過去の会長経験者はのぞいて選出することになっている。最長老は82歳だが元気いっぱい、阿蘇や桜島と行動力は抜群。女性2名、男性14名のメンバーだが個性豊かなイキイキ集団。くわしい個々の経歴などはあまりオープンにされていないが、上場企業の元役員や理容業のオーナー、官庁のキャリアであった女性やいろいろ。個性はあってもチームワークをみだすような人はいない大人の集団。したがって希望者があったとしても今のところ定員いっぱいということでお断りするようになっている。

 会合が終わり宴会にうつる。アルコールがはいってくるとそれぞれ饒舌になる。写真道への思いを語り、作品作りのマインド、スキルのアップダウン。やはり決め手は行動力と粘りでシャッターチャンスをもぎとる。偶然を必然にかえてゆく執念がものをいいそうである。加齢とともに体力が低下し、意欲も落ちてくる。意欲の持続をどうするかだがそれをこの同好会はバックアップしてくれる。誰かが熊本の氷結した古賀の滝をとりに行こうと言い出し、バス会社の小型バスのあき具合など確認され、行くことに決まる。わいわいがやがやの宴会がおわり、帰宅は午後3時。リタイア後は時間貴族故時間だけは自由に設定できる。どんな写真がとれるか楽しみだ
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初ボウリング、新年会、そして日本3大火祭り「鬼すべ神事」

2011年01月11日 | 趣味と交遊

天満宮に初詣にいったきりで1週間、ぼちぼち行動開始。その1がシニアボウリング同好会、エンジェルボウリングクラブの例会。夕方から新年会があるので、飲まない女性の車で会場へ。男4、女6、皆元気そう、新年のあいさつもそこそこに3ゲームマッチ。ヨーロピアン方式で左右レーンをかえながら投げる。なまった体でスコアは今一つ。3ゲームでアベレージが150位。夕方、JR二日市駅近くの居酒屋に集合して新年会。去年3月スタートしてよく続いたものだ。週一ベースでわいがやでやったのがよかったのかもしれないね。同じような技術レベルであるのもいいのかも。飲み会でも女性が元気。飲まないメンバーが半分以上いるが食事、おしゃべり、カラオケと楽しいひと時だった。やはり飲みにけーしょんもないと親交が深まらないね。セルフタイマーで記念写真、みんなの笑顔がはじけている。
 
8時半頃、お開きになり駅からタクシーで太宰府天満宮に急ぐ。今まで行ったことがなかった「鬼すべ」。クライマックスは21時以降らしい。太宰府遊園地の右手の坂道をいくと見物客がぞろぞろ歩いている。堂内にこもる鬼をいぶしだし災難消除、火除を祈願する神事、鬼がわといぶし側にわかれて、鬼じゃ鬼じゃの掛け声のもと激しい攻防戦が繰り広げられる。鬼は最後に荒縄で縛られ、いり豆をなげつけられ退治される、日本3大火祭りのひとつ。どこのイベントも同じだが人ばかりで撮影ポジションの確保は至難のわざ。少なくと1~2時間前に現場について撮影場所の確保がいる。まあ場所と内容がわかったので写真はまた来年の楽しみにしておこう。10時まえ帰宅、だいぶ体が行動のリズムにもどったみたいだね。明日は今年初めての武蔵寺写経法会だ。寝ることにする。
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息子がUターン、フェレットと夫婦2人の生活に戻る

2011年01月04日 | マイ家族

正月、帰省していた息子が車でUターン、小雨の中を帰って行った。自宅マンションまで九州道、中国道をへて4時間強のドライブということだが一気に走って、夕方無事到着のTELが妻あてにあったようだ。30代後半だが若いね、パワーがあふれている。もっとも30代でそれなりの存在感を発揮していないと40代以降の先が見えるということだ。どの業界も拠点長、部門長は30代が占めていないと人材的に老化していると言えるのではないか。

 妻も息子にべったりで遅くまで人生ゲームなど楽しんでいたようだがまた静かな生活にもどる。ペットのフェレットはマーブルという名だが家族の一人になっている。癌を患ったりして手術をして、抗がん剤や栄養剤を服用している。ペット保険などにもはいっておりまさに人並み。寒さに弱いので部屋は常時空調24度。常に動いているので写真もうまくとれないがフラッシュをたくと赤目ならぬ緑目になってしまっている。

抗がん剤のせいで毛が抜けているが、最近は別の薬が効いて、食欲もでて、毛も再生し始めてきた。トイレも決められた場所できちっとするが都度きれいにとっておかないと別の場所でやってしまう。てまひまがかかるがそれだけかわいいということか。昔から夫婦にとって「子はかすがい」と言われたが今やペットがかすがいだね。
 
我が家には縁日のときに買ったミドリガメがいるが5センチくらいだったのが今や5倍くらいになり冬眠中である。そのほかに同じようになくなった義母がデイケアでもらってきた3センチばかりの金魚3匹が今や20センチくらいになり金魚とは言えないくらいに成長しており、これも3~4日ごとに水かえをしてやる必要がある。さらには庭にはヒヨドリやメジロなどが常時やってきてこれも家族みたいなものだ。

 それぞれが大事な命、気持ちをこめて世話をしてやらねばならない。
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110103:太宰府天満宮初詣、スムースに、でもおみくじは末吉。

2011年01月03日 | マイ家族

いつも正月は天満宮への道は車でいっぱい。我が家から歩いて25分の神社へ車で1時間くらいかかってしまう。ところが今年は昨日が大雪で路面凍結を心配してか、車が少なく5分で到着。古札を返却して、手水舎で手と口を清め本殿への行列に並ぶもこれまた数分で参拝が終了。昨晩積もった屋根の雪が太陽でとけて霧がかかったようになっていた。いつもの破魔矢とお守りを買い、おみくじをひく。50円だったのが100円になっていた。息子ともども小吉であった。すべからくじたばたせずゆっくり歩めとうけとる。それから恒例の500円運試しもやる。息子が大吉、私が吉。ラジオつきLEDライトと幸運おもちが商品、去年は小吉で日めぐりカレンダーだった。この日めぐりがほしかったがうまくいかぬものだ。ことほどさようにおみくじやうらないもいいかげんなものだがまあ気持ちの整理をさせてくれる。

 参道にでる道のわきに焼き鳥、たこ焼き、くし巻き、ホットドッグ、いろいろ店が軒を連ね良いにおいを発散させている。いつものように豚バラの焼き肉を買う。不景気を反映してか500円だったのが400円に、少し離れたところでは300円で売っていた。4本1000円のを注文。

 写経用の筆を買い、定番の梅が枝もちを買って、駐車場にもどり、帰路に就く。小一時間の間に、道路は数珠つなぎに渋滞を始めていた。ゆっくりの朝食をおえて、でてくると渋滞にとりこまれる。やはり人様とは若干でも時間差攻撃努力をしないと果実はえられないね。家でゆっくり、豚バラと変な取り合わせだが梅が枝もちを食べる。いつもの正月の気分である。
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最高の気分の元日!

2011年01月01日 | アフターセブンティ

昨晩はN響の第九を見て聞いて、5年日記の締め、ブログの年末あいさつを書いて、11時半に年越しそばを食べて、新年午前零時に妻がいつものように家外周に塩をまいて就寝、眠りにおちたのは2時ごろか。今朝は8時におき、新聞をとりにいき、年賀状をみる。喪中あいさつをだしたので自分宛てはほとんどない。息子のが中心。まだ妻も息子も寝ている。顔をあらい、新しいカミソリでひげをあたり、水をコップ一杯のみ、みかんをひとつ食べ、書斎にもどり新聞に丹念に目をとおす。目の調子は相変わらずすっきりしないがあきらめてゆっくり見る。

9時半ごろ二人がおきてくる。10時、お茶をいれて二人の父親の霊前にだす。新年の祝い膳の用意ができ、年に数度しか使わない和室に3人があつまり、スパークリングワインで乾杯、今年は屠蘇祝いはない。冷えたワインがうまい。息子が還暦祝いでくれた備前焼のお銚子で燗酒をのむ。五臓六腑にしみわたる。外は凍りつくような寒さだが正月を祝ってか日がでて陽光が障子を通って入ってくる。部屋の暖房とあいまって心地よい。控えめの正月膳だが十分すぎるほど美味。妻の料理上手は自慢だがこの味を味わう他人は少ない。おだやかに酔いがまわってくる。忘れていたように息子がお雑煮はといいだし妻が準備、それが写真の熊本流お雑煮、みばえもきれいしもちが二つ入って、ごはんがわりに十分、おいしかった。息子も38才になるが拠点マネジャーとして着実に頑張るだろう。妻も介護から解放されて自由を満喫してほしいがどこまでできるか、あるがままにまかせるしかない。

 12時前、膳をひき、コーヒを飲みながら和室からの景色をながめる。酔いがまわり、座布団をまくらに横になり外をながめる。また雪が降ってきた。眼の先に赤い色の花が鮮やかにさき、それに雪が舞い落ちている。浄土の風景ってこんなものかもしれないね。西日本新聞小説、五木寛之の親鸞、激動編がはじまった。親鸞と妻、恵信が新潟の寒風ふきすさぶ海を見ながらささやいている。そのとき恵信があれは何?それは異様な光景であった! さすがに作家はでだしがうまいね、激動を予感される。明日が楽しみだ。南無阿弥陀仏、念仏を唱えさえすれば誰でも浄土にいける、悪人さえもである。あたたかい部屋でまどろむ。雪がはげしくなってきた。このままあの世にいってしまってもいい気分だ、やりのこしたこととてない。海外どころか国内とていいところはいっぱいあるのだろうけどだからってどうってことはない。
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