4時過ぎ目覚める、外は朝焼け、12VポットのSWオン。5時30分、日の出撮影、45分車に戻る。ポットが沸騰、ホットコーヒとメロンパン、バナナの朝食。折り畳み自転車ルイガノで周辺散策。空気がさわやか。7時4分出発。芝桜会場はパスして8時、本栖湖に到着。
湖に朝もやがかかり幻想的な風景。貸ボートのスタッフが仕事の準備作業をしているだけ。周辺キャンプ地には車やバイクがずらり駐車。桜もほぼ満開に近い。車を移動させ西湖へ。隣接の野鳥の森公園に車を停める。公園事務所の2階から野鳥が観測できるようになっている。巣箱が周囲に設置され、野鳥やリスまでが巣箱にやってくるのが見える。管理人の親父さんと話。日本一周一人旅とはうらやましいねという。歳は私と同年配か。まあ好きな(たぶん)野鳥相手に一人静かに過ごせるから、こんな場所の管理人も悪くないとは思うがやはり雇われの身だから楽ではないのかもしれないね。
河口湖にむかう。道の駅勝山にナビをセット。このあたりはどこを走っても富士山がみえるからさすが日本1の山だね。富士山と民家と畑、絵葉書写真にならないよう被写体をさがす。道の駅に車をとめる。湖をジェットスキーが飛ばしているのが見える。富士山、川口大橋、桜、湖上のボートとよくある構成だが写真をバチバチ。富士山頂上付近の雲の動きや紋様、空の色との組み合わせが大事だが日曜日とて観光客もふえてくるし、それほどゆっくりした気分では撮れない。道の駅なるさわに立ち寄る。富士山博物館、鉱石ミュージアムがある。
昼はいなりと巻きずしですます。河口大橋近くに車をとめて周辺をぶらり、歩きながら写真におさめる。14時、山中湖方面に移動。途中、北口(きたぐち)本宮富士浅間(せんげん)神社に立ち寄る。武田信玄が戦勝祈願で訪れた神社、毎夏、富士山山開き神事がおこなわれる神社で有名。外の樹木は皆りっぱである。
神社を参拝、朱印帳にご朱印をいただき「富士吉田道の駅」をめざす。ここには富士山レーダードーム館がある。現役時代、新田次郎の「富士山頂」を題材に幹部教育をしたものだが雪線追従作戦を思い出す。今、テレビで「芙蓉の人」というドラマをやっているが当時、富士山頂にレーダードームを建設するなど途方もない難工事だったに違いないがよく作ったものだ。
16時半、なんだか疲れたので道の駅隣接の「紅富士の湯」で疲れをほぐす。17時半、あらためて山中湖をめざす。周辺に無料駐車場があると車中泊ガイド本にあった。セブンイレブンがみえてきた。道路を挟んで湖の周辺がづっと無料駐車場になっている。すごい。
とりあえず周遊してみる。だんだん夕闇が迫り、夕日も拝めそう。ぐるっと回ってゆくと渚100選になっている湖岸にでる。なんと夕日と富士とスワン1羽に遭遇。スワンをいれたナイスショットはとれなかったがばしゃばしゃ撮ってもとのセブンにもどる。途中、明朝の日の出ショットのロケハンをしながらもどり、セブンでカルビ弁当とシジミ汁を買って夕食。今日は念願の富士山の撮影ができよかった。
しかしこの湖畔、日曜日のせいか夜中までバイクや車の騒音がうるさいこと、なかなか寝ることができなかった。車中泊場所は騒音に配慮してきめるべきこと痛感。
車旅原則8:車中泊場所の選定は安全面もあるが騒音もよくよく想定して、道路サイドや出入り口周辺には止め ない方が良い