夢から慈しみの世界へ

神と自然と人間の共生
神一元・善一元・光明一元の生活
人間の生命の実相は『仏』であり、『如来』であり『神の子』である

アンビバレンス的(不安)な世界へ光りを

2015年10月25日 23時30分53秒 | コラム・人文


心の退行、先祖返り、原光景、故郷、民族主義、原理主義は物事が原点に返ると云うことでは共通のものがあるように思えます。
此のような事は現象的には私たちが現在意識で感じることが出来る表面的な原点の世界だと思えます。
心理学的には人間の心は現在意識、潜在意識、ユングが説く宇宙意識、人類意識等がありますが仏教にも阿頼耶識という言葉があります。
紅葉が美しいと感動するような現在意識、その様な感動している心の内にも深く沈潜している潜在意識。
潜在意識は普段には意識することは出来ません。
例えば心臓を手足のように現在意識で動かしたり止めたりすることは出来ません。
自分自身の無意識の心で動かしています。医学的には自律神経が動かしていると云われています。概略的には現在意識、潜在意識の二つの心が私たちの心を動かしています。
愛と憎しみ、平安と葛藤、平和と争いこの対立的な事象は平安を求めながら心を悩ます苦しみ、愛しながらも相手を憎む心、平和を求めながら争う世界。
これは潜在意識に抑圧、蓄積された負の財産(罪の意識等)が厚い心の壁に閉じ込められ窒息状態でありことを示しています。心の悩みも相反する二つの心が潜在意識の内で葛藤して自分自身の現在意識で調和することが出来ないような状態であります。相反するこの二つの心が現在意識で別々に認識できる時には安定していますが、相反する二つの心が同時に存在して認識するアンビバレンス的な心が生じると大変不安定になります。
人の心が発達して文明が進歩し紳士的に生長したにも関わらず異民族の争い、不平等の社会への不満、やむ得ず祖国を捨て民族の大移動等、世界には不安定な要素が充満しているように見えます。
心が不安定になりますと心の退行等などが見受けられます。
この様なアンビバレンス的な不安な心が今世界中を覆うっているように思えます。
また世界がある意味で、心の退行、先祖返り、原光景、故郷、民族主義、ナショナルズム、原理主義のような表面的な原点に回帰しているように思えます。
仏教では仏の教えが衰退する末法の時代、キリスト教ではノアの箱舟とか云われていますが、
人々は表面の心(現在意識)では心の退行、先祖返り、原光景、故郷、民族主義、ナショナルズム、原理主義への回帰を確りと認識しているようには思えませんが、その事を合理的、対症療法的に解決しようとしています。人々は、さ迷いながらも心の奥底では創世記の天地創造、お釈迦様の山川草木国土悉皆成仏の世界、超潜在意識、絶対的な世界、神秘的世界、神仏の世界を求めて、真実の豊かな世界へと回帰したいと願っているのではないかと考えます。
日本の伊勢神宮の遷宮は惟神(かむながら)の道を、日の丸の円を回る如く
「常若(とこわか)」に永遠に回帰し。今此のまま神の誠の世界を顕わしています。



世界に平和と安寧が訪れることを心より祈ります。






秋田からホットな便り

2015年10月25日 00時12分01秒 | 日記・エッセイ
はるばる東北秋田より娘のお友達が私達夫婦に会いに来られました。
料理屋の個室で会席料理を頂きながらお話を聴きますと、鉄の工作物を作っている明るい青年でした。
東北の訛りがあると思っていましたら、普通に喋られ、雄弁に話をされました。
秋田を出るときはジャンパーを着ていましたが、ジャンパーを東京羽田で脱ぎ、また更に長崎空港で一枚シャツを脱ぎ、長崎は大変暖かいと言われました。
もう秋田では薪ストーブを焚いているそうです。秋田では気温差があり紅葉が素晴らしく、来月は車に冬用のタイヤを使用し、本格的な冬支度が始まるそうです。
今夜は長崎市の稲佐山の頂上より日本三大夜景を見に行くそうです。
娘とのお付き合いをそっと見守りたいと願い、握手をしてお別れをしました。






神は人間を神の象(かたち)に創造りたまいて、それを男と女につくり給うたのである。
夫婦となるべき男と女とは本来『一つの人間』の魂の半分ずつであるのである。
互いに一つのものの半分であるから、霊的波動が同一である。波長の同一なるものは、
テレビの電波が波長の同一な受像機に同調して姿をあらわすがごとく、たがいに近づいてきて一体となろうとするのである。
たがいに近づいてきて一体となる行事が結婚生活である。
                                   真理の吟唱











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