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R30A と IC-R75 の比較 (2009年02月22日)

2009年02月22日 21時34分33秒 | PALSTAR R30 / SE-3
長期保存の予定から、整理のために一時的に出して来た IC-R75 です。
折角なので、もう少し使って R30A と比較しました。

IC-R75 の長所
 操作性の良さ、Tuningまでの時間は10キーの良さだけでなく全般に早い。
 安定性、特に TCXO の周波数安定度は抜群です。±2Hzくらいです。
 言い過ぎでしょうけど、標準電波で比較計測しても常に安定しています。
 Optionを含めて5つの Filter の選択ができるのは有り難いです。

R30A の長所
 音の良さ。これに尽きるかもしれません。
 アナログ・メータによる癒し。
 シンプルな操作系 ( デザイン )

IC-R75 の短所
 デザイン。これは個人の趣味の世界です。
 音、何が?と言われると明確には答えられないのですが、イマイチという感じ。

R30A の短所
 周波数安定度の悪さ。
 Tuniingのやり難さ。所望の周波数に辿り着くまでに時間がかかる。
 Stepが大きすぎ。( 20Hz が最小 )

以下は受信機の要素、性能基準である、感度、選択度、忠実度、出力、安定度に
ついて書いてみます。

1 感度はほとんど同じくらいです。多少、得意・不得意の周波数帯はあるよう
  ですが、差があると言い切れるほどではありません。

2 選択度は IC-R75 の FL257 3.3kHz Filter のキレが素晴らしいですが.....
  R30A 搭載の 5.8kHz と 2.5kHz のキレ、音の方が好きです。
  ICOM FL257 3.3kHz はCollins の Mechanical Filter に比べると籠る感じで
  す。もちろん選択巾は違うので比較はできません。R75にも 6kHz, 2.4kHz とい
  う標準 Filter がありますが R30A の方が好みです。
  Collins 5.8kHz は AM には丁度いいし、2.5kHz は SSB に丁度良いですし、音
  の切れがよく、長時間も聴いていても疲れません。

3 忠実度は、実践的に R30A でしょう。一概には言えませんが。

4 出力は R30A に魅力を感じます。専用 Speaker SP30 の効果も大きいです。
  あくまで好みの音ということです。

5 安定度は、言うまでもなく IC-R75 です。

安定度の良さ、操作性の良さから IC-R75 は サーチ & Dx 用、
ゆったりと、いい雰囲気で聴くには R30A という感じです。
どちらかの受信機で聴こえるのに、一方では聴こえないという経験はないので、
性能も同等とみて良いと思います。
コメント (4)
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