長期保存の予定から、整理のために一時的に出して来た IC-R75 です。
折角なので、もう少し使って R30A と比較しました。
IC-R75 の長所
操作性の良さ、Tuningまでの時間は10キーの良さだけでなく全般に早い。
安定性、特に TCXO の周波数安定度は抜群です。±2Hzくらいです。
言い過ぎでしょうけど、標準電波で比較計測しても常に安定しています。
Optionを含めて5つの Filter の選択ができるのは有り難いです。
R30A の長所
音の良さ。これに尽きるかもしれません。
アナログ・メータによる癒し。
シンプルな操作系 ( デザイン )
IC-R75 の短所
デザイン。これは個人の趣味の世界です。
音、何が？と言われると明確には答えられないのですが、イマイチという感じ。
R30A の短所
周波数安定度の悪さ。
Tuniingのやり難さ。所望の周波数に辿り着くまでに時間がかかる。
Stepが大きすぎ。( 20Hz が最小 )
以下は受信機の要素、性能基準である、感度、選択度、忠実度、出力、安定度に
ついて書いてみます。
１ 感度はほとんど同じくらいです。多少、得意・不得意の周波数帯はあるよう
ですが、差があると言い切れるほどではありません。
２ 選択度は IC-R75 の FL257 3.3kHz Filter のキレが素晴らしいですが.....
R30A 搭載の 5.8kHz と 2.5kHz のキレ、音の方が好きです。
ICOM FL257 3.3kHz はCollins の Mechanical Filter に比べると籠る感じで
す。もちろん選択巾は違うので比較はできません。R75にも 6kHz, 2.4kHz とい
う標準 Filter がありますが R30A の方が好みです。
Collins 5.8kHz は AM には丁度いいし、2.5kHz は SSB に丁度良いですし、音
の切れがよく、長時間も聴いていても疲れません。
３ 忠実度は、実践的に R30A でしょう。一概には言えませんが。
４ 出力は R30A に魅力を感じます。専用 Speaker SP30 の効果も大きいです。
あくまで好みの音ということです。
５ 安定度は、言うまでもなく IC-R75 です。
安定度の良さ、操作性の良さから IC-R75 は サーチ & Dx 用、
ゆったりと、いい雰囲気で聴くには R30A という感じです。
どちらかの受信機で聴こえるのに、一方では聴こえないという経験はないので、
性能も同等とみて良いと思います。
いつも触りたくなる受信機って良いですよね。(^.^)
ところでIC-R75のVFOメインノブはアルミ製でしょうか？先日IC-R70のメインノブ六角レンチがゆるんでスッポ抜けました。よくよく見たらアルミの削りだしでした。ずーっと安っぽいプラスチック製かと思ってました。
すみません、IC-R75のKnobですが、どうやって引き抜くのか？分からないのです。滑り止めのゴムの中も取り付けネジがありません。
たぶんアルミに滑り止めのゴムを巻いてあります。
以前のBlogに書きましたが R30A のKnobはプラスチックかと思っていましたが、しっかりした重さのあるアルミ削り出しでした。
ちょっとした造りの積み重ねが良いフィーリングを生むのでしょうね。
このR30Aは触りたくなる、お気に入りです。
R75のLSBで2959.97kHz聴いています。。
当地は低いバンドのノイズがひどいので
弱い局はLSBで聴くほうが聴きやすいです。
R75は強く引っ張れば取れます。
取ったら、ダイアルのスリップ調整が見えました。
初めてきがつきました！！！
ノブの下に付いているジャン。。（爆
ダイアル・ノブ、引き抜けました(笑)。
情報ありがとうございます。引き抜く力不足でした。
R75のスリップの調整は、精度が今一で、固くしようとすると、スムースでなくなります。微妙です。
HIROKIさん、ノブ抜けました。
アルミとプラスチック、ゴムでできています。
結構重いですね。削り出しかどうか分かりません。