『「本当の国語力」が驚くほど伸びる本』(福嶋隆史著)を読んだ。
国語という科目、ではなく、国語の問題というものが何を問うているのかを、はじめて明らかにした本。少なくとも私にとっては。
国語の問題とは論理を問うているのだけれど、それを著者は
・言い換え(具体⇔抽象)
・対比
・展開の追跡(論理)
という三点から指摘している。つまり、国語で問われている論理力とは、上記三点の力だということだ。
言い換えは、一人の人の言いたいことをすべての人に受け入れ可能な言葉に変換する能力を指す。
対比は、個々の論点の明確化・絞り込みを意味する。
展開の追跡(著者はこういう言葉を使わず「論理」と言うのだけれど)は、そのままずばり話を理解することだ。他者の話をそのまま受け取る能力と言える。
この三つの能力は、国語の問題を解くうえで有用だが、自分で文章を書く上でも有用だ。
これは素晴らしい本だと思う。
素晴らしいが、それは国語のペーパーテストが何を問うているのかを指摘したという点でだ。
私自身は、このようなトレーニングをしなくても、書きたいものを書き、読みたいもの読むことが人にとっていいことだと思っている。
ただ、国語という教科のペーパーテストを解く訓練をするうえでは、重要な示唆を与えてくれるし、素晴らしい本だと思う。
著者が来年出すという本も楽しみにしたい。
国語という科目、ではなく、国語の問題というものが何を問うているのかを、はじめて明らかにした本。少なくとも私にとっては。
国語の問題とは論理を問うているのだけれど、それを著者は
・言い換え(具体⇔抽象)
・対比
・展開の追跡(論理)
という三点から指摘している。つまり、国語で問われている論理力とは、上記三点の力だということだ。
言い換えは、一人の人の言いたいことをすべての人に受け入れ可能な言葉に変換する能力を指す。
対比は、個々の論点の明確化・絞り込みを意味する。
展開の追跡(著者はこういう言葉を使わず「論理」と言うのだけれど)は、そのままずばり話を理解することだ。他者の話をそのまま受け取る能力と言える。
この三つの能力は、国語の問題を解くうえで有用だが、自分で文章を書く上でも有用だ。
これは素晴らしい本だと思う。
素晴らしいが、それは国語のペーパーテストが何を問うているのかを指摘したという点でだ。
私自身は、このようなトレーニングをしなくても、書きたいものを書き、読みたいもの読むことが人にとっていいことだと思っている。
ただ、国語という教科のペーパーテストを解く訓練をするうえでは、重要な示唆を与えてくれるし、素晴らしい本だと思う。
著者が来年出すという本も楽しみにしたい。
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