『秘伝 中学入試 国語読解法』という本を読む。
これは、受験国語の文章を取り上げ、それを大学の文学教員としての立場から論評している本。
大学教員であり文学研究者という経歴の方からみれば難しくないであろう文章にさまざまな解説や感想を加えられています。内容は、まっとうなことが生真面目に的確に述べられています。
ただ、文章の傾向や問題の出し方にいろいろな批判が加えられていても、ではどういう国語の問題がいいものなのか、なかなか見えてきません。
いや、そもそも国語教育とは何なのか?どうあるべきなのかが見てきません。
「国語は道徳と化している」と述べられていますが、著者は自身が属するアカデミズムの論文や研究書のように、知的な中立性という立場を小・中・高生が身につけることを理想としているのでしょうか?
子どもの中学受験に深くかかわり、入試問題を多く解いていますが、そこから著者が何かを得ているという感触はこの本を読んでも分かりませんでした。
「国語」という科目に深い考察を加えた本ではなく、試験問題を解いた、そういう本。
これは、受験国語の文章を取り上げ、それを大学の文学教員としての立場から論評している本。
大学教員であり文学研究者という経歴の方からみれば難しくないであろう文章にさまざまな解説や感想を加えられています。内容は、まっとうなことが生真面目に的確に述べられています。
ただ、文章の傾向や問題の出し方にいろいろな批判が加えられていても、ではどういう国語の問題がいいものなのか、なかなか見えてきません。
いや、そもそも国語教育とは何なのか?どうあるべきなのかが見てきません。
「国語は道徳と化している」と述べられていますが、著者は自身が属するアカデミズムの論文や研究書のように、知的な中立性という立場を小・中・高生が身につけることを理想としているのでしょうか?
子どもの中学受験に深くかかわり、入試問題を多く解いていますが、そこから著者が何かを得ているという感触はこの本を読んでも分かりませんでした。
「国語」という科目に深い考察を加えた本ではなく、試験問題を解いた、そういう本。
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