joy - a day of my life -

日々の体験や思ったことを綴ります(by 涼風)。

2007年10月13日 | 日記


つい先日まで蒸し暑い蒸し暑いと言っていたのに、いつの間にか秋になっていました。

秋は好きなのですが、夏と秋の中間の涼しく過しやすい期間がなかったのは残念。

『プーシキン美術館展 シチューキン・モロゾフ・コレクション』

2007年10月13日 | 絵本・写真集・画集
一昨年の暮れから昨年の初めにかけて東京で展覧会が行われた『プーシキン美術館展』のカタログが図書館に置いてありました。アマゾンで検索してもひっかかからないので、市販されていないのかも。

プーシキン美術館とはロシアの美術館で、シチューキンとモロゾフという19世紀終りの絵画収集家が集めたフランス印象派の名画が多く収蔵されている美術館とのこと。

この画集に収められているのは、ドガ、シスレー、ピサロ、セザンヌ、モネ、ルソー、ゴッホ、ピカソ、ゴーギャンといった有名な画家から、私のような超ド素人は名前も知らなかったような画家の絵もあります。

しかし、名前に関わらず、どの絵もどの絵も素晴らしいし、私の印象に残ったのは、上記の有名な画家以外の画家の絵でした。

とりわけ、ギヨーマン「廃墟のある風景」(1897)、ド・シャヴァンヌ「貧しき漁夫」、カリエール「母の接吻」、ビュイヤール「室内」(1904)、マティス「ブーローニュの森の小道」(1902)、マティス「白い花の花束」(1909)、マルケ「街路樹にかかる太陽」(1905)、マルケ「オンフルール港」(1911)、といった絵が私には印象的でした。

マティスはもちろんですが、他の画家もみんな有名なのでしょうね。

上に挙げた絵の中でも、私にはアルベール・マルケ(1875-1894)という画家が今回の画集で一番印象に残りました。

なんだか惹きつけられるのです。

この人の絵はほかにも観てみたいです。画集は出ているのかな。


この画集を見ると、モロゾフとシチューキンという人の審美眼が確かで、絵画を知らない私が見ても、その趣味のよさは伝わってきます。

機会があれば、是非一度手にとって見て欲しい画集です。