joy - a day of my life -

日々の体験や思ったことを綴ります(by 涼風)。

QBハウス

2006年07月19日 | 店舗を観察して


朝方はもう何もする気が起きず、嫌な感じを感じながらも布団で臥せっていました。気分の悪さを引きずって。昼頃に起きると昨日までの調子の悪さがだいぶ抜けていたように思います。

外は大雨の間の曇り空。昼頃に起きたために、なんだか手持ち無沙汰で何をすればいいのやら。

食事をして、他の所用もあったので髪を切りに三ノ宮駅のQBハウスへ。ここは1000円でカットしてくれるお店で、最近は色んな所で見かけます。多くの男にとって髪を切るというのはただただ早く時間が過ぎて欲しい時間です。べつに凝ったスタイルなんていらないから短くしてくれればOKです。そういう人たちにとってはたしかにQBハウスの登場は衝撃だったと思います。なんだか吉牛の感覚で散髪屋が登場したみたいです。

僕がいつも利用する三ノ宮駅のお店では、店員さんも親切に対応してくれます。また、だからと言って個人店のような親密な空間でもなく、無理に店員さんと会話する必要もありません。

シャンプーもなく、時間はたしかに10分ぐらいですみます。待つ時間を合わせれば、大体20分以内でしょうか。

こういう場所は有難い反面、こういう場所で働くことは店員さんにとって幸せだろうか?とも思います。とても狭い空間の中で、とにかく大量のお客さんの髪を切っていきます。それだけ細かいセットをしなくていいので、技術的には簡単なのだと思いますが、こうしたフランチャイズ店で一生働きたいと店員さんに思わせているでしょうか?

もちろん、お客のニーズを満たしているという点では、いいアイデアのビジネスなのだと思います。ただ、それが働く人をもし“道具”“材料”と見なすことにつながり、社員・アルバイトのライフ・デザインを無視したビジネスであり続けると、それは結果的に社会にマイナスの作用をもたらすことになります。

QBハウスにせよ、牛丼屋にせよ、格安商品を扱うチェーン店・フランチャイズ・ビジネスはたしかに消費者にとって便利なのですが、こういう場所で働いている人に幸せをもたらしているのでしょうか。もしそうだとしたら、消費者にも、また社会全体にもいい作用をもたらす活動だと思います。


涼風