奈良県野迫川村の野菜シリーズの続きです。
今回は「野川真菜」のご紹介。
ちなみに、野川真菜は正式名称ではありません。通称名です。
正式名称(品種名)は不明です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/64/79c83e37599fda478a7baf815802330e.jpg)
種まきは4月末、写真は5月末の様子です。
実際は葉っぱの色はもうちょっと濃いです。
葉っぱはハクサイみたいな感じです。
推測するに、春に種播き、梅雨に収穫。
あるいは秋に種播き、冬に収穫でしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/d3/5bcd494cb5740d7d471da3ecd5126c64.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/dd/debb469421b27566394b135b0cbd757e.jpg)
トゲが特徴。
触るとちょこっとチクチクします。
真菜なので、大和野菜の大和真菜の系統かと思ったのですが、
大和真菜はかぶの葉っぱみたいにギザギザがあるから、ちがう。
で、同じく大和野菜の下北春まなかと思ったのですが、葉っぱは確かに形は同じだけど、
こんなにトゲトゲしてたかな・・・。
でも、用途は下北春まなと同じだろうと考えてます。
理由は、下北春まなのふるさと、下北山村、野迫川村ともかつて林業が盛んな点。
そして、下北春まな、野川真菜ともに結構大きくなります。
また、下北山には郷土料理「めはりずし」といって、
細かく刻んだ下北春まなの漬物を混ぜたご飯を、同じ下北春まなの漬物で包んだものがあります。
山仕事をしていた人の昼食にしていました。
最後にご飯を漬物に包むというのもミソ。
辛味成分イソチオシアネートが含まれ、ピロリ菌や大腸菌の殺菌作用があるからです。
また、細かく刻むことでイソチオシアネートの吸収力UP。
葉っぱの大きさから考えると、めはりずしに使われていた可能性も考えられますね。
山東菜の一種かと思ったのですが・・・なんかちがう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/64/79c83e37599fda478a7baf815802330e.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/d4/54bab28f8de56bcb9eae381e1c885aa3.jpg)
自身が栽培している山東菜との比較。
(下が山東菜です。)
ちなみに、こちらもそんなに肥料は要りません。
真菜と聞いたんで、大和真菜と同じ感じで元肥をやったのですが、
どうも多かったみたいで、葉っぱがかなり色が濃くなってしまいました。
生では青臭くてちょっと食べれませんが、
茹でておひたしにしたら濃厚でミネラルタップリといった感じで、
しかも食べやすく美味しかったです。
また、春~初夏はハクサイのない時期。
その代わりにもなりそうです。
野迫川村は標高が高く、白樺が生えているという特異な気候。
春~初夏もどちらかというと冷涼。
ということは村の人々にとってはまだハクサイみたいな菜っ葉類やカラダを温めるイモ類がほしいはずです。
野迫川村に野川真菜が定着した理由が分かりますね。
今度は秋にタネを播いて冬に収穫で面倒を見ていきたいと思います。
冬なら、鍋物にしたら最高かも・・・。
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種まきは4月末、写真は5月末の様子です。
実際は葉っぱの色はもうちょっと濃いです。
葉っぱはハクサイみたいな感じです。
推測するに、春に種播き、梅雨に収穫。
あるいは秋に種播き、冬に収穫でしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/d3/5bcd494cb5740d7d471da3ecd5126c64.jpg)
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トゲが特徴。
触るとちょこっとチクチクします。
真菜なので、大和野菜の大和真菜の系統かと思ったのですが、
大和真菜はかぶの葉っぱみたいにギザギザがあるから、ちがう。
で、同じく大和野菜の下北春まなかと思ったのですが、葉っぱは確かに形は同じだけど、
こんなにトゲトゲしてたかな・・・。
でも、用途は下北春まなと同じだろうと考えてます。
理由は、下北春まなのふるさと、下北山村、野迫川村ともかつて林業が盛んな点。
そして、下北春まな、野川真菜ともに結構大きくなります。
また、下北山には郷土料理「めはりずし」といって、
細かく刻んだ下北春まなの漬物を混ぜたご飯を、同じ下北春まなの漬物で包んだものがあります。
山仕事をしていた人の昼食にしていました。
最後にご飯を漬物に包むというのもミソ。
辛味成分イソチオシアネートが含まれ、ピロリ菌や大腸菌の殺菌作用があるからです。
また、細かく刻むことでイソチオシアネートの吸収力UP。
葉っぱの大きさから考えると、めはりずしに使われていた可能性も考えられますね。
山東菜の一種かと思ったのですが・・・なんかちがう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/64/79c83e37599fda478a7baf815802330e.jpg)
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自身が栽培している山東菜との比較。
(下が山東菜です。)
ちなみに、こちらもそんなに肥料は要りません。
真菜と聞いたんで、大和真菜と同じ感じで元肥をやったのですが、
どうも多かったみたいで、葉っぱがかなり色が濃くなってしまいました。
生では青臭くてちょっと食べれませんが、
茹でておひたしにしたら濃厚でミネラルタップリといった感じで、
しかも食べやすく美味しかったです。
また、春~初夏はハクサイのない時期。
その代わりにもなりそうです。
野迫川村は標高が高く、白樺が生えているという特異な気候。
春~初夏もどちらかというと冷涼。
ということは村の人々にとってはまだハクサイみたいな菜っ葉類やカラダを温めるイモ類がほしいはずです。
野迫川村に野川真菜が定着した理由が分かりますね。
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