野菜ソムリエPro. AndyのBlog

「奈良・吉野」の玄関口を中心に活動する、吉野郡唯一の野菜ソムリエPro.&果物ソムリエのベジフルライフをつづっています。

奈良の「白イチゴ」農家さんところへ

2018年03月16日 00時47分17秒 | 野菜&果物
3/8(木)
奈良県葛城市のイチゴ農家、
巽さんところをお伺いしました。

奈良はあすかルビー、古都華のイチゴの産地ですが、
最近では様々な種類のイチゴが作られるようになりました。

白いイチゴも、その中の1つです。

巽さんところは、奈良の大粒ブランドイチゴ「古都華」の他に、
白いイチゴ「パールホワイト」と
ピンク色のイチゴ「淡雪」を作られている数少ない農家さん。

1年前に参加した、
あべのハルカスにある「AWKitchen」で行われた
野菜ソムリエ上級プロの西村有加さんと、
AWKitchenのオーナーシェフ、渡邊明シェフの
コラボイベント「スゴベジ」。

この時のテーマは「スゴベリー」。
イチゴのフルコースでした。

ここで、巽さんのパールホワイトと淡雪を初めて知り、
お陰様で今回、足を運ぶことが出来ました。

パールホワイトは、奈良で誕生した白いイチゴ。



熟れ具合の見極めが難しく、しかも普通のイチゴよりもデリケートとのこと。
砂やほこりなどのちょっとした汚れでも目立ってしまうそうです。

そのため、収穫と箱詰めは古都華の2倍以上はかかるとのことです。

熟れると表面の粒々(タネ)が赤くなるとのですが、
とにかく白いイチゴですので、どのタネも赤く見えてしまい、
生活者にはわかりません。

これは日本の伝統工芸のように、文字だけでは伝えることは難しく、
栽培に「伝承」が必要な品種だと感じました。




こちらは「淡雪」

また、巽さんの畑は、葛城山麓。

冬は山からの吹きおろしの風が吹きます。
これがまた冷たい。

イチゴの受粉ではミツバチによる受粉が行われますが、
巽さんところでは、寒い地域に生息している
「マルバナバチ」を使っておられます。

で、気になるお味のほうですが・・・


淡雪はジューシーで割と噛み応えがあり、
さっぱりした甘味があります。
優しい香りが口の中に広がります。

パールホワイトは果肉は更にしっかりしていて、
しかも酸味が少ないため、見た目以上に甘味を感じます。

いちごには、タテナガで柔らかくて甘みの強い「章姫」という品種がありますが、
パールホワイトは例えるなら、果肉がしっかりした、ややサッパリした章姫といったところでしょうか?

時期的なこともあるかもしれませんが、
この2つの中ではパールホワイトの方が甘く感じるくらいでした。

色々と勉強になりました。
巽さん、ありがとうございました。






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