なんだかんだ言っても(なんだかんだ言わなくても)、やっぱり最後はビートルズに戻ってしまう。
もちろん、まったく聴かない時期もあったりするけれど、結局、最後はビートルズということになってしまうのだ。これが。
そういう意味じゃあ、ちょっと恐ろしくなるくらいこのバンドって神懸かり的なグループだったと思う。
そのことを、聴き直すたびに再確認する。
僕のビートルズとの邂逅は、忘れもしない、あの映画「ヘルプ! 4人はアイドル」だった。
ちょっと記憶が薄れてしまったけれど、その映画を観たのと、ビートルズ日本公演をテレビで観たのと、どっちが先だったかは今ではもうすっかり忘れてしまった。
とにかく、あまりにもその出会いは衝撃的だった。
僕の映画と音楽に関する原体験は、「ヘルプ! 4人はアイドル」と「エレキの若大将」、この2本にほかならない。
この2本の映画を観てしまったことで、僕は非常に高い志と理想と夢を抱いてしまい、人生のハードルを愚かにもかなり高く上げ過ぎちゃって、今、こういうふうなとんでもない状況へと追い込まれてしまったのである。
掲げていた夢と希望と、今いるこの現実との、あまりにも違い過ぎる落差!
今すぐ、これまでの人生返してよ、ビートルズと加山雄三さん!
もしも、あなたたちと出会わなかったら、僕はもっと真っ当でささやかな人生を歩んでいたんだから。
ほんと、どうしてくれるんだろ?
この責任をどう取ってくれるんだろ?
ああっ。本当に憎たらしい。
そりゃあ、そうだよね。
原体験で見せられたものが、こういう行く着くところまで行ってしまったような最高の音楽で、若さっていうのは誰もが成し遂げられる可能性を秘めているんだと映画の中でこれでもかと見せつけられたら(若大将シリーズですね、きっぱり)、純粋な田舎暮らしの少年なら純粋に信じるわ。
いくらそれが虚しい虚構で、現実はそんなに甘くないってこと、心の奥底では知っていたとしても・・・。
そんな、憎たらしくて、それでも大好きなビートルズ。
今年2014年は、アメリカへの初上陸、そして日本でのデビュー50周年である。
そのアメリカ上陸50年を記念して、USオリジナル盤がこのたび CDで復刻発売された。
値段は、日本盤ボックス・セットが31.500円。
それから輸入盤だと少し安くなって、18.365円(いずれもアマゾンにおける現時点での価格です)。
買おうか買うまいか、なかり迷ったけれど、結局物欲に負けて輸入盤のほうを買っちゃいました。
しっかし、それにしても、お金がいくらあってもこれじゃあ足りません。次から次と色んな仕掛けをしたリイシュー盤が発売されるので、買っても買ってもキリがない。
ビートルズだけじゃなく、ストーンズもそうなんだけれど、彼らの初期のアルバムはアメリカと本国イギリスとでは曲やジャケットが若干異なっていて、しかも同じジャケでも曲が数曲違っているので、本当に困ってしまう。
僕はどちらかというと物凄く几帳面なほうなので(こういうことだけに関しては)、ストーンズに関してもイギリス盤とUS盤も、どちらも買い集めた。
なので、ビートルズも、アメリカ編集アルバム13組がCDボックス・セットで復刻されることになったと聞いて、実は小躍りしたほうのくちである。
今回の13枚組のボックス、未だCD化されてこなかったUS版「A Hard Day's Night」と「Yesterday & Today」と「ヘイ・ジュード」が入っているのが嬉しい。
ひとつ残念なのは、唯一の公式ライブ盤「Hollywood Bowl」が今回CD化されなかったことだろうか。
その中で、「Yesterday & Today」のアルバムは、なんと、あの幻のブッチャー・カヴァーなのだ。
ブッチャー・カヴァーとは、当初、「Yesterday & Today」のアルバム・ジャケットに採用されたフォト―それをブッチャー・カヴァーという―のことである。
ところが、ブッチャー・カヴァーが余りにも残酷な写真だということで、発売直後に別な写真へと変えられてしまったために、希少価値となったそのアルバム・ジャケットLP、今度は凄まじい値段が付けられてファンの間で取引されることになったのだ。
僕も一度、青森市内の中古レコード屋で実物を見たことがある。十万単位の値段がついていたと思う。
そういうことで、何かと話題の多い今回のボックス13枚組。
まだすべてのアルバムを聴いてはいないけれど、やっぱり後期のビートルズに手が伸びてしまう。
ヘビー・ローテーションは今のところ、「ラバー・ソウル」、「ヘイ・ジュード」といったところでしょうか。
もちろん、まったく聴かない時期もあったりするけれど、結局、最後はビートルズということになってしまうのだ。これが。
そういう意味じゃあ、ちょっと恐ろしくなるくらいこのバンドって神懸かり的なグループだったと思う。
そのことを、聴き直すたびに再確認する。
僕のビートルズとの邂逅は、忘れもしない、あの映画「ヘルプ! 4人はアイドル」だった。
ちょっと記憶が薄れてしまったけれど、その映画を観たのと、ビートルズ日本公演をテレビで観たのと、どっちが先だったかは今ではもうすっかり忘れてしまった。
とにかく、あまりにもその出会いは衝撃的だった。
僕の映画と音楽に関する原体験は、「ヘルプ! 4人はアイドル」と「エレキの若大将」、この2本にほかならない。
この2本の映画を観てしまったことで、僕は非常に高い志と理想と夢を抱いてしまい、人生のハードルを愚かにもかなり高く上げ過ぎちゃって、今、こういうふうなとんでもない状況へと追い込まれてしまったのである。
掲げていた夢と希望と、今いるこの現実との、あまりにも違い過ぎる落差!
今すぐ、これまでの人生返してよ、ビートルズと加山雄三さん!
もしも、あなたたちと出会わなかったら、僕はもっと真っ当でささやかな人生を歩んでいたんだから。
ほんと、どうしてくれるんだろ?
この責任をどう取ってくれるんだろ?
ああっ。本当に憎たらしい。
そりゃあ、そうだよね。
原体験で見せられたものが、こういう行く着くところまで行ってしまったような最高の音楽で、若さっていうのは誰もが成し遂げられる可能性を秘めているんだと映画の中でこれでもかと見せつけられたら(若大将シリーズですね、きっぱり)、純粋な田舎暮らしの少年なら純粋に信じるわ。
いくらそれが虚しい虚構で、現実はそんなに甘くないってこと、心の奥底では知っていたとしても・・・。
そんな、憎たらしくて、それでも大好きなビートルズ。
今年2014年は、アメリカへの初上陸、そして日本でのデビュー50周年である。
そのアメリカ上陸50年を記念して、USオリジナル盤がこのたび CDで復刻発売された。
値段は、日本盤ボックス・セットが31.500円。
それから輸入盤だと少し安くなって、18.365円(いずれもアマゾンにおける現時点での価格です)。
買おうか買うまいか、なかり迷ったけれど、結局物欲に負けて輸入盤のほうを買っちゃいました。
しっかし、それにしても、お金がいくらあってもこれじゃあ足りません。次から次と色んな仕掛けをしたリイシュー盤が発売されるので、買っても買ってもキリがない。
ビートルズだけじゃなく、ストーンズもそうなんだけれど、彼らの初期のアルバムはアメリカと本国イギリスとでは曲やジャケットが若干異なっていて、しかも同じジャケでも曲が数曲違っているので、本当に困ってしまう。
僕はどちらかというと物凄く几帳面なほうなので(こういうことだけに関しては)、ストーンズに関してもイギリス盤とUS盤も、どちらも買い集めた。
なので、ビートルズも、アメリカ編集アルバム13組がCDボックス・セットで復刻されることになったと聞いて、実は小躍りしたほうのくちである。
今回の13枚組のボックス、未だCD化されてこなかったUS版「A Hard Day's Night」と「Yesterday & Today」と「ヘイ・ジュード」が入っているのが嬉しい。
ひとつ残念なのは、唯一の公式ライブ盤「Hollywood Bowl」が今回CD化されなかったことだろうか。
その中で、「Yesterday & Today」のアルバムは、なんと、あの幻のブッチャー・カヴァーなのだ。
ブッチャー・カヴァーとは、当初、「Yesterday & Today」のアルバム・ジャケットに採用されたフォト―それをブッチャー・カヴァーという―のことである。
ところが、ブッチャー・カヴァーが余りにも残酷な写真だということで、発売直後に別な写真へと変えられてしまったために、希少価値となったそのアルバム・ジャケットLP、今度は凄まじい値段が付けられてファンの間で取引されることになったのだ。
僕も一度、青森市内の中古レコード屋で実物を見たことがある。十万単位の値段がついていたと思う。
そういうことで、何かと話題の多い今回のボックス13枚組。
まだすべてのアルバムを聴いてはいないけれど、やっぱり後期のビートルズに手が伸びてしまう。
ヘビー・ローテーションは今のところ、「ラバー・ソウル」、「ヘイ・ジュード」といったところでしょうか。