7月7日の日曜日は、夜9時から堺雅人主演のTBS系連続ドラマ「半沢直樹」がスタートする日。
それも初回は2時間スペシャルである。
このドラマも今クール新ドラマの中では注目していた。
なので、今夜の「半沢直樹」を観るのを、ずっと前からとても楽しみにしていたのである。
でも、それまでに今日はやるべきことがある。
7月7日は、「第22回 AOMORIマラソン大会」。僕は午前9時50分にスタートする、ハーフ部門にエントリーしている。
ということで、朝起きてすぐにマラソン用の上下を着込み、そのまま現地へと駆けつけた。もちろん、朝食はちゃんと摂りました。
今日は暑くなりそうな気配がする。
気温が上がりそうだ。とても天気がいいのだ。
自転車を漕いでマラソン会場の合浦公園へと向かった。
荷物をまったく持たず、公園の自転車置き場に自転車を入れ、バスタオルを自転車の籠に置いてそこに自転車の鍵を包み隠し、そのまま放置してスタート地点まで。
誰も盗まんでしょ。
携帯も着替えも一切持って来なかった。
走り終わったらまたそのまま家に戻り、そこで着替えて近くの「まちなか温泉」に行こうと初めから決めていたのである。
今年の「第22回 AOMORIマラソン大会」は同じコースを2度走るという、ちょっと普通では考えられないおかしなコース設定。
ランニング仲間からも不平不満が続出していた。10キロの同じコースを2回続けて走るなんて・・・。あんまりだ。
スタート地点に居るだけで汗ばんでくる。
完走出来るんだろうか。右足首に痛みがあって、それが不安だ。気温も30度近くまで上がるだろう。
9時50分ちょうどに号砲が鳴った。
合浦公園から「青森ベイブリッジ」を登り、沖館埠頭でUターンしてまた合浦公園まで。それを2度繰り返す。
暑い。
照り返しが凄い。
何度も水を補給する。それでも足りなくて、喉が渇いて仕方ない。
滝のような汗が滴り落ちる。太陽が眩しくて、身体の消耗が激しい。
とにかく、辛い。きつい。
このまま歩こうか。
周りを見ると、途中から歩いているランナーがかなり目立つ。こういう光景も久しぶりだ。俺も歩きたい。このまま帰りたい。思い切り冷たい水をゴクゴク飲み干したい。
2周目は完全にグロッキー状態。でも歩くのだけは絶対止めよう。とにかく走ろう、それだけを考えながら走る。
ぎらぎらと眩しい太陽がアスファルトを照りつける。空気が薄く感じられて、心臓が痛い。
ああ・・・。
早くゴールに着かないかなあ。終わったら、その場で横になりたい。冷たい水をいっぱい飲みたい。熱いお風呂に浸かりたい。ソフトクリームが食べたい。ああ、早くゴールに着きたい・・・。
やっとゴール。地獄の苦しみだった。
何杯も水とスポーツドリンクを飲み、木陰のベンチにしゃがみ込む。
きつかった。辛かった。マジで疲れた。
帰りはクタクタで、ふらふらしながら自転車を漕ぎ、やっと家まで辿り着く。そして、そのまま近くの「まちなか温泉」へと駆け込んだ。
極楽である。天国である。あまりに気持ちがよくて、思わず笑みがこぼれる。
これだから、走るのって止められない(すんごく辛かったけど)。
午後は、明るい陽射しが降り注ぐ中、気持ちのいい風が入って来る部屋で横になり、黒沢清監督の、これもずっと見逃していた映画「ニンゲン合格」を観る。
窓から見える青い空。
心地よい疲労感。
穏やかな日曜日の、充実した午後のひとときだ。
夜になって、もう一度お風呂に入ろうと浴室のドアを開け、風呂場の鏡を見たら、日焼けでまっ黒け!
急いで風呂から上がって、さあ今日の二つ目のイベント、堺雅人主演TBS系連続ドラマ「半沢直樹」を観る。
このドラマ「半沢直樹」は銀行が舞台である。
組織の中で生きている一人として、このドラマ、何となくそそられる。
ドラマ「半沢直樹」の主演が堺雅人。それから上戸彩に及川光博。壇蜜、赤井英和、北大路欣也、香川照之も出ている。
原作は池井戸潤。
半沢直樹(堺雅人)は、東京中央銀行大阪西支店の融資課長である。
彼は、バブル期に入行した「バブル入行組」なのだ。そのバブルから約20年、銀行内では業務の中心的役割を担う世代になっていて、今や中間管理職という立場にある。
同じく東京勤務の同期入行組である及川光博とも親しく、家庭においても妻の上戸彩が、その明るい性格で(団地の奥様族の一人からイジメを受けてはいるけれど)半沢直樹をしっかりと支えている。
そんなある日、支店長から指示が下り、5億円の融資契約を取り付けることになる。しかも、新規の融資先にも関わらず条件は「無担保」なのだという。
ところが、一見優良企業だと思っていた融資先は実は多額の負債を抱えており、それを隠すために行っていた粉飾決算が発覚し、半沢直樹だけがすべての責任を取らされることに・・・。
ドラマ「半沢直樹」、まだ第1話を観ただけだけれど、中々面白い。
シリアスな企業戦士ドラマの部分と「サラリーマン金太郎」的な部分が、ドラマの中で上手く同居している感じがする。
仕事を面白くするのも、仕事に生きがいを感じるのも、仕事に失望したりヤル気がなくなったりするのも、すべてその組織の風土や上司や同僚や職場環境が影響する。
特に上司の舵取りや指示が悪かったり、全体をきちんと把握していないと、その下に働く部下が大変なことになってしまう(人のことなんて言えませんが・・・)。
ここに出て来る組織の上層部、とにかく保身と出世のみに走っている。観ていて、段々とイラついてきた。
そこは、テレビドラマだと思って気軽に観るしかないのだろうけど。
ドラマ「半沢直樹」、色々と身につまされます。
それも初回は2時間スペシャルである。
このドラマも今クール新ドラマの中では注目していた。
なので、今夜の「半沢直樹」を観るのを、ずっと前からとても楽しみにしていたのである。
でも、それまでに今日はやるべきことがある。
7月7日は、「第22回 AOMORIマラソン大会」。僕は午前9時50分にスタートする、ハーフ部門にエントリーしている。
ということで、朝起きてすぐにマラソン用の上下を着込み、そのまま現地へと駆けつけた。もちろん、朝食はちゃんと摂りました。
今日は暑くなりそうな気配がする。
気温が上がりそうだ。とても天気がいいのだ。
自転車を漕いでマラソン会場の合浦公園へと向かった。
荷物をまったく持たず、公園の自転車置き場に自転車を入れ、バスタオルを自転車の籠に置いてそこに自転車の鍵を包み隠し、そのまま放置してスタート地点まで。
誰も盗まんでしょ。
携帯も着替えも一切持って来なかった。
走り終わったらまたそのまま家に戻り、そこで着替えて近くの「まちなか温泉」に行こうと初めから決めていたのである。
今年の「第22回 AOMORIマラソン大会」は同じコースを2度走るという、ちょっと普通では考えられないおかしなコース設定。
ランニング仲間からも不平不満が続出していた。10キロの同じコースを2回続けて走るなんて・・・。あんまりだ。
スタート地点に居るだけで汗ばんでくる。
完走出来るんだろうか。右足首に痛みがあって、それが不安だ。気温も30度近くまで上がるだろう。
9時50分ちょうどに号砲が鳴った。
合浦公園から「青森ベイブリッジ」を登り、沖館埠頭でUターンしてまた合浦公園まで。それを2度繰り返す。
暑い。
照り返しが凄い。
何度も水を補給する。それでも足りなくて、喉が渇いて仕方ない。
滝のような汗が滴り落ちる。太陽が眩しくて、身体の消耗が激しい。
とにかく、辛い。きつい。
このまま歩こうか。
周りを見ると、途中から歩いているランナーがかなり目立つ。こういう光景も久しぶりだ。俺も歩きたい。このまま帰りたい。思い切り冷たい水をゴクゴク飲み干したい。
2周目は完全にグロッキー状態。でも歩くのだけは絶対止めよう。とにかく走ろう、それだけを考えながら走る。
ぎらぎらと眩しい太陽がアスファルトを照りつける。空気が薄く感じられて、心臓が痛い。
ああ・・・。
早くゴールに着かないかなあ。終わったら、その場で横になりたい。冷たい水をいっぱい飲みたい。熱いお風呂に浸かりたい。ソフトクリームが食べたい。ああ、早くゴールに着きたい・・・。
やっとゴール。地獄の苦しみだった。
何杯も水とスポーツドリンクを飲み、木陰のベンチにしゃがみ込む。
きつかった。辛かった。マジで疲れた。
帰りはクタクタで、ふらふらしながら自転車を漕ぎ、やっと家まで辿り着く。そして、そのまま近くの「まちなか温泉」へと駆け込んだ。
極楽である。天国である。あまりに気持ちがよくて、思わず笑みがこぼれる。
これだから、走るのって止められない(すんごく辛かったけど)。
午後は、明るい陽射しが降り注ぐ中、気持ちのいい風が入って来る部屋で横になり、黒沢清監督の、これもずっと見逃していた映画「ニンゲン合格」を観る。
窓から見える青い空。
心地よい疲労感。
穏やかな日曜日の、充実した午後のひとときだ。
夜になって、もう一度お風呂に入ろうと浴室のドアを開け、風呂場の鏡を見たら、日焼けでまっ黒け!
急いで風呂から上がって、さあ今日の二つ目のイベント、堺雅人主演TBS系連続ドラマ「半沢直樹」を観る。
このドラマ「半沢直樹」は銀行が舞台である。
組織の中で生きている一人として、このドラマ、何となくそそられる。
ドラマ「半沢直樹」の主演が堺雅人。それから上戸彩に及川光博。壇蜜、赤井英和、北大路欣也、香川照之も出ている。
原作は池井戸潤。
半沢直樹(堺雅人)は、東京中央銀行大阪西支店の融資課長である。
彼は、バブル期に入行した「バブル入行組」なのだ。そのバブルから約20年、銀行内では業務の中心的役割を担う世代になっていて、今や中間管理職という立場にある。
同じく東京勤務の同期入行組である及川光博とも親しく、家庭においても妻の上戸彩が、その明るい性格で(団地の奥様族の一人からイジメを受けてはいるけれど)半沢直樹をしっかりと支えている。
そんなある日、支店長から指示が下り、5億円の融資契約を取り付けることになる。しかも、新規の融資先にも関わらず条件は「無担保」なのだという。
ところが、一見優良企業だと思っていた融資先は実は多額の負債を抱えており、それを隠すために行っていた粉飾決算が発覚し、半沢直樹だけがすべての責任を取らされることに・・・。
ドラマ「半沢直樹」、まだ第1話を観ただけだけれど、中々面白い。
シリアスな企業戦士ドラマの部分と「サラリーマン金太郎」的な部分が、ドラマの中で上手く同居している感じがする。
仕事を面白くするのも、仕事に生きがいを感じるのも、仕事に失望したりヤル気がなくなったりするのも、すべてその組織の風土や上司や同僚や職場環境が影響する。
特に上司の舵取りや指示が悪かったり、全体をきちんと把握していないと、その下に働く部下が大変なことになってしまう(人のことなんて言えませんが・・・)。
ここに出て来る組織の上層部、とにかく保身と出世のみに走っている。観ていて、段々とイラついてきた。
そこは、テレビドラマだと思って気軽に観るしかないのだろうけど。
ドラマ「半沢直樹」、色々と身につまされます。