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淳一の「キース・リチャーズになりたいっ!!」

俺好き、映画好き、音楽好き、ゲーム好き。止まったら死ぬ回遊魚・淳一が、酸欠の日々を語りつくす。

一分間のCGが8000万円!スパイダーマン2の製作スタッフが作った映画「ステルス」を観る!

2005年09月24日 | Weblog
 映画「ステルス」のことを始めて知ったのは、アメリカのソニーピクチャーズのホーム・ページ。それも春の頃だった。
 H・Pで予告編が流れていて、それはひたすらカッコよかった。なので、ずっと期待していたのである。
 アメリカでは今年のサマー・シーズンの公開で、前評判の割には余りパッとした興行成績を上げる事ができなかったけれど・・・。
 そして日本での公開が10月8日。それなのに試写会が2週間前ということで、兎に角、会場に駆けつける。
 今年度のアカデミー賞で主演男優賞を「レイ」で受賞したジェイミー・フォックスも出演しているということで、それだけでも興味が湧く。

 最新鋭の超高性能人工頭脳を搭載した究極の戦闘機「ステルス」。
 アメリカ海軍のエリート精鋭パイロットが、そのサポートを務めることになるのだが、それがジェイミー・フォックスを含める女性一人を加えた3人。
 ところが、この最新鋭「ステルス」。飛行中に雷の衝撃を受けて、突然狂ったように大暴走を始めてしまうのである。
 敵を自分勝手に想定し、容赦ない攻撃を加えてしまうのだ。それを阻止すべく立ち向かう3人のパイロットたち。
 果たして賢いこの「ステルス」戦闘機の暴走を止めることは出来るのか?
 
 中々面白いストーリー展開・・・になるはずなのに、兎に角、映画は余りにも乱暴に進んでゆく。
 大体、アジア某国のテロ組織を壊滅せんとアメリカ本国の命を受けてミッションを遂行する場面が幾つかあるのだが、ちょっと酷くないか?
 一歩間違うと、一般市民に絶大な被害を及ぼすというのに、強引に事を運ばせるわ、山間部のテロ組織をステルスの大暴走で木っ端微塵に打ち砕くのだが、その余波を受けて付近の村人たちが何十人も死に到らせてしまうわ。
 これがアメリカ本土を舞台に展開するならば、多分、ここまでは描かないのではないか? 直前で回避し、めでたしめでたしということに絶対なる筈。
 ちょっと馬鹿にしてる。

 まあ監督があのロブ・コーエン。
 「トリプルX」や「ワイルド・スピード」を観れば、まあ解らないでもないが。
 それはそれとして、見せ場は確かにたくさんある。
 お金もかなりつぎ込んでいるのも解るし、2時間飽きさせることもない。
 でもなあ。

 アクションがてんこ盛りでも、やはり映画の文脈がしっかりしてないと・・・。
 乱暴なのはアクションだけにすべきである。
 
 
 
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