淳一の「キース・リチャーズになりたいっ!!」

俺好き、映画好き、音楽好き、ゲーム好き。止まったら死ぬ回遊魚・淳一が、酸欠の日々を語りつくす。

9月最後の土曜の夕暮れ。佐野元春の最新アルバム「SINGLES 1980-2004」を聴く。

2006年09月30日 | Weblog
 飛行機が乱降下するような感情の乱れに疲れ切っている。

 昨夜もちょっとした大きな会合があって、代表としての挨拶やら何やらと、結局、懇親会へと続いていったのだけれど、お開きの合図とともに会場のホテルを抜け出し、独りで行きつけのバーに寄ってサザン・コンフォートをゆっくり飲んでいた。

 土曜日や日曜日が快晴だったりすると、またまた落ち込んでくる。
 周りの環境の清々しさや華やかさと、自分とのギャップが余りにもありすぎて、ちょっと面食らうのかもしれない・・・。
 
 そうはいうものの、明日10月1日の日曜日は「弘前あっぷるマラソン大会」なのだ。
 42.195キロを走り抜く、いわゆるフルマラソンにエントリーしているのである。走れるのかよ、おい。体は疲れ切っているし、練習不足だし。

 なので、今日はゆっくりと部屋の中で音楽を聴いている。
 佐野元春のベスト・アルバムも発表されたことだしね。
 「SINGLES EPIC YEARS 1980-2004」という二枚組のベスト・アルバムである。

 僕が始めて佐野元春のコンサートに行ったのは、ちょうど「ヤング・ブラッズ」がスマッシュ・ヒットした頃で、これまで僕が観た数多のコンサートの中でもベストの部類に入る素晴らしいものだった。
 佐野元春のメッセージ性や音の先駆性は、これまでにもよく言われることだけれど、やはり彼の魅力はナルシストでありながら、それをも消し去るような前向きな力強さと清潔感のようなものだろう。
 純粋にかっこいい。ただ、それだけなのかもしれない。

 今回は、エピック・レコード時代に発表したシングル・コレクションで、「ガラスのジェネレーション」を一番最初と、ラストに2006年バージョンを入れている。このことからも、彼自身のこれまでの総括と、これからの再起を伺わせる内容となっている。

 僕は佐野元春のこれまでのベスト・アルバムは「VISITORS」だと思っている。
 一曲目の「コンプリケーション・シェイクダウン」にも心底驚愕したし、このアルバムを貫く、ポップと、それと相反する実験性が、見事に調和した素晴らしいアルバムだと思うからだ。

 そういう意味でも、この「SINGLES EPIC YEARS 1980-2004」、やはり圧巻は一枚目だ。
 旬の頃の、怒涛の佐野元春魂が流れている。勿論、二枚目も悪くはない。

 もう、街に夕暮れが忍び込んで来た。
 この、ハイになったり、ローになったりする、どうしようもない感情の渦はいつになったら収まるのだろう? もうマジでしんどいよ。

 って言うか、明日本当に俺、フルマラソンなんて走れんの?
 冗談だろう・・・。



 
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