観たかった。
映画「アナと雪の女王」。
ここ最近は、ディズニーアニメにそれほど食指が動かず、封切り時には結構観るのをパスしていて、あとでDVDとかWOWOWとかで観ることが多かった。
数週間前にやっと観たのが、「メリダとおそろしの森」(ディズニー・ピクサー作品)ということからも分かる通り、映画館まで足を運んで観ることは特にしてこなかった。
でもこの「アナと雪の女王」だけはどうしても劇場で観たくて、土曜日の夜、疲れた体に鞭打って郊外にあるシネコンまで足を運んだのである。
ほぼ映画館は満員状態。
子ども連れもそれなりにいたけれど、若いカップルが多かった。土曜の夜ということもあるのだろう。
時間の関係上、字幕スーパー版じゃなくて日本語版を選んだのだけれど、そのことだけじゃなくて、今話題沸騰の、松たか子が歌う「Let It Go」をどうしても聴きたかったということもある。
とにかく世界中で話題になっているらしい。松たか子ヴァージョンによる「Let It Go」。
週刊誌によると、松たか子ってかなりのヘビー・スモーカーらしく、これまで煙草を止めるように周りから言われても吸い続けていたのを最近禁煙したということで、益々その美声に磨きがかかったのだとか。
幕が上がって、まずは本篇の前に短編アニメ「ミッキーのミニー救出大作戦」が上映された。
これは特に可もなし不可もなし。
そして、いよいよ「アナと雪の女王」。
原作というか、映画のヒントになったのは、アンデルセンの童話「雪の女王」。これをミュージカル風に新たに仕立て直したのである。
「アナと雪の女王」の監督は、「サーフズ・アップ」のクリス・バックと「シュガー・ラッシュ」の脚本家ジェニファー・リーが当たっているのだが、「シュガー・ラッシュ」のほうはまだ残念ながら観ていない(今度、観ます)。
ストーリーはこれまでと同様、大変シンプル、そして解り易い。
まあこれが、ディズニーアニメの基本でしょう。誰にでも解って、誰にでも面白いという。
手で触れた途端、周りのものもすべて一瞬のうちに凍らせてしまうという秘密の力を持つエルサは、王国の次期王位後継者でもあった。
小さい頃はそれでもその秘密を楽しんでいて、大好きな妹のアナにせがまれると、魔法を駆使して二人、お城の中で氷を自由に作りながら遊びに興じていた。
ところがある日、秘密の力を使ったことで愛しい妹のアナが怪我をしてしまい、激しい後悔の念に陥ったエルサは、魔法を封印してアナとも距離を置き、心を深く閉ざしてしまう。
そしてその事が起因して、それまでの美しかった「真夏の王国」を、エルサが「冬の王国」へと変えてしまうことに。
自分を呪って城を逃げ出した姉エルサと冬に閉ざされてしまった王国を救うべく、妹のアナは、雪山の奥深く単身乗り込むのだが・・・。
まず、小さな姉妹から美しい姫たちへと変ってゆくその年月を、姉のエルサと妹アナとの関係をも含め、わずか冒頭の10数分できちんと描き切ってしまうところが素晴らしい。というか、驚嘆に値する出来映え。
2人のキャラクターの描き方も実に見事である。
登場する人物たちがみんなそれぞれ生き生きと輝いていて、スクリーンの中でピチピチと跳ねている。
物語自体も申し分なく、映画の進行とともに明らかになるアナの恋の行方の描き方も上手い。
全然飽きることなく、最後まで食い入るように観続けてしまった。
何度か笑ったし、観ながら思わず微笑んでいる自分がいた。
素晴らしい映画だと思う、「アナと雪の女王」。
そして、この映画の圧巻は、なんといっても雪の女王エルサがひとり大雪原で歌い上げる「Let It Go」。
予告編ではトニー賞を受賞した女優イディナ・メンゼルが歌った「Let It Go」を十分に堪能したけれど、今回は日本版で松たか子の素晴らしい歌声を聴いて、鳥肌が立ってしまった。
この曲、やっぱり凄いっ!
姉エルサの声優は松たか子だけれど、妹アナの声優を務めた神田沙也加もとても良かった。
アカデミー賞の主題歌賞と長編アニメーション賞を獲ったことに対して、心底納得いたしました。
映画「アナと雪の女王」、これまで観たディズニーアニメの中でもベスト5に入るかもしれない。観るべしっ!
映画「アナと雪の女王」。
ここ最近は、ディズニーアニメにそれほど食指が動かず、封切り時には結構観るのをパスしていて、あとでDVDとかWOWOWとかで観ることが多かった。
数週間前にやっと観たのが、「メリダとおそろしの森」(ディズニー・ピクサー作品)ということからも分かる通り、映画館まで足を運んで観ることは特にしてこなかった。
でもこの「アナと雪の女王」だけはどうしても劇場で観たくて、土曜日の夜、疲れた体に鞭打って郊外にあるシネコンまで足を運んだのである。
ほぼ映画館は満員状態。
子ども連れもそれなりにいたけれど、若いカップルが多かった。土曜の夜ということもあるのだろう。
時間の関係上、字幕スーパー版じゃなくて日本語版を選んだのだけれど、そのことだけじゃなくて、今話題沸騰の、松たか子が歌う「Let It Go」をどうしても聴きたかったということもある。
とにかく世界中で話題になっているらしい。松たか子ヴァージョンによる「Let It Go」。
週刊誌によると、松たか子ってかなりのヘビー・スモーカーらしく、これまで煙草を止めるように周りから言われても吸い続けていたのを最近禁煙したということで、益々その美声に磨きがかかったのだとか。
幕が上がって、まずは本篇の前に短編アニメ「ミッキーのミニー救出大作戦」が上映された。
これは特に可もなし不可もなし。
そして、いよいよ「アナと雪の女王」。
原作というか、映画のヒントになったのは、アンデルセンの童話「雪の女王」。これをミュージカル風に新たに仕立て直したのである。
「アナと雪の女王」の監督は、「サーフズ・アップ」のクリス・バックと「シュガー・ラッシュ」の脚本家ジェニファー・リーが当たっているのだが、「シュガー・ラッシュ」のほうはまだ残念ながら観ていない(今度、観ます)。
ストーリーはこれまでと同様、大変シンプル、そして解り易い。
まあこれが、ディズニーアニメの基本でしょう。誰にでも解って、誰にでも面白いという。
手で触れた途端、周りのものもすべて一瞬のうちに凍らせてしまうという秘密の力を持つエルサは、王国の次期王位後継者でもあった。
小さい頃はそれでもその秘密を楽しんでいて、大好きな妹のアナにせがまれると、魔法を駆使して二人、お城の中で氷を自由に作りながら遊びに興じていた。
ところがある日、秘密の力を使ったことで愛しい妹のアナが怪我をしてしまい、激しい後悔の念に陥ったエルサは、魔法を封印してアナとも距離を置き、心を深く閉ざしてしまう。
そしてその事が起因して、それまでの美しかった「真夏の王国」を、エルサが「冬の王国」へと変えてしまうことに。
自分を呪って城を逃げ出した姉エルサと冬に閉ざされてしまった王国を救うべく、妹のアナは、雪山の奥深く単身乗り込むのだが・・・。
まず、小さな姉妹から美しい姫たちへと変ってゆくその年月を、姉のエルサと妹アナとの関係をも含め、わずか冒頭の10数分できちんと描き切ってしまうところが素晴らしい。というか、驚嘆に値する出来映え。
2人のキャラクターの描き方も実に見事である。
登場する人物たちがみんなそれぞれ生き生きと輝いていて、スクリーンの中でピチピチと跳ねている。
物語自体も申し分なく、映画の進行とともに明らかになるアナの恋の行方の描き方も上手い。
全然飽きることなく、最後まで食い入るように観続けてしまった。
何度か笑ったし、観ながら思わず微笑んでいる自分がいた。
素晴らしい映画だと思う、「アナと雪の女王」。
そして、この映画の圧巻は、なんといっても雪の女王エルサがひとり大雪原で歌い上げる「Let It Go」。
予告編ではトニー賞を受賞した女優イディナ・メンゼルが歌った「Let It Go」を十分に堪能したけれど、今回は日本版で松たか子の素晴らしい歌声を聴いて、鳥肌が立ってしまった。
この曲、やっぱり凄いっ!
姉エルサの声優は松たか子だけれど、妹アナの声優を務めた神田沙也加もとても良かった。
アカデミー賞の主題歌賞と長編アニメーション賞を獲ったことに対して、心底納得いたしました。
映画「アナと雪の女王」、これまで観たディズニーアニメの中でもベスト5に入るかもしれない。観るべしっ!