
5月5日月曜日、「こどもの日」。
朝起きて、トーストとヨーグルト、プチトマト、チキンを一枚。そして熱い珈琲を一杯。玄関に「朝日新聞」を取りに行って、それをペラペラ読みながらマグカップの残った珈琲を飲み干した。
外は晴れている。よし、走ろう。
着替えて外に出る。まだ午前の11時。
ウォークマンには角松敏生。スイッチをONにして走り始める。

角松敏生の「Contemporary Urban Music」シリーズ第3弾がもうリリースされた。アルバム・タイトルは「Forgotten Shores」。
まさに夏のアルバムである。
それにしてもメチャクチャリリースが速い。
彼が提唱している「Contemporary Urban Music」シリーズとしての第1弾 「MAGIC HOUR~Lovers at Dusk~」がリリースされて、それからたった半年余りで第2弾「Tiny Scandal」が発表され、そしてすぐさま第3弾となる「Forgotten Shores」が今回発表された。
どうした? 角松敏生・・・。
ファンとしてはもちろん嬉しいけど。

それにしても、ランニングには角松敏生が一番マッチする。
ウォークマンには彼のアルバムがぎっしり入っていて、それらを順次聴いているのだけれど、今回の新作「Forgotten Shores」なんかは、やっぱりこういう季節にぴったりくる。

アルバム「Forgotten Shores」には全8曲。
どの曲にも「夏」を感じる、あのいつもの角松敏生特有のリズムとメロディラインがびっしりと組み込まれている。
でも、正直に言っちゃうと、これぞというキラーチューンがないのがちょっと惜しい気もする・・・。

それでも明るい日差しが降り注ぐ5月5日「こどもの日」、気持ちのいい好天の中、海沿いを走りながら聴く角松敏生は、心が踊って、ランニングのパワーが数段アップする。
折り返し地点となる「合浦公園」に入ったら、桜はもうほとんど散っていて、人影も疎らだった。
出店も一切出ていない。
それでも何本かの遅咲きの桜の木は満開で、美しい色の花弁を誇らし気に魅せていた。

結局、11.6キロ走って終了。
汗が迸る。この疲労感がたまらない。
気持ちいいったらない。
これだからランニングは止められない。
角松敏生の音楽が、今回もまたランニングをグイっと後押ししてくれた。