淳一の「キース・リチャーズになりたいっ!!」

俺好き、映画好き、音楽好き、ゲーム好き。止まったら死ぬ回遊魚・淳一が、酸欠の日々を語りつくす。

「MID WINTER」

2006年02月05日 | Weblog
 日曜日の朝。
 寝過ごしてしまい、起きたら8時過ぎ。外は物凄く雪が積もっている。
 仕事に出掛けるために、車庫の前を雪かき。やっとの思いで、オフィスに到着。
 昼休みの空いた時間、所用のために車を飛ばす。
 まったく前が見えない! 雪。ゆき。ユキ。地吹雪で走行不能。
 一面、白一色の世界なので、今何処に居るのか、何をしているのか一瞬わからなくなり、運転している感覚がない。
 本当に怖い。

 やっとオフィスに戻り、午後からの会議に臨んだ。
 今日は日曜日という事もあってか、夕方でひとまず終了。
 少しずつ、先が見えてきた。でも行き着く先に、パラダイスは見えないけれど・・・。
 帰り道、「あれっ? 今日は何曜日だっけ?」
 ずーっと毎日出勤していると、曜日の感覚が時々鈍くなる。
 ビルのニュース掲示板に、「新潟で25年振りになる4メートルの大雪」の文字が浮かび上がる。
 舗道の脇の雪山は、もう2メートルを越えている。やれやれ。

 帰宅すると、「アメリカン・ビューティー」のサム・メンデス監督の最新作、「ジャーヘッド」の試写会のはがきと、クォン・サンウ主演の韓国映画「美しき野獣」の試写会のはがき。
 同じ日かよ。
 それなら「ジャーヘッド」を観るしかない。

 日曜日が仕事だと、いい事が一つだけある。
 それは、「笑点」を観ても、「さんまのからくりテレビ」を観ても、「輪舞曲~ロンド」を観ても、あの言いようの無い、日曜日の憂鬱がないことだ。
 「ああーっ! 明日からまた仕事かよ・・・」という感じ、それがない。
 裏を返せば、麻痺した鬱陶しさと切なさが、ずっと奥底に蠢(うごめ)いて、決して離れる事が無いって言う事?

 本当は、組織を離れると、みんないい人なんだろうなあ・・・。
 ところが、組織の中にいると、ゆっくりとその人の性格を変えてゆく。
 確固たる意思。何事にも動じない強い力。組織が放つ、暗黒面に負けない心。
 組織なんて幻想なのに。砂上の楼閣なのに。

 でも、こういう言い方は自分だけを正当化している。
 ずるい。自分だけが正義だと思ってる。
 ということは、俺が本当はダース・ベイダーだということか?

 格好つけやがって! けっ!
 って・・・こういう逃げ方が一番卑怯だということもまた知っていながら、俺って奴は。

 俺が一番汚れてる。
 
 
 

 

 
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« スティーブン・スピルバーグ... | トップ | 「太陽を手に 月は心の両手に」 »
最新の画像もっと見る

Weblog」カテゴリの最新記事