
旅に出たい。
何処か遠く、今まで行ったことのない場所に行って、なーんにも考えず、美味しい地元名物料理を堪能したり、ホテルでひとりボーっとしたり、読みたいミステリ小説を読んだりしながら、当てもなくひたすら彷徨っていたい。
放浪という言葉に心底憧れるのだ・・・。
仕事を捨て、肩書とか家とかのしがらみも全部放り投げ、今日は東、明日は西と、当て所のない旅を続ける、これこそが人生冥利に尽きるというものだろう。
でも、そうは簡単に行かないのが人生という厄介な生き物だ。
第一そんな放蕩し続けるお金がない。好きな場所を訪ね、好きな料理を食べ、好きなことをしながら旅を続けるにはそれなりのお金が必要だ。
でも、やっぱり旅に出たいと思う。色んな場所を旅して、そのままゆっくりとこの厄介な人生って奴を終わらせたい。
それはなんという豊かで充実した人生だろう。

「ケンコバのほろ酔いビジホ泊全国版」(BS朝日)を観た。
面白そうな番組だと思って、予め録画予約をしていた番組だった。「全国版」というタイトルをあえて付けているということは、特番か地方ローカルで放送していたんだろうか?
なんともそそられるのが、「ほろ酔い」と「ビジホ泊」というWordである。よくある豪華なホテルや豪華な料理を紹介する旅番組じゃなくて、ビジネスホテルに泊まって、安くて美味そうな居酒屋なんかで美味しいお酒を飲むという、そのコンセプトがいい。

その第一回目は、ケンドーコバヤシの出身地である大阪。
大好き、大阪! いつかは住んでみたいと思う街だ、大阪って。番組ではケンコバが新世界を街歩きする。
ビジホへチェックインして(なんと一泊2500円!)、最上階の大浴場から通天閣を眺め、コッテコテの大阪の街を散策して歩く。そして最後は、ぶらりと居酒屋で美味い料理と冷えた生ビール・・・。
たったそれだけの30分番組なんだけど、妙に癒されるのだ。ほんわかしてくるのだ。
10月5日の木曜日22:30から始まったBS朝日の新番組「ケンコバのほろ酔いビジホ泊全国版」、毎週続けて観ることにしよう。
次回(明日の夜です)は、東京五反田駅西口のビジホ周辺を散策するらしい。
これまた観ないとね。
