MOS-YANの自然観察日誌

身近な自然を探したら…

ツイてないっ!!(アゲハの孵化)

2023年09月23日 | 昆虫

2週間ほど前から、アゲハの姿が目立つようになってきました。

今年はこの暑さのせいで随分遅かった様に感じます。

そこで、やっと今年準備しておいたED90mm F3.5 Macro IS PRO の出番になりました。

少し前にアカボシゴマダラを撮ったレンズですが、羽化撮影は対象が大きすぎてマクロレンズとしては少々役不足でした。

そこで今年狙う予定にしていたのが“蝶の孵化”です。

これならこのレンズの性能(撮影倍率1:2)が活かせるはずです。

という訳で、生態写真の室内撮影は半分徹夜の可能性があるので、今週はカワセミ撮影はお休みです。

でも歳のせいで、体力が保つかどうか???

 

約1週間前の日曜日、毎年目を付けているミカンの木(他人様の庭ではありませんよ…念のため)で卵を3個見つけて自宅へ。

ここで最初の「ツイてない」が…。

なんと3個の内2個が寄生されていたんです。(おそらくキイロタマゴバチとか言う蜂の1種ですが、これは珍しいことではありません)

1mmの卵の中に数個の卵を産み付けるんですから、これはこれで凄いことですよね。

残念ながら、こうなるとどうしようもありません。

実は先月同じように自宅撮影をしようと思って探してきた、アカボシゴマダラの卵も全く同じ状態で孵化を撮れませんでした。

 

そして2度目の「ツイてない」です。

残った1個の卵はどうやら順調のようでした。

撮影機材:OM SYSTEM OM-5+ ED90mm F3.5 Macro IS PRO +FL700WR(フラッシュ)(ディフューザー使用)

(今回はあえて今年出番の少なかったOM-5を使いました。)

今回の写真は全てノートリミング。

5184×3888pixを640×480pixにリサイズして載せました。

尚撮影倍率は、1:2よりやや小さめ。(目一杯にすると、幼虫が手前に動いた時ピントが合わなくなってしまうからです。)

9月18日 8時14分 綺麗な球体です。(直径、約1mm) ISO200  1/60  f/16

1mmがこれくらいの大きさに写れば楽ですね。

 

9月20日 7時07分 頭部が見えてきました。(中央部の赤いところが口になります) ISO200  1/60  f/16

朝の段階でこの状態だと、間違いなく今日中に孵化するはずです。

ただ個体によってその時間はまちまち…。(ところが困ったことに!)

と言うのは、今日の12時半に病院の予約が入っているんです。

いつもならこんな時間に予約は取らないのですが、都合の良い時間が空いておらず、薬が切れそうなので仕方がありませんでした。

車で出かけて診療時間も含め、往復約1時間半。

予約の変更も考えましたが、確率的にはぶつかる可能性は低いと思い賭に出ました。

しかしこんな時は他にも足を引っ張る原因が…。

病院の駐車場が何と満車。(満車は初めてでした)

仕方が無いので隣のイトーヨーカドーに車を置いたので、これで10分~15分ほどのロス。

診察は順調に終わり、急いで帰宅。

カメラのスイッチをON!

ところが…アチャー!!

9月20日 13時29分 まさに出たばかり。 ISO200  1/125  f/22

この状態、おそらく卵を出てから5分後くらいだと思います。(駐車場が…)

卵から出てくるところが一番欲しかったシーンなんですよね。

…と言う訳で、久し振りに狙った孵化シーンは撃沈でした。

 

でも、これで諦める訳にはいきません。

この先も『ツイてない…』が続くのですが、それはまた次回に。

 

 


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