MOS-YANの自然観察日誌

身近な自然を探したら…

フォーカスブラケット+深度合成(アキアカネ)

2022年09月19日 | 昆虫

ちょっと横着をしたため、後で後悔する羽目になりました。

折角、小型の三脚を持って行ったのに、「まあ、今日は無いだろう…」と、車の中に置いて行ってしまったのです。

持って行けばアキアカネの複眼撮影が、大分楽だったのに…。

 

今日は前回の続き、トンボ編です。

初日の天気予報では曇り時々晴れだったのに、赤城山に近づくにつれ霧雨模様になってしまいました。

目的地の駐車場に11時頃入った時には雨音が聞こえる程。

今からホテルに向かう訳にも行かず、昼食のカツトーストを食べながら車の中で1時間待機。

12時を回った頃から空が明るくなってきたので、傘を差して出発!

草むらに行くと雨は止み、お休み中のトンボ達があちこちに見られました。

撮影機材:OM-D E-M1 MarkⅢ + ED40-150mm F2.8 PRO + MC-14

アキアカネ♀ ISO1250  1/320  f/6.3 焦点距離:210mm

雌の腹部はあまり赤くなりません。

 

アキアカネ♀ ISO3200  1/1000  f/8 焦点距離:200mm

 

アキアカネ♀ ISO640  1/320  f/6.3 焦点距離:140mm

すぐ近くに、別の赤トンボがいました。

コノシメトンボ♂ ISO800  1/320  f/6.3 焦点距離:130mm

良く似ていますけど、翅の先端に黒斑があるのが特徴です。

雄雌共にこの黒斑があるのは、コノシメトンボだけだったと思います。

 

このあたりで、とまっているトンボが多く、私の好きな複眼撮影がやりやすい状況に気付き…(三脚を持ってくれば良かった~。)

仕方ないので、手持ちでフォーカスブラケット深度合成で撮ることにしました。

これはマクロ撮影に有効な撮影方法です。

マクロですと被写界深度が非常に浅くなり、トンボなどは頭にピントを合わせると、当然後の方はピンボケ状態になってしまいます。

そこで、ピントを合わせたい位置から、前後に等間隔で数枚から十数枚撮影し、カメラが自動的に合成してくれる便利な機能です。

私の設定は 撮影10枚(最大15枚) フォーカスステップ4(10段階の、真ん中よりちょっと狭め)となっています。

只、ちょっとブレが大きいと、非情にもカメラが「合成出来ませんでした…」と言ってきます。

アキアカネ♂ ISO1000  1/500  f/8 焦点距離:170mm

普通にトンボを撮った場合、頭のあたりにしかピントが来ないと思います。

深度合成と解るのは、左の前翅が2重になっていることでしょう。

おそらく露出中に風で動いたのか、トンボが動かしたのか…?

やっぱり手持ちは結構キツいので三脚があれば…。

これの複眼部分を拡大して見ます。

一応、個眼が見える程に解像しています。

やはりこれは三脚を立ててマクロレンズで撮りたかったですね。

 

ここに来ると毎回オニヤンマを撮って帰っていました。

ところが今回、姿は良く見るものの、雨上がりの休養明けでトンボが元気すぎ、全くとまってくれません。

もうちょっと色々撮りたかったのですが、13時半頃からまた雨が降り始めたので、14時で終了。

折角、群馬県まで来たのに残念です。

お楽しみは次回に撮っておきましょう。

次は残りの蝶などで最終回です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする