おかんのネタ帳

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ほたる寄席

2019-09-02 17:33:06 | マイブーム・落語
土曜日は、午後から「ほたる寄席」でした。
今年も、通し券を買ってるので、行ってきました~



今年の初回は、桂かい枝さん、笑福亭喬介さん、林家染八さんの3人。
キャパ的にはちょうどいいんやけど、なかなか満席にならず・・・

ふたる寄席は歴史があって、28回目なんですね。
第一次?落語ブームの時に始まって、一時期、やってなかったのを、
落語ブームを経て、2008年からかな?再び、始まったんです。

遠い昔、娘が中学生の時かな、ほたる寄席に桂米朝さんが来て、
次女と行ったんやけど、あの時は、小ホールが満席でしたよ。

「国宝を見た!」 と、娘が大騒ぎしてたし~(笑)

私も、ナマで米朝さんの落語を見たのはあれが最後やったかも。
もう、20年ぐらい前ですよね~

今回、客さんの半数以上はリピーターやと思うのですが、
携帯が鳴ってしまいました~(涙) 
電子音なんですけど、2回も。
おそらく同じ人やと思うので、切ってないってことですよね?
あれだけ、何度も注意喚起してはったのに~!
前座の染八さんも、2席目の喬介さんも、トリのかい枝さんまで!!

先日の、ひこね文化プラザの「アルジャーノン・・」の時も、
後ろの席の人の携帯が鳴りましたよ。すぐ切ってはったけど、
「・・・切ったつもりやったのに・・」と、言うてはったけどね。
鳴ると、恥ずかしいですよ~~

かい枝さんが、切ってくださいといわはったのは、
人情噺をしようとしてはったからですね。
気にせずに口演してはったようですが・・?

私のツイッターを引用リツィートして、お礼を言ってくださったので、
お返事をおくったところ、「携帯が2度もなったけど、最後までできて良かった」
というような、返事がきました。

私の携帯が鳴ったわけではないけど、ちょっと申し訳ない気持ちになりますね。
「携帯を切るということを知らない人まで聞きに来てくれた・・」
というようなことをおっしゃってたんですけど、
田舎のお客さんは、まだまだ未熟、ということでしょうかね。

28回目の落語会なんですけど・・・
落語会に慣れていないというより、
携帯やスマホという、文明の利器についていけてないんやと思うんですが。
スマホの正しい切り方、ちゃんと知らん人がいますからね・・・
画面が暗くなったら切れてるって思ってる人もいるみたいですよ。

7月の、吉弥さんの独演会では、
「ボタン長押ししてくださいよ~」って、言うてはりました。
長押し・・・そういう機種もあるってことかな(苦笑)

さて、落語の方は、染八さんが「平林」。
喬介さんは、「近日息子」。
かい枝さんは、「子はかすがい」、でした!

喬介さん、相変わらずの喬介ワールドでしたね!
マクラで、フィリピンに行った話をしてましたよ。

ご自分で、「ボク、フィリピン顔」と~(笑)
日本でもよく間違えられるのに、フィリピンへ行ったら、
「ようこそ~」ではなく「おかえり~」と言われたとか(英語ね!)
フィリピンの理髪店で、「流行りのヘアスタイルにして」と言ったら、
まさに、現地人になってしまったとか~(笑)
・・・ちなみに、英語落語でおなじみ、英語が堪能なかい枝さんと一緒やったらしい。

そのあと学校公演の話をしてましたね。
レベルの高い学校で、空調が効きにくいかった時の話。
落語を一席した後で、先生が生徒に向かって「寒いか?」
・・・考えオチですよね(笑)

そして、レベルがひく~い学校(髪の毛の色が色々で客席がお花畑?)での話。
全然、噺をきかないので、客席と高座の間に「溝ができる」状況やったとか。
先生が怒って?マイクを取り、
「お前ら、ちゃんと聞けよ。この芸術鑑賞に200万円かかってねんぞ!」
それを聞いたとたん、演者とマネージャーとの間に「溝ができた」・・・
喬介さん、松竹芸能やそうですが(苦笑)

そして、相変わらず、「落語しま~す」で始まりました~
「近日息子」は長屋連中のタタミかける会話、あそこが面白いですよね。
おばあちゃんの頭にメロンパン・・・想像してしまったし~

そしてかい枝さんも、マクラが絶好調でしたね。
オチには3種類ある・・・考えオチ、地口オチ、しぐさオチ。
それぞれ、具体例を小噺で・・・めっちゃ、ウケてました!

そして、英語落語をやってるという話から、英語の小噺。
美術館の話ね! 会場も、ちゃんと理解してましたよ!

「イズディス、ピカソ~?」「ノーノー、ディスイズミラー」

そして、ご自分の奥さんの話。天然なんですって!
新幹線に家族で乗った話は・・・なんべんも聞いてますよ!(笑)
グリーン車で、「や」のつく方々が団体で乗ってきて・・
幼い子どもがリクライニングのボタンをいじってるので、
奥さんが、大きな声で、「指つめる~~~」と叫んだ話(爆笑)
なんべん聞いても、やっぱり面白いですよね~ 

そして、そんな夫婦の話から「子はかすがい」へ。
かい枝さんの演じるトラちゃん(子ども)はちょっと老け目(笑)
ホロリと泣かせられそうになるんやけど、笑わされる~
ようでけた噺ですよね~

松島の女、というくだり、松島がどういうところかは想像できるけど、
ご飯も炊いたことない女に、男は飲んで、飲まれてしまうんやね。
さすがに懲りて、酒も女もやめて仕事に精出したようやけど。

子どもを連れて家を出たおはなさんが、独り身のままで、
熊さんを待ってるかのように暮らしてる・・・それだけで泣きそうです。

いちばん泣きそうなのは、おとんとおかんを復縁させる、
あのトラちゃんのけなげさですね。

現代では「子がかすがい」になるかどうかもわからんし、
酒と女にだらしない男が、改心するのも疑わしい。

落語の世界は、ええ人ばっかり出てきますわな。

さて、9月です。

今月も、多忙・・・


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