おかんのネタ帳

日々の雑感や興味のあることを書いています

近江八景のはがきセット

2006-07-17 23:44:01 | 日々のつれづれ
今日は、雨でした。北陸や山陰地方ではかんりの被害があたったようやけど、このあたりでも、日中にけっこう降りましたね。実は、今日は、母の四十九日法要がありました。母って、ワリと「雨女」やったような気がしますね。出かける時に雨っていうのも珍しくなっかった様な気がするし。そう、亡くなったあの日、「アブナイ」という電話をもらってから車で出かけたんやけど、それまで晴れていたのにいきなり大雨になったんですよ。病院までの約30分の道、姉と次女を乗せて走ってた間中、ずっと雨が降ってましたね。
その母の四十九日。親戚や家族で法要をすませたあと、母の部屋はなにも整理もしてなかったんやけど、なにげに小さな茶箪笥の引き出しをあけて中にあるものを見てたら、私が母にあげた「近江八景」のハガキセットが出てきました。「大津絵」のハガキセットもあります。去年の、いつあげたんやったけかな・・・

ふと、そのなかにあるハガキをみてたら、切っ手を貼って出さずにおいてあるハガキを発見したんです。
宛先は、大阪に住む父の妹、つまり叔母宛です。
去年の夏に書いたようで、「残暑お見舞い申し上げます・・」で始まってました・・・。
「これ、出してないハガキやわ・・・出すのを忘れてたみたい・・」
一緒にいた姉と姪と、弟のヨメと、ウチの娘とで、そのハガキを読みました。
叔母の健康を気遣いながら、自分の8ヶ月に及ぶ闘病についてを書いてました。
「痛みとの戦いですが、最後まで夢を捨てないで頑張っていこうと思っています・・・蝉時雨を聴いていると遠い昔が思い出されます。貴女も前向きに頑張って下さい」
読みながら、泣けて来ました・・・
「大津絵」ハガキも、未投函のハガキがありました。
弟のヨメのお父さんに宛てたもので、同じ頃に書いたようです。
娘が声に出して読んだんやけど、やっぱり、泣いてしまいました。
母は、これらのハガキに切っ手まで貼ったのに、なんで仕舞い込んでたんでしょう。去年の夏は、骨折もあって外出ができない状態ではあったんやけど、でも、私らに頼んでくれたら投函できたのに・・・
叔母宛のハガキは、郵送することにしました。
母と一つ違いの叔母は、どんな思いで読んでくれるでしょう。

今日はしんみり・・・


最新の画像もっと見る

コメントを投稿