おかんのネタ帳

日々の雑感や興味のあることを書いています

ホフマン窯

2012-10-12 23:48:17 | 湖国日記


さて、これはなんでしょう~?

近江八幡市舟木町にある老人福祉施設のそばにある、
モニュメントのような煙突です。
けっこう、大きいんですよね~。



よく見ると、煙突は煉瓦でできています。
草で覆われてるその足もとには、煉瓦でできた建造物があるようです。

先日の、煉瓦造りの発電所から、煉瓦のことを調べていて、
この、煙突にたどりついたんですね。

これは、旧中川煉瓦製造所のホフマン窯というものです。
1916年に建てられて、1970年に業務を終えるまで使われていたとか。

煉瓦は幕末の頃、日本に伝わったもので、
土木・建築の分野で数多く使われ、日本の近代化を支えました。

当時は、瓦窯や登り窯で焼かれたようですが、やがて、
より効率よく製造できる、ドイツの最新技術によって生まれた、
ホフマン窯が用いられるようになったとか。



石炭の粉を燃料に使って焼くのですが、やがて、
戦後、石油を燃料として焼成される窯が普及し、
ホフマン窯は引退せざるえなくなります。

全盛期は、全国に50基ほどあったと言われていますが、
現在残っているのは4基、近江八幡のホフマン窯は、
その4基の一つです。

登録有形文化財に選択され、建材産業省の「近代産業遺産」に、
指定されているらしいですよ。
その割には、草むして・・・

煙突。煉瓦がびっしり。キレイですよね~

草にうもれてるけど、ホフマン窯の窯の部分が

このあたりには残って居るようですね~

後ろ側には、事務所があったとおぼしき建物跡が~



なんとか、キレイに整備されへんのかしら?
中の見学も、してみたいけど・・・



コスモスも、咲いてきれいでした~