おかんのネタ帳

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冬景色

2011-12-18 23:15:01 | 湖国日記


西の湖の夕暮れ。
車窓から撮ったんで、イマイチ、はっきりしないけど。



同じく。
県下最大のよし原が広がる水郷地帯です。

西の湖の手前、このよし原が広がる地域は、もともとは、
大中の湖という、琵琶湖周辺でいちばん大きな、内湖があったところですね。

内湖というのは浅く小さな湖沼で、大きな琵琶湖とは水路などで繋がっています。
魚貝類の繁殖場であり、また、河川から流れこむ汚水をいったんくいとめ、
水を浄化する役目もはたしていました。

第二次世界大戦後、日本の食料が不足したことで、
全国的に、開拓や開墾、また干拓工事が行われたんですね。

琵琶湖のまわりには、かつては40あまりの内湖があったそうですが、
昭和40年までに、15の内湖が干拓されたそうです。

この大中の湖干拓地は計画に時間がかかって、
昭和32年から着工され、総工費32億円をかけて42年に完成しました。

でも、時代は変わって行くんですよね。
高度成長で豊かになった日本は、減反政策が始まるんです。

ダムとかもそうやけど、できあがった頃には必要なくなったりするって、
将来を見据えた政策って、政治家さんはでけんのですかね~。

大中は今、お米だけではなく野菜やスイカなどで有名すね。
そうそう、牛の肥育もやってはりますわ~



この時期、4mぐらいまで伸びたヨシが枯れてきて、刈りとられます。
昔は、これを乾かして、屋根材にしたり、ヨシズにしたり、
生活の必需品に加工されていました。

最近は、それも見かけなくなったけどね~

ちなみに、今日は彦根まで行ったので、その帰り道に大中を通りました。

季節を感じる景色ですね~