おかんのネタ帳

日々の雑感や興味のあることを書いています

お説教~!

2006-10-16 23:55:02 | 日々のつれづれ
昨日は、義兄の忌明けでした。四十九日ですね。前にも書きましたが、義兄は湖東の出身で実家は臨済宗永源寺の檀家です。なので、この日も永源寺からお坊さんを迎えての忌明けのお参りでした。永源寺からといっても、来てくださるお坊さんは、永源寺に属する臨済宗のお寺の方のようで、三七日、五七日と、それそれ違う方が来られてました。四十九日は三七日に来られた若いお坊さん。(30代かな) 前回来られた時にも、いろいろ話をしてくれはったのですが、今回もいろいろと話をしてくださいました。いわゆる、説教ってやつですね。
臨済宗のお経が興味深いのは、何度も書いたけど、今回のお経も興味深くて、ついつい、隣に座ってた娘と、「なかなか、ストーリーがあるお経やな」なんて、話てたくらいです。
どんなのかというと、ひとつは「阿弥陀経」。
お坊さんの話では、臨済宗では「阿弥陀経」はあまり読まないらしいです。これは、亡くなった人が成仏して10億土?かなたの「極楽浄土」に行けますようにと願うお経らしいのですが、臨済宗では、修行して徳を重ねればこの世が極楽浄土になるという教えらしく、普段はそのお経を読まないらしいんですね。
でも、四十九日なので、この日はこのお経を読んでくれたそうです。
あと、お焼香をしてるときに読まれたのが、またまた、おもしろくて・・・
「初七日、関所はいずこにか・・・二七日、関所は・・・」と、四十九日までの、「関所」を超える方法を説いてるような内容でした。
しっかりと覚えてないねんけど、ある時は、追いはぎに身ぐるみはがれそうになるけど、人の役にたって徳を積めば関所は超えられる・・・みたいな。閻魔大王にあっても、ウソをつかず、親や子を思い、良いことをした人は関所を超えられる・・・という感じの話が続くんですね。お経の名前は・・・なんとかいうてたけど。
そして、もうひとつのお経、もっと、興味深かったんですね。
母は十月十日、こうやって子どもを思い、こんな痛い思いをして子を産み、そして、こうやって子を育て・・・・赤ん坊から成人するまで、見てきたかのような?話が続くんですね。むろん父親も登場するんやけど、やがて、子どもが成長して結婚し、また子が生まれ・・・老いた両親の面倒をみる・・・と続くんです。
なんで、こんなお話なんかなと思ってたんやけど、お坊さんによると、「親孝行は、産んで育ててくれた親に感謝することであり、それに報いるのは、親が極楽浄土にちゃんと行ってくれることを願うことなんだとか。
でも、まさしく「説教」でしたね。
約一時間の法要、な~んかすごく勉強した感じでした。

ちなみに、その話を友だちにしてたんやけど、「勉強になったで、お説教!」っていったら、「勉強になった? ちゃうやろ、ネタになった、やろ~」・・・(笑)

というわけで、昼間は忌明けのごちそうをよばれました。
なので、夜は残り物?でした。
な~んか、あまりキレイやないけど、左はミネステローネ風スープ。残り物のキャベツ、玉ねぎ、頂き物の秋なす、同じく頂き物のベーコン、よれっとした残り物トマトとトマトジュースにブイヨンで。青みは水菜。
右は、ハンバークおろしポン酢。安売りの合い挽きミンチで作ったハンバーグに大根おろし、頂き物のサラダ水菜をのせてポン酢で。
奥にあるのは、鶏キモの生姜煮。
主食はビール? おなかいっぱいになりました・・・