おかんのネタ帳

日々の雑感や興味のあることを書いています

吉弥さんの独演会

2019-07-26 23:54:37 | マイブーム・落語
やっと梅雨明けのようですね。
夕立三日、雷三日、とか言いますけど、昨日も夕立しましたね。
今日も、夜、降ってましたね~

祇園祭も終わりましたが、先週、前祭りの日に、今年も行ってきましたよ。



京都文芸会館、桂吉弥独演会です。
人手が多いかもと、少し早めに出たのですが、
山鉾巡行は午前中で終わるし、終わったらすぐに解体、
18時頃から、八坂神社から神輿が出るとか???

なので、16時過ぎに市役所前に着きましたけど、
思ったほどは混んでませんでしたね。

今年も、某社の部長と人生の後輩と3人で、
地下鉄市役所前の地下にある、ゼスト御池のご飯やさんへ



部長にナマ中ジョッキを1杯ごちそうになり~
開演は18時30分なので、ゆっくり、ご飯をいただきました。

さて、市役所前からバスで府立病院前まで。
18時には、お客さんがいっぱい~

もう、だいいぶん記憶が遠のいてますけど・・・

前座は、吉弥さんの弟子の弥太郎くん。
ウチの娘と同じ年みたい・・・入門して10年ですって。

ネタは「転失気」(てんしき)
10年にもなると、落ち着いてはりますよね。
でも、前座やからか、間がちょっと早い気がします。
そんなに急がなくても~って、思うねんけどね。

2席目は、吉弥さんで、今年の新作「いのいちばん」
面白かったですよね~ 某旅行会社の新入社員の話。
初日に、いの一番に出勤せなあかんのに遅刻。
理由を聞くと、通りすがりで困ってる外国人を、
目的地まで案内してたとか。それも、何人も。

嘘ちゃうか?と怪しんだりするんやけど、
結局、それぞれ助けた人が、後から会社の儲け話を持ってきてくれて・・

最後は、なりゆきで西宮神社の開門神事に参加して、
いの一番に駆け抜けて福男になっていた・・・という。

ようでけた話でした~! 

3席目に、桂紅雀さんが登場。
先々月、和邇で吉弥さんとべぬ雀さんを拝見してるんやけど、
相変わらず、紅雀さん、キレイではない?お噺です(苦笑)
マクラからね、やらしい?系ではったんですけど、
「湯屋番」という、お風呂やさんの番台の話でした。

ところどころ、枝雀さんが入ったり?しますけど(笑)
しゃべり方も個性的やしね~

一緒に行った部長が終演後に、「あの人、面白いですね」って!
もちろん、紅雀さんは初めて聴く噺家さんのようですが、
ちょっと、ハマらはったかもね~

滋賀県出身というのをマクラで言うてはりましたけど、
ちょっと親近感があったかもですね!

中トリは、吉弥さんで「佐々木裁き」

吉弥さん、今年は年男の48歳。
サンケイブリーゼで「吉弥十八番」をした話をしてました。
持ちネタで、6日連続開いたものですが ← 私も水曜日に行きました!

「それもこれも、今日のためのリハーサル」

相変わらずのフリで、爆笑です~

4番目は、一番眠たい時間ですよ~
とマクラで話しつつ、寝てる人も起こすくらい、
きっちりしっかり、聞かせてくれました。

中入り後は、トリの「試し酒」。
和邇で聞いた噺です。
なので、オチも良くわかってます。
でも、やっぱり笑えますよね。

佐々木裁きの登場する子どももそうですけど、
吉弥さんのアホがかわいいんですよね~
丹波の山奥の方言はちょっと違うような気もするけど、
試し酒に登場する、田舎者の久蔵さんが、なんともかわいい。

そして何より、あの飲みっぷりが、すごい。
チュッという音を立てながら、大きな一升盃でぐいぐい飲む。
なんかほんとに、こっちまで飲んでるような、
飲んで酔いそうな、感じになります。

拍手もありましたよね~

吉弥さん自身はお酒はさほど強くないそうですけど、
演じるのは上手い、五升をしっかり飲み干してました(笑)

同行した部長も、後輩も、満足やったみたいですよ~

今月の初めにNHKホールで、そして京都、
来月は地元の市民ホールでほたる寄席です。

平均すると、落語は、2か月に1回ぐらいの頻度で行ってるかな。

・・・・舞台はもっと観に行ってるな・・・・笑

明日は、台風の影響あるのかな。

地元の夏まつりですけどね・・・



上方落語の会

2019-07-13 09:51:28 | マイブーム・落語
「意外に弱いんやね」

なんて、昨日も言われました。

そんなハズはないねんけど・・・あっちこっち行き過ぎ?
いやいや、そんなん、昔はもっと働いてましたしね。
やはり、寄る年波でしょうか~~

腹痛で医者へ行ったら風邪と言われ、お薬をもらって飲んだら、
お腹がぎゅるぎゅる・・なるんですよね。
・・・舞台を観に行って、トイレに近いのも困るけど、
おなかがなるも困る・・・

なんて、思いながら、昨夜は大津で上演された、
青年劇場の舞台を観に行きました~
なんとか、おなかぎゅるぎゅるは、回避できたかと。
なので、ほぼ回復に向かってると思います。
アルコール飲料も我慢してますから。

・・・・まったく(涙)
ビールが飲みたいで。蒸し暑いし~

さてさて、先週の落語会のことを書かないままでした。
なんとか思い出しで、少し書いておきます。



桂吉の丞さん 「胴斬り」
なんで、この噺が吉朝さんと縁があるのかまではわからないのですけど、
マクラで、ようわからん噺であることを何度もおっしゃってましたね。
気持ちのええ噺ではないと、どちらかというと気持ち悪い噺・・・
おサムライの試し斬りで胴で上下に斬られた人の、上半身と胴、それぞれに、
人格が出てくるような??話。そんなたいそうな花ではないけど。

桂左ん吉さん、「おごろもち盗人」。
「おごろもち」というのはモグラのことらしいです。
玄関の戸の下を掘って盗みに入ろうとする盗人の噺。
笑福亭松喬さんとかがやってはるようですが、
これも、吉朝さんゆかりのネタなんでしょうかねぇ~
・・・なんせ、吉朝さんの全盛期の噺をあまり知らないので(汗)

テレビの収録なので、決められた持ち時間内に納めないといけないので、
二人とも、師匠の吉朝さんのことを詳しくは話しませんけど、
左ん吉さん、師匠に叱られたときの話をしつつ、最後の一言が、

「おまえ、名前をよね吉にするぞ」

後から出てくる兄弟子のよね吉さんがどんな人なのかを示唆するという(苦笑)
・・・ま、しょっちゅう言うてはりますけどね。

桂千朝さん、「千両みかん」。
マクラで、吉朝さんのことを少し話してくれましたね。
落語をしてる時と違って、おちゃめなところがあったとか。

・・・あかん、もうだいぶん記憶が薄れてます~(汗)

千朝さんの話し方が、マクラも落語も、
規則正しく言葉が出てくる感じで、ちょっと眠い・・・
ま、6人の噺を聞くので、そういうときもあります~

中入り後のトップが、桂よね吉さん。「蛸芝居」。
マクラは、おなじみの歌舞伎の話。
落語後歌舞伎は似ている、そして大向うの話しから、
値段が高いことを言いつつ、

「今日はタダ・・・往復はがき代だけで」

確かにそうんんですけどね~

思うに、会場のお客様は、往復はがきで当選した人が来てるので、
いつもの落語会とはだいぶん、雰囲気が違いますね。
どちらかというと、落語会の素人さん。

耳の肥えた私ら(多少やけどね)と違って、反応が新鮮。
オチもよく知らないようで、「ああ~」と、すごく納得したり、
噺家さんは、やりやすかったかもね~

時間制限があるせいか? よね吉さんの「蛸芝居」も、
力が抜けて??良かったかもね~

桂米左さん、「一文笛」
故桂米朝さんが作った落語で、人情噺ですね。
米左さん、上手いんですけど、地味なんです・・・華がない?
なんやろう・・・印象が薄いというか・・・すいません。
でも、しっかり聞かせてくれましたけどね。

トリは、桂吉弥さん、「くっしゃみ講釈」。
もう、何度も聞いてる噺ではあるんですが、わかっていても笑える。
吉弥さんの噺で好きなのは、アホがかわいいとこです。

いっつも思いますよね。
あんだけ、のぞきからくりの「八百屋お七」が語れるのに、
なんで、コショウを二銭がん買うことが覚えられへんのやら。
いやいやいや、そやから落語やねんけど。
でも、ラストの、講釈師がくしゃみをするところ、
あれが、上手ですよね~ こっちがくしゃみしそうになるし~

ちなみに、放送は下記の通り。

上方落語の会 15時8分~15時50分

8月22日(木)千朝さん & あさ吉さん・しん吉さんのトーク
8月29日(木)吉の丞さん 米左さん
9月5日(木)左ん吉さん よね吉さん

吉弥さんは売れっ子だからか、全国放送で流すみたい。

8月18日(日) Eテレ 14時~14時29分 日本の話芸
8月24日(土) NHK総合 4時30分~4時59分

あさ吉さんとしん吉さん、吉朝さんのお弟子さんですが、
兄弟でトークを別撮りしてたようですね。
どんな話をしはったんやろ~~



パンフを開くと、松尾貴史さんの文章が載ってました。

「私が知ってる桂吉朝さん」

なかなか面白いエピソードが書かれてます。

リリパットアーミーという演劇集団で一緒にお芝居をしてはったのですが、
出会いは最悪やったようで(苦笑)
キッチュと吉朝(きっちょう)、似てるからよう間違えられたとか?
ほんまでしょうかねぇ~

吉朝さん、私とほぼ同世代ですが、49歳で亡くなったんですよね。
米朝さんの落語を一番継いではるって思ってたんですけど。

来週は、吉弥さんの独演会に行かねば!
去年も行きましたけど、ちょうど祇園祭の前祭りの日。
まぁ、市役所前まで地下鉄で行くので、人込みは避けられるハズ。

大阪NHKホール

2019-07-10 23:40:10 | マイブーム・落語
昨日は、確かに朝からお腹は不調やったんです。
でも、お昼ご飯が遅かったこともあって、ついつい、
消化の悪そうな?パスタを食べて(汗)

それでも、さほど気にせず夕飯を食べて、ビールも飲んで・・・
夜中ですわ・・・お腹が痛くて、トイレに通うことに、
も、2時頃からずっと眠れず・・・朝起きても、やっぱりトイレへ・・
いつも朝飲んでるヤクルトミルミル2と野菜ジュースを飲んで、
しばらくしたら、お腹がキューっと痛くなり・・・またトイレ~ 
はぁ・・・・

それでも仕事はあるんで、段取りしつつ、
お昼ごろ、モーレツに空腹感に襲われて、おかゆとバナナを食べました。
それで、午後を乗り切ろうとしたんですけど、
やっぱり時々、お腹がキューっと痛くなってうずくまるという・・・

なんやこれは・・何に当たったん??

結局、夕方、お医者さんへ。

「これは風邪ですね。昨日も、そういう人が何人も来ましたよ。
 下痢だけでなくおう吐してる人もいます。こういう風邪ですね」

そうなのか~ 風邪なのか・・・

血液検査と点滴と・・・3000円あまりの支払い(汗)
調剤薬局で、お薬が5日分で980円。

・・・ビンボー人は病気にはなれへん・・・(汗)

とにかく、今週末も予定満載やから、
頑張らないと!

あ、そういや、

もう1週間も前ですやんね~
大阪へ行ったのは。

とりあえず、写真をアップしておきます。



NHK大阪放送局。

友だちが、「上方落語の会」の観覧券を当てたので。



ホン近くに大阪城。見えにくいけど。



1階のロビーで、座席券をもらうんですが、すでに並んでる人がけっこういました。



出演者とネタが書かれてます。
早く並んだからといって、前の方ではないですよ、ということですが、
ことのほか、良い席をいただきました。
友だちの運の強さに、感謝、やね。



まだまだ多くの人が並んでます。
開演前に、食事しとこうと、谷町4丁目まで。



軽く食べてNHKへ。
左側の建物は、大阪歴史博物館。



ホールへ上がるエスカレーターは吹き抜けになってるんですけど、
振り向くと、ガラス張りの向こうに大阪城が見えます~



写真で撮るより、実際の方が良く見えるんですけどね。

「大阪城にエレベーターを作ったのは失敗」なんて、アベちゃんが言うて物議がありましたけど、
所詮、コンクリート造のレプリカですやん。
広く老若男女に見てもらえるんやし。

落語の感想・・書けるかな。

今日は、早く寝ることにします・・



吉弥十八番 二日目

2019-05-25 23:56:08 | マイブーム・落語
暑いですね~ 一気に夏ですよ。
もう、トレーナーが着てられへんくらい、暑い~

そんな今週も、水曜日は後輩と吉弥さんの落語会に行ってきました。



6日観連続で、前座も助演もなく、ひとりで口演する「吉弥十八番」。
大阪サンケイブリーゼで、今週火曜日から日曜日まで。
全公演通しで通う人も、中にはいてはるんかしら。

「植木屋娘」は、まだ聴いたことないと思うのですが、
他は、だいたい・・・聴いたことがあるかと。

後輩の都合もあって、水曜日に行ってきました。



ほぼ満員。
米朝一門でも、やはり人気者です。

最初の噺は「ちりとてちん」
出囃子は「どんこ節」、でしたよね??

「ひとりであいつとめます~」という副題通り、
前座がいないので、「携帯電話の電源をお切りください」と、
吉弥さんが、おっしゃってました。

この日は2日目ですが、前日の初日、携帯が鳴ったとか。

「切り方がわからへん人がいはるんですが、
 あの電話のマークのとこ、長押ししたら、たいがい切れますし」

そうなんですか~?
iPhoneは、サイドのスイッチを長押し、画面をタップ、ですよね。

初日は、良いところで、前の方のお客さんの「いびき」が入ったとか。
ご本人は気付かなかったそうですけど、鳴り物が入る時やったようで、
下座にいた人が言うてはったようです。

「寝てもうても一向にかまいませんよ。
 でも、黙って寝てくださいね~」

「ちりとてちん」は、いつものように軽い感じで、
いつののように、おいしそうに飲んで食べて~

「あれを聴くと、鯛のお刺身で日本酒、飲みたくなりますね~」

後輩がいうてました~
ほんまに!

今回の特筆すべき?は、楽屋を見せる仕掛け、でしょうかね。
広いブリーゼ、中央に赤い毛氈と高座。
舞台の上手、下手の袖の部分がスクリーンで隠され、
上手の方は、吉弥さんの暖簾が見えます。

「ちりとてちん」を口演したあと、暖簾をくぐって楽屋に入るのですが、
同時に、上下両方のスクリーンがあがり、
上手は吉弥さんのお着換え風景が丸見え状態、
下手は、下座さんが丸見え状態になりました。

舞台番の弥壱くん(たぶん・・後方席なのでよく見えないけど)が、
めくりをめくると「桂枝雀」の文字・・・そして、下座さんの鳴り物~

・・・ん? 枝雀さんの出囃子?
(小佐田先生は、先代の歌之助さんの出囃子というてはりましたが)
吉弥さんが、着物を脱ぎ、鏡の前で着替え始めます。

弥壱くんがそれを手伝い、途中で、まためくりをめくる。
「桂吉朝」の文字が、鳴り物の曲が変わります。
これは、吉朝さんの出囃子「外記猿」ですね!

下手の下座さん、お三味線が二本。
太鼓と笛は、米團治さんのお弟子さんの米輝くんと、
吉弥さんの弟子の弥っこくん(たぶん・・・隠れて見えなかったけど)。
赤い毛氈の敷かれた椅子に、前列がお三味線お二人、
後列に、太鼓と笛の二人が並んでます。

着替え終わった吉弥さんが、座ってお茶を飲みかけたところで、
弥壱くんが、めくりをめくり、スクリーンがおりてきて、
「桂吉弥」の文字、そして、鳴り物が「真室川音頭」の出囃子・・・

この日2本目の、「お玉牛」

米朝一門では珍しいとよく言われるそうです。
・・・艶噺になりますよね。先代春団治さんのお得意ネタ。
孫弟子になる桂花団治さんに教えてもらったそうです。
ちょっとやらしい?噺も、吉弥さんがやるとかわいい~(苦笑)

このあと中入り、楽屋はオープンにはなりませんでしたね。

中入り後は、長講の「地獄八景亡者戯」。
これは2年前、ラジオ「上方落語を聴く会」の収録で、
ドラマシティで聴きましたね。

長いお話とはいえ、自由な噺ですからね。
師匠の吉朝さんの噺を習ってるようですが、創作したのは米朝師匠。

「登場人物が途中でいなくなったり、増えたり、
 もう、そういうことは、気にしないでくださいね」

という注意事項がありましたけど、相変わらず、新しい時事ネタを入れ、
先ごろ亡くなられた樹木希林さんや内田裕也さんのことも付け加えてましたね。

何より、今回のオンステージが、ショーケンでしたやん~
(前は、たかじんさんでした!)
しかも、いったんひっこんで、どんなカッコしてくるんかと思ったら、
カツラ付けて?白い割烹着ですか?? とにかく白いのを羽織って、
「エメラルドの伝説」を歌ってはりましたね。
やはり、2コーラス目は、替え歌になってましたけど。

♪ 会いたい~ 師匠に会いたい~~~

全体に、とてもライトな感じがしましたね。
力の抜き加減を心得てはるというか。
だって、休みなし、前代未聞、業界初?の6日間出ずっぱり。



お疲れ様でした~~

と言いながら・・・来週も、某所でお目にかかれるハズ~



どぶさる?

2019-05-08 21:32:59 | マイブーム・落語
落語界の感想・・と言いながら、書きかけてアップできず・・・すいません。
急ぎの仕事が入ったりしたので、忙しくしてまして。
娘が休みなので、朝はゆっくりできたのですが、その分夜なべをしてしまい、
結局、相変わらずの日々でした~ (汗)(汗)

気付いたら10連休、終わっちゃいましたしね~(汗)
個人的には、ほぼ、引きこもり状態の連休でしたけど、
唯一遊びに出かけたのが1日でした。
(あと、仕事で2日に出かけはしたんやけど、県内でしたし~)



GWの間に、そこかしこの田んぼでは、田植えが終わってました・・・

さて、トリイ寄席、この日は、米團治・よね吉ふたり会でした。
頭に、「初の」がついてるように、初めてだそうです。
米團治さんは、米朝師匠の息子さんで弟子、米朝事務所の社長さん。
よね吉さんは、吉朝さんの弟子なので米朝師匠の孫弟子です。

トップバッターは、二乗さん。
よね吉さんの会では常連?の噺家さん。
桂米二さんのお弟子さんなので、米朝師匠の孫弟子。

米團治さんとよね吉さんのトークの後なので、
二乗さんのマクラも、米團治さんの話からでしたね。

米團治さんが目がかすむというから肩をもんでたら、
実は、片方の目にコンタクトを二枚してたという・・・
けっこう、知れ渡ってるエピソードですね!(苦笑)

ネタは、「牛ほめ」。
というても、牛が登場するところまで話さずに、
池田のおっさんとこの普請をほめて落とす、というショートバージョン。
聞きなれましたけど、タイトルは「普請ほめ」でいいような。
ほんとによく知ってるネタですけど、演る人で噺の印象は変わりますね。
二乗さん、演り慣れてるって感じでテンポ良かったです。

二番目が・・というても、この日は長講なので、中トリが唯一の出番、
米團治さんの、「らくだ」でした。

いや~、米團治さん、上手いですわ~
もう、絵が浮かびますもんね。
「らくだ」って、けっこう汚い話なんですけど(汗)
言葉遣いとかね。「どぶさる」って、わかります?

「こいつ~どぶさってけつかる」

すごい言葉ですよね。まぁ、「こいつ死んどる」って意味やと思うけど。
そんな言葉がいっぱい出てくるねんけど、なんで上品に?感じるんかしらね。
長講ではあるし、オチの「ヒヤでもう一杯」まで演ってくれたけど、
汚い?ところがあまりなかったような???
同じ噺でも、演る人で変わるんですよね!

ちなみに、1カ所、しっかり、言い間違えはったんですけど、
そこは、すぐに気づいて、ちゃんと笑いにもっていく、さすがです。
・・・ま、日常でしょっちゅう男前な顔とはうらはらに失敗?をしでかすお方なので、
それも、ご愛嬌というところでしょうかね~
人柄が出てきますね!

さて、中入り後、トリはよね吉さんで、これまた長講「中村仲蔵」。
私は初めて聴くんやけど、よね吉ファンの友だちは、何度も聞いてるんで、
ちょっと?食傷気味やそうですが・・・苦笑

でも、聴きながら思ったけど、よね吉さんがこの噺が好きなんやなと。
(米團治さんとの初の二人会で、この噺を選んだというのにも意味があるのかもですが)

実在したという歌舞伎役者の中村仲蔵の、人情噺です。
芝居噺やし、しかも、中村仲蔵という人が、門閥が主軸となる歌舞伎界の中で、
大部屋からトップの名題へ破格の出世をとげた実在の歌舞伎役者。
創意工夫と努力があってこそ、成し遂げたというお噺で、
ラストは泣けてきますよね。会場でも、すすり泣く声が聞こえたし、
何より、ご本人が泣いてはるし~~

終演後、米團治さんがお見送りをしてくださいました。
よね吉さんの落語を、「やりたいようにやってましたね」とか、
おっしゃってましたよね~

社長業もたいへんやけど、トリイ寄席は米團治さんのプロデュースとか。
トリイホール自体が、米朝さんがプロデュースしたようなもので
(オーナーがいうてましたね)
米團治さんが、いろいろ受け継いではるんでしょうね。

感想・・・ちょっと短いですね・・1週間以上も経って、
さすがに、いろいろ忘れてしまってます・・・すいません~(汗)

今月は、再来週に、吉弥さんの会に行く予定。
いろいろ忙しいけど・・・懐具合も・・頑張ろう・・・


トリイ寄席

2019-05-03 23:00:08 | マイブーム・落語
Gw、半ばですね~
さすがに、湖国の道路も、名神高速を筆頭に混みあってるらしい。
3日がお祭りというところも多いしね。
湖西とか、大津とか、草津とか、守山でも、祭りやってましたよ。

わが家のある地元は明日ですね。
なので、サバをお酢に漬けてます!!

それはともかく、令和元年の初日。
大阪へ行ってきました~



それも、外国人観光客がいっぱいのミナミ、難波です。
法善寺横丁の近くにある、上方ビル4階、
トリイホールです~



毎月1日は、トリイ寄席の日。
この日は、米朝事務所の社長兼噺家の桂米團治さんと、
米朝さんの孫弟子である、桂よね吉さんの二人会。
たっぷり、長講の落語を楽しませてもらいました。

始まる前に、トリイホールの支配人の鳥居さん(僧侶)が挨拶。
このトリイホールができる前は、ご両親が「上方旅館」を経営されていたとか。
ウィキペディアによれば、戦前は鳥居家が貸席屋を営んでいたらしい。
空襲で焼けたあと、松竹座など近くの劇場に要請されて、
芸人や役者の泊る旅館を始めたんやそうな。

両親が亡くなった時、現オーナーの鳥居さんは大丸百貨店に勤務、
旅館をたたむことになったけれど、この旅館を使っていた、
古今亭志ん朝さんや米朝さんたちに、大阪にはホールが少ない、
若手芸人のけんさんの場をつくって欲しいと頼まれて、
1991年、バブル絶頂期に、このビルを建てることにしたそうです。

実際に建築し始めたのが3年後、バブルがはじけて、
ビルとともに多大な借財も残ったそうです~
現在、僧侶となった鳥居さん、実は、亡くなった両親は、
本当の親ではなく・・・・という自伝を語りたかったようですが、
残念ながら、お時間になってしまいました!

・・・・う~ん、聞きたい~~(苦笑)

そして開演~

ステージには、ぺらっとした座布団が二枚。
米團治さんとよね吉さんのトークコーナーからです。

打ち合わせがあったのかどうかは知らんけど(多分、なさそう)
よね吉さんがいきなり、ノートをちぎったような?紙を出し、

「いっぺん聞いてみたかったことを、兄さんにお聞きします」

「ほう~そういう展開かいな」

「あの、なんで、私と二人会をしようと思わはったんですか?」

「それは、あんたがヒマやったからやないか~」

会場、納得の?笑いと拍手!

「社長になったらたいへんですねん。
 ヨシモトと違うて、ウチは、2割しかもらいませんねん。
 そやから、やりくりがたいへんで、噺家を遊ばしとけへん」


「兄さんは、米朝師匠の家にお生まれになって、
 ・・・お父さんにも敬語で話してはるんですよ。
 そんな、血筋というか家柄のええとこの息子さんなんですけど、
 なんでか、いつも、自分を貶めて・・・」

「貶めてへんがな! 落としてるだけやがな」

会場、爆笑です。
ほんま、ええ人なんですよね。
サラブレッドやのにちっとも偉そうにしない人なんです。

「お父さんは米朝師匠というすごい人ですけど、ご自分のお父さんが、
 そんなすごい人やというのは、いつごろわかったんですか?」

「・・・やっぱり、小学生くらいのごろかな。
 いつも家の中に内弟子さんがいてるからね。よそとは違う家やなと。
 内弟子さんに面倒をみてもらって、ざこばさんにいじめられたりとか(笑)」

「前の天皇陛下は7歳の時に太平洋戦争が勃発して、
 9歳の時に終戦を迎えて、いろいろ考えられたそうですけど、
 兄さんは、9歳ぐらいの時はナニを考えてはりました?」

「?? 小学生のころやろ?・・・な~んも、考えてない」

またまた、会場爆笑です~ さもありなん?

前座の、桂二乗くんの「牛ほめ」のあと、
米團治さんの「らくだ」、中入りのあと、
よね吉さんの「中村仲蔵」が口演されました。

こちらの感想は‥長くなりそうなので、また次回にでも。

終演後、時間も遅いので、よね吉さんファンの地元の人が教えてくれた、
「立ち寿司」で、友だちと一杯。



畳一畳、幅が半間というようなお店で、
立ったまま食べるんですけど、大阪らしいお店ですよね~



このドアの幅しかないお店です。
リンゴ箱を並べただけのような?四角いテーブルが(50CM幅ぐらい)
二つ、壁に引っ付けて並んでます。
ひとつは先客の女性が二人、あとの一つに、向かい合って立ちます。

奥に厨房があって、その向かい側にもカウンターがあるようで、
そちらにも、お客さんが立ってました。
お店を出た後に、横の路地をのぞいてみたら・・・



確かに! お店のりっぱな?扉がありました~
・・でも、カウンターはスタンド、なんですよ!



落語の感想を話しながら30分あまりの宴。
お寿司も、海鮮ユッケもおいしいかった~

・・・でも、さすがに足だるいな・・・(汗)



小粋さんの勉強会

2019-03-03 17:32:55 | マイブーム・落語
昨日は、取材で知り合いになった社会人落語家、
神楽家小粋さんの勉強会があったので行ってきました。

そう、昨秋、社会人落語日本一大会でチャンピオンになった方です。



前回は、NHK大津放送局の放送で紹介されたこともあり、
かなりのお客さんでしたけど(100人ぐらい?)、
今回も、市の公報で紹介されて、7、80人?ほど入りました。



市民交流センターの和室にパイプ椅子を入れてます。

2か月に1度、10回目の勉強会だそうですが、
チャンピオンになるまでは、毎回、10~20人ほどだったとか。
すごいですね。メディアの力って!

お客様の平均年齢は高めですけど、
英語落語をやってる子どもたちも来てましたよ!

今回の噺は、「初音の鼓」。
上方ではほとんど聞かないお話ですよね。

「初音の鼓」は、義経が静御前に与えたといわれる鼓で、
歌舞伎演目「義経千本櫻」、「狐忠信」に登場するアイテム。

狐の皮が張られており、本物であれば大金にもなる由緒正しい品。
骨董好きの殿様に、らしきもの?を百両で売りつけようとする古物商の吉兵衛。

鼓をたたくと、そばにいるものに狐が乗り移って「コン」となく、
という話を殿様にして、自分がないてみせる。
殿様の家臣の三太夫にも協力してもらい、売りつけようと画策・・・

最後は、殿様が、吉兵衛に鼓をたたかせて、
自分に狐が乗り移るか試したい、と言い出しますが、
殿様も「コン」とないて、えっ、もしや本物? と思う吉兵衛。

オチはわかりやすく、「余と三太夫の分となき賃を差し引いた」、
となるのですが、殿様の、「前後忘却のあまり何も覚えておらん」
というところが、なんともソーリのあべちゃんぽくて、可笑しかった!

二席目の前に、高座に座ったまま小休止。
小粋さん曰く、「お客さんと世間話をする時間」。

お客さんのお一人が(高齢のおじさま?)
「江戸落語と上方落語、やはり上方が面白い」
というようなことを言われて、小粋さんが、「深い話ですね」と。

・・・結局は、好みになると思います。
江戸落語であっても、面白いと思ったら好きになりますね。
私は生まれも関東で、学生の時から江戸落語をやってますが、
関西に住んで20年、こちらでは、やはり、間とかが異なるので、
江戸落語をやってますが、そういうところを変えてます。

ふ~ん。なるほどね。
なので、小粋さんの落語は違和感がないんやね。

確かに、「間」は違います。
というか、関西人は「間」にこだわりますし。
余裕のある噺家さんとかは、間をみながら話しますしね。
若手ほど、焦って急いでしまって、間を逃したりします。

お客さんがついてきてないなと思ったら、もう一度言うたり。
新喜劇でもそうですけど、繰り返しで笑わせたり。

二席目は、「金明竹」でした。
この噺も、どちらかといえば江戸落語で、
最近、上方でもやる人が増えたように思いますが、
畳みかけるような口上が出てくる、前座ネタといわれる噺です。

いや~びっくりしましたね。
後半の、その口上の部分が、なんと関西弁なまりのアメリカ人。
英語と関西弁が相まって、それを与太郎と女将さんが聞き違いして、
とんでもない話になっていくんですけどね。

小粋さんの、この日のパンフに書かれてましたが、
「崇拝している好きな噺家さんの真似をしてアレンジ」してるのだとか。

あとでお聞きしたら、志らくさんですって~

そうそう、上方落語では、丁稚と御寮さんが登場しますが、
江戸落語では、親戚の与太郎と女将さんなんですね。

面白かったです!



神楽家小粋さん、
昨日は、朝から勉強会で、午後からは大津の百町館の落語会で出演、
(演目をチェックしたら、「悋気の独楽」やて~)大忙しのようです。

ちなみに、普段は、某大手企業のエンジニア。
お子様二人がいる休日噺家さんです。
 
いただいたチラシを見たら、今月も予定がびっしり。

3月10日(火)14時~
河内家葉論 大学5年で卒業記念落語会(きふね神社=尼崎市)

3月24日(日)14時~
火まつり寄席 (火まつり交流館=守山市勝部) 

3月31日(火) 13時30分~
レンガのえんとつ寄席(レンガのえんとつとまれ=東近江市)

5月25日(土) 14時~
午後の小噺 みなみぐち寄席「イクメン寄席」
宝塚私立国際文化センター小ホール)

すべて無料です。

関東でも、出番があるようです。

すごいですね!

あ、次回の勉強会もお見逃しなく。

5月18日(土)10時30分~
守山市民交流センター2階和室



休日噺家、地元で落語会

2019-01-19 23:35:44 | マイブーム・落語
社会人落語日本一大会っていうのがあるんですね。
昨年の秋、その第10回大会で、見事チャンピオンになった人が、
滋賀県の、地元に住んでる人やったんです~



ご自身の研鑚のためと落語の普及のために、
2か月に一度、勉強会をされていて、
今日、タイトルを取ってから初めての勉強会があったので、
聞きに行ってきました~~ 
お客さん、100人は来られてかと。途中で椅子を追加して、
先に座ってる人が前に詰めて、来たお客さんが椅子を並べて、
市民交流センターの和室が満杯でした!

受賞は各紙に掲載されたし、先日、NHK大津放送局の
夕方の地元ニュースの時間にも放送されたようです。
私も、昨年末、取材させていただきました~



神楽家小粋さん、もちろん高座名ですが、
学生時代に落研で、この名前で活動されたそうです。

生まれは埼玉県、理系大学を出て、たまたま就職して、
関西にお住まいになったんですが、
8年ほど前から、また再び、落語を始められたようです。

社会人落語日本一大会は、大阪の池田市で開催されてます。
・・・池田といえば、今の、朝ドラの舞台になってますが!
上方落語協会のもと会長の桂文枝さんが住まわれてて、
そのご縁があって、開催されるようになったとか。
・・・決勝では審査員をされてます~

賞金のほかに、「日清どん兵衛」1年分を
副賞としてもらったそうです。

「1年分というから、365個って思うでしょ。
 でも、360個しかなかったんです。
 なぜかっていうと、12個入りの箱が30箱だから。
 でも、ある日突然、前触れもなく、30箱、届いたんですよ。
 一般家庭に、もう、びっくりですよ。
 しばらく、ウチの玄関に積み上げてありましたよ~」

今日の、マクラで話されてました~

「そんなことはしませんけども、しませんけどね、
 毎日一個ずつ、360日食べるかもしれないじゃないですか。
 でもね、賞味期限が5月までしかないんですよ~」

テンポ良く話しをされるので、客席、爆笑です。

「だから、今日のお客様にもらっていただきました~」



いただきました!

さすが、日清食品ゆかりの池田市だけはある~(笑)

本日のネタは、おなじみの「寿限無」。
オチは、オリジナルのようです。

もう一つは、「粗忽長屋」。
落語的なバカバカしいお話。

「でも難しいんですよね~」

終演後の小粋さんの弁。

でも、お世辞抜きに、お上手でした~
言葉がはっきりしてるし、空気もちゃんと読んでるというか。

1つめが終わっても高座を降りずに、
そのまま、雑談して休憩・・ののちに二つ目が始まります。

今までは、15人程度だったというお客さん、
メディアの力もすごいですね。

小粋さんがどういう人か、良く知らずに来てる人もいて、
私の後ろのおばさま方は、ず~っと、合いの手?を入れながら?
しゃべってはりましたよ~

繁昌亭の昼席とかで、よくあることですが(汗)
落語の進行に、ついつい感想を言ったり、

「はぁ~そうかいな」とか、

「へ~、生きてはったんや~」とかね。

でも、終演後、言うてはりましたよ。

「こんなに上手いんやったら、プロにならはったら良かったのにな」

「ほんまやわ。お金取れるやんな~」

笑、笑・・・ほな、
市民ホールのほたる寄席も来てくださいよ。有料やけど。

予定表を見ると、びっしり予定が~
休日噺家、すごいですね!

明日の市民新聞に、小粋さんのことが載ります!!
見てくださいね!!



にぎわい亭

2018-11-24 23:56:02 | マイブーム・落語
水曜日、久しぶりに?落語会に行ってきました。
落語つながりの人生の後輩が、ちょっと凹んでたので、
そういうときは、笑おう!と~

大阪の「梅田にぎわい亭」。
お初に行きますが、桂雀三郎一門の会ですね。
月に一回、水曜日にやっているみたい。

会場は、大阪駅前第2ビル5階、
大阪市生涯学習センダーの研修室です。

都会でも、ちゃんと市民のための生涯学習センターが、
あるんですねぇ~ 市内3カ所、あるみたい。

一門会は、15時の部と、19時の部があります。
出演者、ネタは、同じですね。

午前中は仕事があったのですが、
15時の部に行こうかと。

電話で確認すると、当日券のみで、
13時30分から整理券を発行してるとのこと。
広いお部屋なので、ギリギリでもすわれますよ~って。

13時30分にはとうてい間に合わないので、
各自、お昼を食べてから大阪へ。
ほどよい時間に着きました。



桂雀五郎さん 池田の猪買い
桂 雀喜さん アンドロイドJ
桂 雀太さん 稲荷俥
桂雀三郎さん 胴乱の幸助

パンフに、ご挨拶が書いてあって、
雀三郎さんのお弟子さんが順に書くようですが、
この日は、雀五郎さん。

後輩は、この挨拶を読んで笑ってましたね。
電車の中で、小学生に席を譲られそうになったという話。
見た目はともかく、雀五郎さんは、
先日引退した、安室奈美恵さんと同じ年なんですって!

雀五郎さん、マクラもなくいきなりでしたね。
懐かしいネタです。最近、あまり聞かないかも。
(私だけかもやけど)

雀喜さん、相変わらずカミカミですが、
もはや、それもネタ?というお話でした。
米朝師匠のアンドロイドのことをマクラで話し、
(私は、姫路で見ましたよ~米朝アンドロイド!)
「J」は雀喜さんのことですね。
きれいな女性に気を取られて交通事故にあい入院。
アンドロイドJが、代わりに働いてくれる、
しかも、噛まない、しかも、「たち切れ」を演じる、
・・それだけで、ファンの方にはウケてますが・・・
最後は、ヨメにもわからんかったけど、
「たち切れ」をやったのは、ほんまもんやったという話。
ふ~ん(笑)

雀太さん、
後輩が、8月のほたる寄席ですっかりハマり、
この方の落語を聞きたいと、やってきたんですよ。
でも、前回に比べると、ちょっとおとなし目?
ま、ネタのせいでもあると思うけどね。
(だって、前回は「代書」やってんもん~)

そして、師匠の雀三郎さん。

昔、学生のころ、雀さんの落語を聞きに、
何度も茨木へ通いましたがな~
「すずめの会」、でしたかね~
なんせ、枝雀さんの落語が聞きたくて、
時折り、二番弟子の雀三郎さんの落語会に、
枝雀さんが出てくれたんですよ。

あの当時から、髪は薄かったですけど、
もう、さすがに、すっかり・・・

雀三郎さんは、「焼肉食べほ~だい」を歌ってる方です。
まんぷくブラザーズですね。コンサートも、やってはりますよ。

落語の方は、ひょうひょうとした話しっぷりです。
ハキハキはしてないけど(苦笑)
でも、やっぱり味があって面白い。
「胴乱の幸助」も面白い話ですが、
雀さんの幸助さんは、だいぶんアホですね(笑)
ケンカを買って酒を飲ます、堂々とした金持ちなんですけど~

でも、楽しかったです。

せっかく大阪の、しかもサラリーマンがいっぱいいる梅田で、
しかも、飲み屋がいっぱいつらなる大阪第2ビルの地下なので、
後輩と、飲んできましたよ~



飲み屋さんがいっぱいあるし~



17時やったんで、一番乗りでした~



とりあえず、お任せ料理、一人1500円と生ビール。
最初に来たのは「ほたるいか」とサラダ。



生ハム。



串焼き。



とんぺい焼き。



〆は、ソース焼きそば。



オマケに、酎ハイとカマンベールチーズ焼き。

撮り忘れたのもあったかもですが・・・
生チューが、380円というのも安いです。

ええなぁ~、大阪!

また行こう!







ほたる寄席

2018-08-17 18:19:49 | マイブーム・落語
先週の日曜日は、「ほたる寄席」に行ってきました。
遠方から、落語友だちが二人、落語ファンに引き込んだ?
職場の方が二人・・・席は別々ですが、5人で行ってきました。



市民ホールの小ホールです。
お盆のせいか少なめ、かな?
でも、よう笑うお客さんでしたよ~。
笑うだけやなくて、独り言を言う、音を立てる・・人もいたけどね(汗)

3席、一般で1600円。
手頃な落語会です~
職場の方たちも、満足してくれてたみたい~

桂華紋   二人ぐせ
桂雀太   代書
笑福亭銀瓶 質屋蔵

トップバッターの華紋さんは、出張ほたる寄席でお馴染み。
出張ほたる寄席は、3ヶ月に1回ぐらい?の開催で、
公民館などで、無料で行われてる寄席なんです。
いっつも満員 ← 無料やしね!

でも、出張・・で華紋さんを知ったお客さんも来てたみたいですよ。
・・1600円払って来てくださってありがとう、って言うてはりました(笑)
声もいいし、しっかり、丁寧な落語でしたね。

2番目の雀太さん。
以前に比べると、ちょっと痩せはった感じですけど、
でも、相変わらず、ベタ~っと暑苦しい?落語でした!
会場も、よう笑ってましたわ。

マクラで、すでに、暑苦しい感じでした。
大阪は暑いのではなくて、暑苦しいという話やったからね。

大阪は会話がすでに暑苦しい・・・いつものマクラか?
・・・まっちゃまち、とか~
と思ってたら、ちょっと違いました(苦笑)

・・おまえ知ってるか? あんまり暑いんで、
ナニワのモーツアルトも、ついに脱いだらしいで、知らんけど。
(脱ぐ仕草入りで ← 帽子、ちゃうよ~)
笑いましたよね~ 想像して(笑)

ネタの代書は、ほんまに鉄板ですよね。
雀太さんは枝雀さんの孫弟子やけど、ちゃんと受け継いでます。

アホがね。ほんまにアホなんです。
「と~~め~~~」とか、「ポンで~す!」とか・・

職場のお二人は、すっかり、雀太さんにハマったようです~
・・・家に帰ってきてから、Youtubeで雀太さんの落語を聞いてたらしい(笑)

代書は、なんというても、枝雀さんの「生年月日!」が好きなんですけど、
雀太さんのは、ちょっと考えオチのような、
じわっと笑いが来るという感じで、上手いですね~

トリは、銀瓶さん。
前日に部屋の掃除をしていて重い物を動かし、
腰を痛めてしまったのだとか。
「ここに来れないとこでした~」って。
ぎっくり腰やなくて、良かったです~

マクラでは、そのお片付けの話から、
いただき物も困るモノがあると言う話をしてはりました。
東京とか地方へ行っていただく一升瓶のお酒。
人気者になると何本もいただくので、宅配で送ることになるとか。
できれば、ビール券でください、とのこと~(苦笑)

地元のお酒とか、贈りたかったりしはるんちゃいます~?

できるだけ、軽いものを贈らんと、困らはるんやろうな・・
私の大好きな役者さんも、重い差し入れは迷惑やったやろな(汗)・・反省

そしてネタは質屋蔵。
幽霊が出るという質屋さんの蔵の話ですが、
さすがに銀瓶さん、きっちり、すっきりとした話ぶりでしたね。

前にも書いたけど、質屋さんのシステムを知ってるかどうかで、
オチのあたりは、わかり辛い噺かもですね。

前フリで、今どきの質屋さんのことを話してはりましたね。
冬場の毛皮のコートとか、タンス代わりにしてる人がいると。
預けてお金を貸してもらうんやけど、安く借りて利息も安くする。
利息さえ毎月払っておけば、ずっと置いてくれるから、タンス代わりやと。

そうなんですよね~。
利息を払い忘れたら品物は流されるんで、ちゃんと払わないとあかんけど。
毛皮のシーズンが来たら、元金を払って品物を受け取れば良いわけで。
つまり、利息が毛皮の預け賃ということですね。

ネタバレからいうと、蔵に出るという化け物は、預かった品物が、
まるで生きもののように動いてた、ということです。

旦さんが番頭さんに、繻子(しゅす)の帯の話をするけど、
それは架空の話で、それくらい、預かってる品物には、
それぞれ預けた人の思いがこもってると言う前フリですね。

旦さんが、化け物の正体を見てこいと言うのに、
番頭さんが怖がりなので、腕の立つ熊はんを呼びます。

そこで、熊はんの、今までナイショにしてた話・・
お酒をタダで飲ませてもらってる話、漬物をタダでもらった話・・
ここも長いですよね~~

化け物を待ってる間に飲み食いしてウトウトする番頭さんと熊さん、
蔵の戸の前に光るものが・・下座の大太鼓がゴロゴロっと鳴って、ビックリ。
いやいや、客席のお客さんがビックリしてましたけどね~!

腰を抜かすので旦さんが出てきて、蔵の中をのぞきます。
そしたら、預かってる繻子の帯と竜門の羽織が相撲を取り~の、
天神さんの掛け軸が箱から出てきて、
中に描いてある菅原道真公が、有名な句を詠み~の、
旦さんに言うんですね~

預けた主に伝えてくれと。

利上げしやな、また流される~

それがオチ。
太宰府に流されたのと、質流れをかけてるんですね。

それにしても30分以上の長い話。
腕のある人でないとこの噺はできませんよね~

ほたる寄席、次回は10月ですね。

それまでに、どこかで行くかな・・・行く日があるかな。