CuniCoの徒然・・・岩下邦子の独り言

日々の暮らしの中で、立ち止まったり、すれ違ったり。私の中のアレコレを思いつくまま、気の向くまま。

アルコール性肝硬変といわれて一ヶ月・・・

2015-02-19 07:20:26 | 華麗なる加齢 あるいは 身体
家人、よく頑張ってます。
なにしろ、私はこんなに長い時間、
アルコールが入っていない状態の家人を見たことがない。

私が、早朝4時に家を出なければならない仕事をしていた時も
午前2時に起きると・・・飲み続けていて、
下に降りて準備をしたくても、絡まれるのが嫌で、
どうにか4時には、寝てくれと願って過ごす・・・

昼ごろ起きて、体がだるいと言っては、すぐに飲み始める。
酒を飲んでいて、だるいのなんの言われても、
原因は、酒でしょ・・・と思ってるから、それを言うと怒り出す。

酒をやめろとか、減らせば・・・といえば、怒り出す。
だから、何も言わなくなる。

本人は、酔っていて覚えてないだろうけど、
私自身かなり辛かった時期がある。。。

私のライヴでも酔っ払って、お客様に絡んだり、
帰りには、支えないと歩けないような状態だったり。
5年くらい前によく転ぶようになって、脳外科受診。
アルコール性能萎縮を指摘されるも、飲み続けた。
この1年くらいは、飲んでいる最中に、
失神するようになってきていた。

それでも飲んだ。

だるさもかなりあり、手のひらも赤い。
そんな中、大腸癌でお世話になったドクターに
肝臓がフォアグラ状態で、
かなり腫れ上がっていると言われても
飲み続けた、弱くなってきてはいたけど、飲み続けた。

γGTP が500に迫り、ついに
「このまま飲み続けたら、5年もたない」と言ってくれた。
「肝硬変です!」
「肝臓は、あるポイントを過ぎたら、大変なことになる!」
「上部消化器官のカメラもします」
「絶対に飲んだら、ダメです!!」

シラフの家人が、お家にいます。
結構、いい感じです。
本人は、料理しながら、
「イッペイ、ノミタイナァ・・・」
と言いながらも、飲まずに頑張っています。

私は、じつに嬉しい。
私は、じつに幸せだ。

ずっと、待っていたんです。
本人が、わかって、お酒を控えてくれることを。

周りの人は、お酒、やめさせなきゃとか簡単に言うけど、
ずっと、浴びるように飲んできた人にとって、
それは地獄の苦しみです。
でも本当は、飲み続けることが、
地獄の一丁目だと気づかないんですね。
だから、やめない。
止めるためには、本人が苦しい思いをするのだから、
本人の決意が必要なんです。
そのキッカケを、主治医のS先生がくれたわけです。

S先生に褒められた。
「素晴らしいです!」
「優秀です!」
「岩下さんは、できる人だと、知りました。」
「立派です!」

嬉しかったなぁ・・・

子どもが、先生に褒められた時みたいに、
私は、喜んだ(^_^)v

そうなんです、できるんです、この人。

とは言っても、まだ200を切っただけ。
ここから、油断してはなりません。

いつもシミだらけのジャージだったのに、
シラフになった家人は・・・
ユニクロのGパンはいてかっこいいぜ\(^o^)/

待ち続けた私・・・
昨日は、本当に、嬉しい日でした。

米寿を祝えられるように、頑張らなくっちゃ
*・゜゜・*:.。..。.:*・'(*゜▽゜*)'・*:.。. .。.:*・゜゜・*

三月は、検査がたくさんあります。
素敵な主治医との出会い。
ありがたいことです。
私が、乳がん疑いで、造影剤MRI 検査をするとき、
私の主治医が言った。
「医者にできることは、限られている。
生きよう、治そうという患者の気持ちがなければ、
医者は、いらなくなってしまいます。
生きよう、治そうと頑張る患者さんのお手伝いを
精一杯するのが、医者なんです」

まさに、本人の頑張り・・・
それがもたらす幸せがどれほどのものか
多分、本人はあまりわかってないんだろうなぁ。

家族も社会もでっぱったり、ひっこんだり。
いろんなことありながら、推移する。
でも、そこには思いやる心、優しい気持ち・・・
愛があればこそ・・・ダトオモウ。

私のようなハチャメチャ娘(と言うには歳を取っているが)を
よくぞ、放し飼いにしてくれている・・・と、いつも家人には感謝している。

よく頑張った家人にご褒美。
今日は、片付けやめて、スーパー銭湯に行くことにしました(^_-)-☆