うさぎくん

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EV

2023年11月15日 | 鉄道、車、のりもの

京都では何度かタクシーに乗ったが、乗ったタクシーのうち1台はEVだった。
これみたいです。


wikiではSUVタイプの車、と紹介されているが、見た目はVWゴルフのようなすっきりしたデザインだ。4人で乗ったけど、狭い感じはしなかった。ドア内張がLED(なぜかピンク)でうっすらと照明されたり、大型液晶がいくつか並ぶ運転席まわりとか、なにか新しいクルマという雰囲気を醸し出している。左折するときメーターに外部カメラからの映像が表示されて、視界を補うように工夫されている。

同乗した友人たちが皆車に関心があるわけではないが、うわーなんかすごい、みたいな話題にはなった。

EV乗るのは初めてだったけど、乗った感じは・・、エンジンかからない状態のハイブリッド車みたいな感じですね。って、当たり前か。しゅるるる、って加速するけど、途中でぷるるんとかエンジンが始動したりしない。

全体に新しっぽさが横溢。京の都に最新の車っていう感じも良い。


価格.comとかでレビューを見るとこの車、思った通り賛否半ばしている。
とてもいい、と書いている人も普通にいるが、すごく悪い、と評する人の書きぶりには何か熱意を感じる。やはり色々と気に食わんのでしょうな。

考えてみると内装の斬新さは、日本でもノートオーラとか結構いい線行ってるし、Honda eの液晶張り巡らせたダッシュとか、もっとすごい。実用的にはハイブリッドの方がたぶん(電池の性能、耐久性、車重がかさむことから来る諸々のデメリット)の方が総合的には優る面が多い気がする(なんとなく思うだけです)。
しかし、たぶんノートオーラがタクシーだったとしても、今回同乗した誰も車の事を話題にはしなかっただろうし、降りればどんな車だったか、すぐに忘れたと思う。

EVを採用したタクシー会社にしてみれば、ひとつのアミューズメントとしてネタ作り、企業イメージの向上に役立つ。
なかなかいい戦略だなあ、と思ったりした。自分じゃ買わないけど、タクシーなら乗ってみたいでしょ。


EVに対する車好きの人たち、というか保守層というか・、のアンチ感情って、なかなか興味深いですよね。。日本メーカーがEVで後れを取っている(っても日産リーフとかパイオニアなんだし、PHVとかを含めれば相当モーター駆動のクルマ多いと思うけど)、という後ろ向きの感情が、ある種の感情を刺激するのかしら。

おおむかし、石油ショックや排ガス問題とかの関係で日本車がアメリカでひじょうに注目された頃、アメリカの自動車人たちは日本車憎し、の感情に沸き上がった。
V8エンジンの後輪駆動車などを作っていた米メーカーは、FFで効率の良い日本車と対抗するのに手を焼いた。
米車は長年黙ってても売れたので、技術革新を怠り、後進の日欧のメーカーに後れを取った、という見方がされた。

テレビのニュースでよく見たのは、自動車工場を解雇された男たちが日本車をハンマーでぶっ叩いたり、ひっくり返したりするデモンストレーションをしている映像だ。
本物の車は大型エンジン積んだ後輪駆動車だ、みたいな人が、結構いたのだ。
「覇者の驕り」とか、昔読んだな。。



まさに歴史は繰り返す、になるのか、何なのか。。

ちなみに個人的には、新しいのもいいんですけど、自分用にはいちおう純ガソリンエンジン、トルクコンバータ式6ATで内装も伝統的なデザインの車選びました。たぶんこの先買えなくなるかもしれないと思ってね。




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