台風19号の被害は広範囲かつ深刻なものとなりました。被災された方々、心よりお見舞い申し上げます。
前回も少し書きましたが、現宅から半径数キロの範囲で見ると、けっこう土地が低く水が溜まりやすいなど、気を付けないといけない地域があるな、ということに改めて気がつきましたが、人口増加に伴い多少宅地として不向きな土地にも開発が進んだという経緯もあるようです。
子供の頃、雨が降るといつも池のようになっていた土地も、今は開発されて公団住宅やマンションが立ち並んでいます。こちらはそれを見ているけど、他所から来た人は昔の姿を想像しにくいでしょうね(法律上購入時に説明を受けることはあると思いますが)。もちろん治水技術が進歩し、問題ないと判断されて開発が進行したことは確かですが、気象の変動具合によっては改めて問題が浮き彫りになる地域も出てくるのかもしれません。。
12日は朝から雨でいかにも不穏な感じの天気、明けて13日は台風一過で夏を思い出させる暑さ。そして14日は小雨模様でぐっと秋めいてきました。
日替わりでこう天候が変わるというのも、体に悪い気がしますが、まあ今日あたりの気候が季節的には今頃の時期に相応しいものなのでしょうね。
ちなみに昨日は出がけこそ秋空を満喫できましたが、そのあと用務で地下室に籠ってしまいました。今日は長くできずにいた洗車をすべく早起きしたのですが、結局間に合わず。いちおう雨の中洗いはしたけどね。
早朝から続々入ってくる被災の情報を見るのに飽いて、何気なくEテレを見たら日曜美術館をやっていました。
アートシーンで紹介されていたのが府中美術館のおかえり”美しき明治”という特別展。
明治初期、欧州から派遣された西洋画家たちや、それに触発された日本人画家たちが描いた日本の美しい自然や、庶民の素朴な生活の様子などを集めた展覧会です。展示点数も多く、かなり力の入った展覧会という印象でした。写真が未熟であった当時、絵画は当時の様子をビジュアルに伝える貴重なメディウムでもあります。ミレーやノーマン・ロックウェルの描く庶民を、日本のそれに移し替えたものという見方もできますが、そこは地元、かつての日本人はこんな感じだったのかという驚きを、なんというかより立体的に感じられるような気がします。
用務先でスケジュールの都合で見に行った美術館や、恩師の個展などを除けば、美術展に行くのって本当に数年ぶりくらいかな。
もちろん恩師の個展に行っても感銘は受けるのですが、見に行こうとする動機はどこかに別のものが入っているのであって、自分の自由時間にアートに触れに行くというのはまた別の心の状態が必要です。
なんか久しく、そういう気持ちになれなかったんだよね。。
府中は地理的にはそれほど遠くないのですが、車で行くとけっこう時間がかかってしまう。。電車だとよけい時間かかるかな。芸術の森というホールもあって、文化度高いな府中。。
いや、地元にもホールはあるし、隣町にも美術館はあるんだけどね。
というわけでした。