うさぎくん

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さいきんの移動音楽事情

2017年03月18日 | うんちく・小ネタ

 ひと月ほど前にこの記事を書き始めたが、多忙でまとめる時間がなく、ずるずると時間がたってしまった。

通勤などの移動中に(再び)音楽を聴くようになったのは1月以降のことだ。いつの間にか季節も廻り、今の生活様式も定着してきたようだ。

数年前の健康診断で、聴力が基準よりも落ちている(無音の環境でもわずかに高音の耳鳴りがする)と言われた。それ以来、耳を酷使するヘッドフォンステレオを通勤時に聞くことは止めた。1年ぐらいしてから、偶にはいいだろうと思って休日に長時間電車に乗るときとかは聞くようになったが、習慣的には聞かずにいた。

しかし、昨年末以降電車に乗っている時間も長くなり(通勤に加え、家と仮住まいともよく移動する)、だんだんと移動中の時間がしんどくなってきた。もちろん本も読むが、混雑具合によってはスマホも開けない時がある。

というわけで、自然イヤホンを耳にすることが多くなってきた。

しばらく使っていなかったウォークマンを再び使い始めた。さいしょはPCを何度かリカバリするなどして、音楽データをなくしてしまったものが多く、コンテンツ的にあまりぱっとしなかったが、改めてリッピングしたりして、徐々に環境を整えた。

音楽データがふるいのは、1年ほど前からGoogle Play musicを使い始めていたからでもある。Googleのコンテンツは、主に仕事で一人オフィスに残っているときなど、タブレットに音楽データを落として聞いていた。または、キッチンなどでBluetoothスピーカーと接続して、家事をしながら聞くとか。外出中に聞くことはほとんどないので、それほど積極的に使っていたわけでもない。3か月100円のお試し期間を経て、今は月に980円かかっているが、あまり聞かないのでやめようかと思っていた。

ただ、せっかくライブラリをまとめたことでもあるし、せっかくだからもう少し活用してみようと思い、Amazonで評判の良かったSoundPEATSのQ12というイヤホンを買ってみた。

このブランドについて予備知識はなかったのだが、ランニングなどのときに使えるイヤホンとして、ネット上では結構な評判になっているようだ。価格も安い。これを、Google Play Musicからコンテンツをダウンロードしたスマホを接続して聞く。スマホはこのほかに、普通にパソコンからダウンロードしてきた音楽や、ボイスレコーダーの音とかも入っているので、それも聞ける。テレビの録画とかもあることはあるが、あまり見ていない。

こんなポーチが付属している。本体に比べてやや大きい気もするが、ある程度のサイズがないとなくしてしまうのかもしれない。

本体はこんな感じ。リモコンには3つのボタンがあり、電源のオンオフ、Bluetooth接続、音楽のオンオフ、スキップ、音量調整すべてできる。充電はUSB端子から。

 

で、いまのところこの二つ(パソコンのリッピングデータを取り込んだウォークマンと、Q12+スマホ)を併用している。

はっきりした使い分けがあるわけではないが、Google Play musicはクラシックが弱い(コンテンツとしてはあるのだが、リファレンス性が悪くて、ライブラリには入れていない)ので、自然ウォークマンをクラシック系、それ以外をスマホみたいな使い分けになっている。とはいっても、ウォークマンにもカーペンターズやらキャロル・キング(それってクラシックじゃ?)も入っているが。スマホというか、Google Play musicではプレイリストに昭和歌謡みたいのも入れてあり、いしだあゆみとか岩崎宏美とか(だからそれってクラシックじゃ?)も聞ける。

音質でいうと、やはりウォークマンのほうが多少良いようだ。それよりも、ノイズキャンセルが強力だという点のほうが大きいかもしれない。3年前の製品だが、昔に比べるとノイズ遮断技術は隔世の感があるなあ、と改めて思ったりする。Q12もノイズキャンセル対応になっていて、一般的にはこれでも十分だが、ウォークマンのほうが遮音が強い。

スマホ付属の音楽プレーヤー(Samsung製)は、アルバム単位で演奏する場合、そのアルバムが演奏し終わったらアプリも停止する。ウォークマンはアルバム単位で演奏して、そのアルバムの最後の曲が終わると、次のアルバムの演奏に移る。外出して手が塞がっているとき、これは結構便利だったりする。

それと、ウォークマンはイヤホンが有線だが(Bluetoothもついているが、これが酷い代物で、全然ペアリングできない)、これも案外と使いやすかったりする。Bluetoothは電源入れてペアリングしないといけないが、出先でQ12の小さなボタンを長押しして接続を確認して・・とやるのは案外ストレスだったりするのだ。きちんと接続できないまま、スマホの演奏ボタンを押せば本体から音が出てしまう。電車の中でそれをやったら、そりゃ恥ずかしい。。なので、有線であることは必ずしもディスアドバンテージとも言い切れないのだ。

家の自動車はBluetoothをサポートしている。車での移動は、スマホをつかった音楽演奏の独壇場だ。 さっき書いたように、ウォークマン付属のBluetoothはとても弱くて、車では認識できない(というより、ほとんどの機器と接続できない)。ここで問題となるのは、さっき触れたアルバム単位での演奏終了だ。運転中に演奏が終了したら、スマホ画面を見ながら別のアルバムを選択して・・などとは簡単にはいかないし、だいいちそれは違法だろう。グーグルではなく、スマホのミュージックプレーヤーなら車側である程度操作はできる。グーグルのほうはそれもできないので、長めのプレイリストを準備しておくしかなさそうだ。

話は少し変わるが、引っ越し時に廃棄予定のスピーカー、TEAC S-350。

既に結線を外されて久しい。もとはサブシステム用として、テレビともつないで使っていた。一見シングルコーンに見えるが実は同軸の2ウェイで、突板仕上げの上品なキャビネットと相まって、同社が輸入代理店をしているTANNOYのスピーカーを思い起こさせる。システム構成から、ニアフィールドで聞くと精密な音場感が味わえる、と紹介されていたが、それほど切れ味の良い音という感じではなく、個人的には上手に使いこなせなかった、という印象が残っている。試しにミニコンポにつないでみたことがあるが、こもったような音になり、結果はよくなかった。経年でエッジが切れてしまい、中古でどこかに持ち込むこともできなさそうだ。

22年前に買った、ミニアクティブスピーカー。電池2本で動く。ウォークマンにつないでよく出先で使っていた。こちらこそ、ニアフィールドで聞くと信じられないくらい、精密な音場が再現される。よく枕元において聞いていた。

今の家の引き渡しを受けた後、家具の配置を決めようと家の中に入ったことがある。このスピーカーとポータブルMDを持ちこんで、外にどのくらい音が漏れるか、確認してみた。窓を閉めて外に出てみたが、案外盛大に外に音が漏れることがわかり、ちょっとがっかりした。当時はマンションに住んでいて、音漏れに関する隣家との関係に神経を使っていたのだ。曲はモーツァルトの36番か39番の交響曲だったと思う。

 

 

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