
SNSで神社好きの方の投稿を見て知りました。
鷲子山上神社(とりのこさんしょうじんじゃ)、茨城県と栃木県の境にあります。フクロウの神社です。

宇都宮から北東に向かって40分ほど進み、街道から更に林道のようなところを登って行きます。
のですが、ナビの案内に従って進むと工事の為通行止め。
神社のウェブを見ると、反対側にもう一つ道があるが、狭いので対向車に注意せよと。
確かにかなり狭かった。対向車が来たら厄介だなと思ったけど、幸い来ませんでしたが。

この上にあります。

見えました。

SNSの方は引きが効かない(写真撮るときに全体が入らない)と仰ってました。これを撮ったときはまあ一応入るじゃないか、と思ってましたが(換算24㎜レンズ使用)、たしかに構築物全体を撮るのは難しかったかも。

ベースの部分がこうなっているのです。
中央の木の柱は、手で叩いて抱え込むべし、とか、4つの柱には駄円のしるしがあり、そこに掌を乗せよ、などと書かれています。

ベースは金属の構築物だとわかりますが、フクロウそのものは何でできているのかわかりません。たぶん金属かもしれませんが、薄板を叩き出して、溶接して組んだのだと考えると、相当な手間がかかっていると思われます。
身体の表面は完全な平滑ではなく、透かすと多少でこぼこがあります。目玉や目の周りは平滑で、かなりきれいに造形されています。
ただ、金属だとすると重量も相当なものになるはずで、それをどうやって山の上に持って行ったのか。
夕立のような雨が降ると、カンカンとにぎやかな音を立てるのではあるまいか。色々考えたりします。

塗装はかなりきれいなので、制作されてからさほど時間が経過していないか、近年整備が行われたものと思われます。
フクロウの身体は金色を意図しているものと思われますが、ブロンズ系の自動車を思われるような色合いです。

以前うさぎが御祭神という神社はいくつか訪れたことがあり、手水場にうさぎがいたり、狛犬ならぬコマうさぎがいたりすることがありました。
しかしこれは狛犬系のなにかではなく、でかいフクロウです。
観音様とか大仏は巨大ですが、あれは仏教です。
よくわからんが、相当ユニークなことは確かです。

ひとつ言えることは、どうもこちらの宮司さんはけっこう派手なことがお好きなようです。

茨城と栃木の境目にあるのも売りです。
僕もすみっこ暮らしが好きと言うか、今もそうですが行政区の境付近に住むことが多いです。

フクロウは「不苦労」と呼ばれ、で苦労の絶えない僕にはとってもありがたいのであります。
なかなか、ユニークな神社でございました。
*追記:そういえば行きがけの東北道で東京消防庁の車列としばし並走しました。例の大船渡の山火事の消火応援でしょうか。高速ですし、制限速度マイナスアルファぐらいの速度だったので、進路を譲るようなことはしませんでしたが(平常通りの流れでした)、消防車はサイレンを鳴らしているようでした。はしご車のようなものより、なにか特殊な作業車のような車が多かったようです。
山火事で被害に遭われた方、非難されている方々にお見舞い申し上げます。消防隊員の皆様、お疲れ様でございます。