理論的なことはわからないのだが、前宅から持ってきたオーディオセット(どちらも大したものではない。一つはいわゆるミニコン)は、どちらも前宅にいたころより良い音を鳴らしているようだ。部屋のアコースティックが関係しているのだろうけど、一般的には木造家屋は音を吸収して(逃げてしまう)しまうのでデッド、鉄筋コンクリートの家は反射が問題となるので対策が難しい、とされている。
集合住宅は隣宅との音漏れが問題となる。心配していたが、うちの場合、写真のスピーカーの先は自転車置き場であり、建物自体、駅前の大通り沿いにあるということで防音対策がしっかりしており(以前はピアノも許可されていた)、そう神経を使わなくてもよさそうだ。1階なので、階下の振動も心配はない。
このスピーカーは22年の間に3つの家を経験していることになるが、今が一番伸び伸びと鳴っている気がする。
繰り返し言い訳するけど(^^;、安物の機械を使っているので、そんなに大した音はしていないはずだ。レコードプレーヤーなんか、1万円もしないおもちゃみたいなやつで、40年前持っていたシスコンよりしょぼいが、ごらんのとおり置き場所が限られるので、深追いはしないようにしている。アンプも古いが、古いゆえにPHONO入力があるところがミソだ。。
ディアゴスティーニのビートルズLPシリーズは、先々週ホワイトアルバムが出た。ここまでのところ毎回出るたびに買っている。2枚組は4千円、1枚ものは2,800円だが、今日買える新品レコードとしてはこれはとても安い、と思う。先日キャロル・キング「つづれおり」がLPで復刻発売されたのを店頭で見たが,4、500円だったかな。安いつったって、うちではGoogle Play musicでビートルズ全曲がいつでも聞けるはずだし、リマスターしたCDのほうが取り扱い、音質共にいいのでしょうけど。。
ミニコンも更新しそびれて、これは買って11年になる。当時でもビクターやケンウッドなど、音質とコストに優れたモデルはあったが、本機がマニアや評論家たちに注目された、という話は聞いたことがない。以前にも何度か書いたが、前宅では本棚の上に括り付けて(3.11を乗り切った)、部屋の上のほうから音が降るようにしていた。現宅ではONKYOのスピーカー台(本来INTECシリーズ用で、昔のオーディオ雑誌推奨のモデル。以前はサブシステム用に使っていた)に載せている。音場がきっちりとまとまり、昔より明らかにfレンジが伸びていい音になった。手持ちの機械が良い音になると、ちょっとうれしい。
MDつきだが、これを代替してしまうとMD(LPで録音したもの)が聞けなくなる。CDのほうだが、先日は音飛びがひどくなり、慌ててクリーナーディスクで掃除をした。レガシー・メディアを色々抱えておくのも苦労が多い。
カセットデッキ、DATデッキとも所有はしているが、普段はつなげていない。カセットは別途、ラジカセで一応ならせるようにはなっている。確か、転居のときに結構捨てたはずだが、全部は捨てられなかったんだよね。。
もっとも、転居してから1,2本箱から出しはしたが、それ以外のテープは引っ越しのときにいくつかの箱に詰めたまま、開封していない。
古いメディアを使えるようにしておく、というのは、どうも自分の性癖が関係しているようで、転居という機会がありながら、完全には吹っ切れいていないのだ。。
ラジオは、以前は寝る前や寝ざめにずっと聞いていたり、書斎でもFMをかけていたりして、かなりなじみ深いものだった。現宅の地域では電波事情がだいぶ変わり、その辺に無造作にラジオを置いて受信するというのが、あんがい難しくなってしまった。まあコンクリートの家はそういう傾向はあるのだが、時代はネットラジオでしょうかねえ。。ただ、アンテナとかを色々いじって、いい音で聴けるようにするというのはむかしからの習い性というか、ついそうしたくなってしまうのだ。このラジカセは、キッチンで調理中にAMラジオが聞きたくて、ここに持ってきた。受信状態は正直厳しいが、小音量で聞けば何とか。
いま、台風が来ていますが、災害時にはラジオ、必要なこともあるでしょうからね。。これは電池でも動くが(単2 6本)、買っておいた方がいいかな。。