昨日は早く退社して、友部から車で戻る途中に桜川市にある磯部稲盛神社に寄り道しました。午後になって天気が回復してきたため、ふと桜を見たくなったためです。アパートを17時前に出発。日の入りまであまり時間がないため、友部ICから笠間西ICまで北関東自動車道を利用。アパートから20分で目的の桜川市に到着しました。

磯部稲盛神社の入り口です。

神社の案内板です。磯部稲盛神社は天照皇大神、木花佐久耶姫命、天手力雄命などの諸神を祀る神社です。 景行天皇の時代に東国平安の分霊を移して祀ったという伝説もあります。代々藩主の崇拝を受けたほか、徳川光圀の参詣も受けました(桜川市HPより引用)。

境内のソメイヨシノは咲き始めですが、拝殿左手の桜は満開です。木造の狛犬は県の文化財に指定されています。

拝殿で御参りします。

裏手にまわり本殿を見上げます。本殿は立派な彫刻で飾られています。

近くに要石が祀られています。説明によると、当神社は常陸の国 一宮 鹿島神宮の戌亥(北西)を護る鎮守の森とされ、鹿島神宮と共に国土・常陸の国の吉方を守護しています。鹿島神宮の要石は、凹型、鯰の頭をおさえ、磯部神社の要石は凸型、鯰の尾をおさえて、古来より互いに連なり守護していると伝えられています。また深さを調べようと、底を三日三晩掘り下げたが、底が出なかったとの言い伝えがあるそうです。

要石の横には、かご(鹿子)の木。

こちらは合格祈願の大きな絵馬です。桜の花びらに願い事が書かれています。桜川市らしいですね。
続いて案内に従い目的である糸桜を見に行きます。境内には昔、館があったらしく、南北朝・室町時代(中世)の磯部氏の館跡のようです。小高い丘を下る途中で、磯部館土塁・空堀跡という案内がありました。

目的の糸桜です。ソメイヨシノより一足早く見頃を迎えていました。

糸桜は、謡曲「桜川」に謡われているそうです。糸桜はしだれ桜の別名です。

磯部稲盛神社の糸桜は今が盛りです。

のどかな景色が広がります。

振り返ると正面に加波山。
磯部稲盛神社の境内には天然記念物指定種の山桜が多く、これから見頃を迎えるそうです。